公民館2023年12月27日

3月議会で公民館建設準備予算の2億8千万円が議会で否決され、建設の話が始まってからもう6年もたつのに未だに公民館はいつ建つのかさえ分からない。民間企業ではありえない意思決定の遅さだ。反対した多数派議員らも公民館を建て替えることに反対しているわけではない。あれこれ理由をつけて自分たちが町長与党でないので現町長の施策は通したくないという本音が透けて見えている。他にも中学校給食の無償化を始めようとしたわずか2千5百万、72億の予算の0.3%を新学年直前に否決したのだから大人のいじめとしかいいようがない。

ただ、わしは公民館建て替えは立地もコンセプトも反対だ。今ある町役場の隣に公民館は建っているが駅から遠い不便なところだ。今どきの公共施設は商業施設との統合で建てるものだ。施設の利便性が集客を促し周囲の経済を活性化し、公共部門の利用者も伸びるという相乗効果があるからだ。駅舎に併設した商業施設との統合施設が町の活性化には必要だと思う。確かに金はかかるし様々な交渉が必要でもっと時間はかかるかもしれないが、損して得取れだ。多数派町議員のいじめにも呆れるが、ありきたりな建て替え案しか出さない役場執行部もどうかと思う。小さな自治体だからこそできるフットワークの良さを見せて欲しい。