多様性の町内会2024年06月01日

やっと町内会のお役御免の総会が来た。15分前に会場に行くと新執行部は一人だけ。なんだよ誰が準備するんだよとぼやきながら二人で机を運んだ。5分前に新会長がやってきて、何を指示していいか分からないようだ。議長をお願いしていた人に頼んで、段取りを新会長と打ち合わせてもらう。新役員は組織会合の経験がない人ばかりなのは知っていたが、まさかここまで知らないとは驚いた。ただ、分からなければ分からないと言えばいいのにそれができない。ようやく段取りが住んで10分遅れて開始。ワシも決して総会慣れするほど関わったことはないが、理屈は執行部案を代議員に図るという図式だ。ところが新会長は執行部提案に皆が不安をいうので皆が賛成しているにもかかわらず自分で執行部案にただひとり反対した。執行部が自分が報告した執行部案に反対してどうする気なのと思わず口走ってしまった。

議長はまぁまぁと皆が賛成しているのだから採択なのだと、新会長を忖度してくれたので事なきを得たが、普通は執行部が原案を引っ込めたといわれかねない事態だった。そのあと、新会長は今年の目標は良い引継ぎをすることだと宣った。要は旧役員の引継ぎが不十分だから思うように動けないというわけだ。冒頭発言で大事なのは今年何をするかであって、引継ぎは結果を出してからだ。文書を読めば理解できるように時間を割いてきたワシとしてはやるせない。でも、こんな人もいるのかと勉強にはなる。

ポケットWi-Fi2024年06月02日

会場参加とリモート参加のハイブリット講演会を開催した。前回は会館が貸与するポケットWi-Fiで実したが開催後2時間で低速接続に変わった。スマホのテザリングで残り1時間を乗り切ったが、冷や汗ものだった。失敗してから思い出した。昨年もレンタルのポケットWi-Fiを使い3時間ほどで低速接続になったのだ。前回は4台のPCをリモートに稼働させているので、1時間当たり最大2ギガバイトを消費するのでレンタル代が安価なポケットWi-Fiは1日3ギガバイトで制限がかかるので2時間たてば必ず速度が落ちてしまう。今回は4台のPCを稼働させ、7時間稼働するので14ギガ以上消費する。そこで1日上限10ギガのポケットWi-Fiを2台レンタルした。もしもの予備に会館のものも借りた。

結果的には最後まで通信速度に制限がかからず事なきを得たが、万全を期したはずが開始後1台のポケットWi-Fiが自動的に再起動してしばらくつながらなくなった。予備の会館レンタルのものを使ってリカバーしたが、10ギガ制限なのに理由が分からなかった。自動再起動後は順調に使えたがすっきりしない。2台はあるものの同じ会社の回線だから通信が込み合ったのか、そもそも再起動のかかった1台の物理的な不具合なのかよくわからない。次回は1日制限はなく総量30ギガバイトという機種が今回の2台をレンタルするもののと同額なので試してみようと思うが、大丈夫かいな。

ペルソナ・ノン・グラータ2024年06月03日

中国の呉江浩駐日大使が主催する座談会で、台湾の総統就任式に日本の国会議員30人超が参加したことに触れ、日本が「台湾独立」や「中国分裂」に加担すれば「民衆が火の中に連れ込まれることになる」と発言した。座談会には鳩山由元首相や社民党の福島党首が参加し鳩山氏らは呉氏の主張に反論すらしなかったという。台湾問題で中国の意に反することをすれば日本に侵攻して日本人を殺すと言ったに等しい。この外交官の発言は、「不適切」抗議では済まされないと国会内でも議論になっている。呉氏は昨年も同様の発言をしており、外務省は厳重な抗議を行った。日本政府の正式な抗議を無視し発言を繰り返した意図は極めて悪質だ。『ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)』として追放すべきだという意見もある。ワシにしてみれば、国民を殺すと恫喝されても黙っている元首相や野党党首も我が国のペルソナ・ノン・グラータだと思う。

1972年の日中共同声明で、中国は台湾は中国の一部だといい。日本は中国の立場を十分理解し、尊重するが、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持すると言う。領土の問題は終戦時のポツダム宣言で中華民国と日本の領土は明確になったが、今の中国の領土については当たり前だが未来のことなので触れてはいない。中国を理解しているから日台関係は非政府間の関係を維持してきた。ただし中国の武力による現状変更については世界も日本も許さない。台湾は独立を求めず、平和的に現状維持を続けると今回の新総統も宣言した。その平和的姿勢を日本の議員がお祝いして何が悪いと言わねばならない。台湾ばかりか日本まで武力の威嚇と恫喝を繰り返す外交官はお帰りいただくのが筋というものだ。

