「抗日勝利」北京パレード ― 2025年09月05日
北京・天安門広場を覆った「抗日戦争勝利80年記念行事」。習近平の横にプーチン、さらに金正恩までが並ぶ──まさに“反日三兄弟”の顔見世興行だ。戦車が地を揺らし、ミサイルが林立する中、国営テレビは「歴史を忘れぬ中国の強さ」を何度も垂れ流す。そしてそこに、厚かましくも“お呼びでない”鳩山由紀夫元首相がちゃっかり登場。悪の三兄弟に加わる迷子のピエロかと思いきや、国際的な珍景と化している。だが、それ以上に不気味なのは、日本の沈黙だ。首相も外相も口を閉ざし、野党党首も一言も言わない。まるで“見ざる聞かざる言わざる”の三猿外交。
歴史の核心を見れば、中国共産党の後出しじゃんけんのような捏造が際立つ。国民党は命を懸けて抗日戦争に戦い抜いた一方で、毛沢東率いる共産党はその足を引っ張り、国民党の戦力を削ぎつつ自党の権力基盤を温めていた。戦後になってから政権奪取した共産党は、この事実をきれいさっぱり消し、自分たちが抗日の勝者だったかのように物語を塗り替えた。これこそ“歴史の盗人”かつ、現代版“大本営発表”だ。ただ、忘れてはならないのは、日本の侵略で中国国民が甚大な被害を受けた現実だ。戦闘や占領下での殺害・略奪・暴行──規模や性格は議論があっても、市民が犠牲になった事実は消えない。だから日本は、自らの加害をあいまいにせず、事実に基づき語り続ける責任がある。共産党の都合のいい歴史に迎合する必要など微塵もない。
戦前の日本は「大本営発表」で現実を隠し、国民を都合のいい夢に閉じ込めた。最後は破局的な敗戦だ。今の中国共産党がやっていることは、まさに同じ道を歩むこと。抗日戦争を「共産党が主役」とすり替え、勝利を誇示する軍事パレード──これも、後出しじゃんけんの捏造そのものである。日本にとっても他人事ではない。中国の虚構に沈黙することは、過去の日本が犯した愚行を自ら繰り返すことと同じだ。黙ることは責任放棄、嘘の歴史に加担する行為である。
北京の軍事パレードは、中国の力を誇示する場であると同時に、日本の覚悟のなさをさらけ出す舞台でもあった。モディ首相ですら歴史認識の違いから参加を拒んだのに、鳩山はノコノコと出席。退任後の彼は、常識を外れた“迷走老人”と化し、国際社会で日本を笑いものにする「歩く珍景」でしかない。だが笑いものは日本全体かもしれない。鳩山の珍行動を笑って済ませる間に、中国共産党は歴史を書き換え、世界に広める。政府も野党も、沈黙という逃げをやめ、被害の事実と加害の事実を正しく語り、毛沢東の後出しじゃんけん的捏造を暴かなければならない。
中国国民にも、日本国民にも、歴史を直視する苦痛はある。しかし現実から逃げる国家は必ず行き詰まる。中国に警告し、日本に警鐘を鳴らす──そのために、事実を語り、虚構を暴くことこそ、今の私たちの責任なのだ。
歴史の核心を見れば、中国共産党の後出しじゃんけんのような捏造が際立つ。国民党は命を懸けて抗日戦争に戦い抜いた一方で、毛沢東率いる共産党はその足を引っ張り、国民党の戦力を削ぎつつ自党の権力基盤を温めていた。戦後になってから政権奪取した共産党は、この事実をきれいさっぱり消し、自分たちが抗日の勝者だったかのように物語を塗り替えた。これこそ“歴史の盗人”かつ、現代版“大本営発表”だ。ただ、忘れてはならないのは、日本の侵略で中国国民が甚大な被害を受けた現実だ。戦闘や占領下での殺害・略奪・暴行──規模や性格は議論があっても、市民が犠牲になった事実は消えない。だから日本は、自らの加害をあいまいにせず、事実に基づき語り続ける責任がある。共産党の都合のいい歴史に迎合する必要など微塵もない。
戦前の日本は「大本営発表」で現実を隠し、国民を都合のいい夢に閉じ込めた。最後は破局的な敗戦だ。今の中国共産党がやっていることは、まさに同じ道を歩むこと。抗日戦争を「共産党が主役」とすり替え、勝利を誇示する軍事パレード──これも、後出しじゃんけんの捏造そのものである。日本にとっても他人事ではない。中国の虚構に沈黙することは、過去の日本が犯した愚行を自ら繰り返すことと同じだ。黙ることは責任放棄、嘘の歴史に加担する行為である。
北京の軍事パレードは、中国の力を誇示する場であると同時に、日本の覚悟のなさをさらけ出す舞台でもあった。モディ首相ですら歴史認識の違いから参加を拒んだのに、鳩山はノコノコと出席。退任後の彼は、常識を外れた“迷走老人”と化し、国際社会で日本を笑いものにする「歩く珍景」でしかない。だが笑いものは日本全体かもしれない。鳩山の珍行動を笑って済ませる間に、中国共産党は歴史を書き換え、世界に広める。政府も野党も、沈黙という逃げをやめ、被害の事実と加害の事実を正しく語り、毛沢東の後出しじゃんけん的捏造を暴かなければならない。
中国国民にも、日本国民にも、歴史を直視する苦痛はある。しかし現実から逃げる国家は必ず行き詰まる。中国に警告し、日本に警鐘を鳴らす──そのために、事実を語り、虚構を暴くことこそ、今の私たちの責任なのだ。