6人の女 ワケアリなわたしたち2024年06月04日

今回もフランスTVドラマが良い。がんサバイバーの女性たちが友人の弔い登山に行く話。原作名は Les Randonneuses=ハイカーたち という他愛もないタイトル。6人の女性のワケアリについて登山途中に毎回明かされていく6回連続ドラマ。標高3,500mのドーム・ド・ラ・ローズ山の山頂を目指す。監督は、ワシのお気に入りドラマ『アストリッドとラファエル 文書係の事件簿』の監督を務めたフレデリック・ベルトで原作と脚本は全員女性らしい。イタリアとの国境の山岳風景がこれでもかというくらい出てくるのが気持ちがいい。空の深い青と白い氷河、グレーの岩肌の中を進んでいく。同行する二人のガイドと二人の男性客、10人で登山(ハイク)をするだけで、他愛ない会話やつまらない諍いをするのだが背景と音楽が良くて何故か見入ってしまう。山小屋の中も日本では考えられないくらい整備されていておしゃれだ。

カップルになって小屋中に響き渡る喘ぎ声にみんなが寛容なのも良い。都会の中で精神的に追い詰められて孤独に暮らすがん患者が登山でかけがえのない仲間になるという筋書き自身はあるあるだが、最後はよりよく生きるとはどういうことなのか問いかけてくるのがフランスドラマらしくて良い。こういうドラマは日本アルプスでは撮れないなぁとも思った。がんサバイバーを取り巻く環境は大変だがそれを無理せず普通に描くというのは自閉症捜査官をうまく描いてきたフレデリック・ベルト監督の手腕だと思う。

京急蒲タコハイ駅2024年06月05日

サントリーと京浜急行電鉄が行う京急蒲田駅でのコラボイベントが、アルコール依存予防のNPO法人から「公共の場にそぐわない」などと抗議を受け、「京急蒲タコハイ駅」の看板などを撤去した。「駅は公共性が強い場。 乗客には、子どもや、禁酒・断酒中の人、飲めない体質の人もいる」というのが理由だそうだ。これに対してSNSでは「目くじら立てる事か」と批判が相次いでいる。様々な社会事象について反対を表明することは自由だ。また、企業が様々な工夫を凝らして売り上げを伸ばそうと宣伝するのも自由だ。ただ、企業は売り上げに支障がありそうだと判断すれば宣伝内容を改める。こうした「善意の団体」のクレームについて企業は無視することはできない。サントリーは看板は下げたが構内酒場イベントは実施し、どちらの意見も汲んでバランスをとった。

ただ、ワシが気になるのは、病人など社会的弱者、社会的マイノリティーがいるからと言ってそれを代弁した「善意の活動家」が大きな声を出せば、物言わぬ大多数の意向や嗜好について「我慢せよ」とないがしろになることだ。賛否のあるものについて少数側が「差別」と言えば議論がストップしてしまう傾向にも通じる。表現の自由は双方の意見が担保されてこそ成り立つ。「少ないもの勝ち」現象は不平等不満が蓄積し結局社会を分断してしまう。また、少数でも声を上げれば多数者が譲歩するということを繰り返せば、結局自由は形骸化し大声の自由が大手を振ることになる。

知床太陽光パネル2024年06月06日

知床半島沖の観光船沈没事故を受けて国などが進めている半島での携帯電話の基地局整備について、自然保護団体などが反対を表明する中、地元の斜里町は当面、工事を見合わせるよう国などに求める考えを明らかにし、羅臼町は整備について見直しを求める考えはないとしていて、地元で対応が分かれている。太陽光パネルは1.5平方メートルで晴天時で毎時300W発電する。携帯基地局は5G局1基で毎時5kw程度(4Gなら1kw)の電力がいるので20枚のパネルが必要になる。夜・曇天用の蓄電も必要なのでこの倍以上のパネルが必要になり。最低40枚程度だとしても40m×60mの敷地と蓄電場所がいる。大手4社の携帯会社が参加すればこれの4倍の敷地200m×300mを知床の地面に張り付ける必要がある。設置場所はサッカーグラウンドほどの約7000平方メートルに電源となる264枚の太陽光パネルなどが設置されることが公表されている。

観光船沈没事故を受けては業務用無線の導入を促す制度の運用を始めており、安全対策として基地局を整備する意義は薄れていたにもかかわらず、チャンスとばかりに太陽光パネル電力事業が動き出した感がある。ただ東側の羅臼町は事故以前から漁業者の安全のために整備を要望してきた経緯があり反発しているというが、業務無線を入れれば済む話ではないか。どこかで再エネ関係者が暗躍していると疑われても仕方がない。

特殊出生率1・202024年06月07日

令和5年の合計特殊出生率は、1・20となり、過去最低を更新した。出生数も72万7277人で過去最少。人口は84万8659人の減で過去最大。第1子出産の女性の平均年齢は31・0歳となり、晩産化が一層進んでいる。特殊出生率は高いのは沖縄県の1・60。最も低かったのは東京都の0・99。西日本ほど高い「西高東低」の傾向が見られた。婚姻件数は前年より3万213組減の47万4717組。平均初婚年齢は夫が31・1歳、妻は29・7歳。離婚件数は前年より4709組増加し、18万3808組だった。この間の少子化対策や先日衆院通過した健康保険に上乗せする子育て支援金徴収をあざ笑うかのように出生数は減り続けている。注目すべきは、子育て支援に手厚いはずの都市圏の出生数が軒並み下がり続けていることや、婚姻件数が減り続け女性の初婚年齢が30歳目前に上がり続けていることだ。

つまり出生数と出生後の支援策の公的投入額には有意な関連性がないということになる。出生数減少と可処分所得額減少には連関性があるのかもしれないが、これも所得の最も低い沖縄が出生率1位なので確たる根拠とは言えない。温暖な気候だが都市から離れ所得は低く、若者が居住するが昔ながらの地域コミュニティーのあるところの婚姻率や出生率が高いということか。それならば、都会居住増税か地方居住減税などの施策の方が効果が出るのではと思ったりもする。

県警資料漏えい?告発?2024年06月08日

鹿児島県警退職の元生活安全部長が内部資料漏えいの疑いで逮捕。弁護士が勾留理由の開示を求める手続きが鹿児島簡易裁判所で開かれ、容疑者は「県警職員の犯罪行為を県警本部長が隠ぺいしようとしたことが許せなかった」と意見陳述し、代理人弁護士は拘留の取り消しを求める準抗告を行った。ドラマではあるある事件だし、ピラミッド型の大組織では官民問わず毎日のように起こっている事件でもある。その大半が現場でもみ消されトップの身分を守っている。しかし、責任を問われるべきは情報提供された側の記者である。記者は情報源の秘匿が最も重要だ。容疑者こと元部長は知り合いでもない北海道の記者に実名を明かさず郵送で情報を送った。記者は遠方で取材不可として、福岡のWEB記者にこの情報を転送した。このWEB記者は鹿児島県警の他の内部リーク記事を扱っていた。県警は、被害者情報までが公開された記事を違法としてWEB記者の家宅捜索を行う。そのガサ入れの中で元部長の手紙を見つけ出し今回の逮捕に至った。

県警本部長にしてみればこの内部リーク事件で不祥事を起こさぬようにと謝り倒した矢先の泣き面に蜂の事件だった。だが、今回の事件は質が違う。トップが隠ぺい指示した疑惑が出てきたのだ。元部長も既知の記者に実名を明らかにして告発したほうが拘留は免れたかも知れない。今回の事件は泥棒に縄を結わせるような捜査になり、良くて本部長の辞職で幕はひかれてしまうのだろう。しかし、「今回、私が行った行為により、多くの方々にご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ないと思っています。ですが、私としては、警察官として、信じる道を突き通したかったのです。決して自分の利益のために行ったことではありません。鹿児島県警においては、間違っていることは間違っていると認め、県民の皆様に、再び信頼してもらえる組織に生まれ変わってくれること心より願っております」という元部長の捨て身を無駄にしたくはない。

四条界隈2024年06月09日

久しぶりに四条界隈を歩く。ビヤパブを梯子したが、半分は外国人だ。生ビールの値上がりは凄まじく、1パイント1000円を超えていた。ちょっと酔っぱらおうと思うと3000円は超えてしてしまう。地ビールの立ち飲み屋もいたるところにできていて、そこは一杯1500円を超えていた。たかが生ビールでこんな高いとはと情けなくなった。外国人にしてみれば円安で安いと感じるのだろうが、下々の日本人には立ち飲みつまみ付きで2000円は許せない。それでも日曜黄昏時の四条界隈の店は人波が途切れず、繁盛しているようだった。

昔は3000円もあれば腹いっぱいで酔っぱらえたのに、6000円払った今日はなぜか酔えない。いつまでもあると思うな赤ちょうちん。寂しい思いで四条界隈を後にする。

ごはんの保温2024年06月10日

炊飯ジャーの保温で雑菌が増殖しないか気になっていた。培養器のような環境にならないか気になり、冷ご飯の方が良いのではないかと保温を切っていたが大間違いだった。菌は、60度以下で繁殖しやすい。炊飯器の保温温度は60度〜70度くらいに設定されており「ジャー兼用電気がま(保温機能つき炊飯器)、電子ジャーは保温試験を行ったとき、ごはんの各測定箇所の温度が67〜78℃であること」と規格が定められている。しかし、丸一日はもたない。ごはんにもともと存在している「好熱性細菌」「枯草菌」は炊飯器内の高温でも十分生存・増殖できる細菌だ。

結局、メーカーが推奨するのは5~6時間だという。家族が少なくなると、2合でも1食分は多すぎる。もったいないので次の食事まで保温するが結局もたないようだ。1合を毎回炊くのはめんどくさいが、これから梅雨に差し掛かり細菌が増殖しやすい。こまめに炊くしかないようだ。
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