「赤いきつね」アニメCM2025年02月23日

「赤いきつね」アニメCM
東洋水産の「赤いきつねうどん」ショートアニメ広告を制作した株式会社チョコレイトは、CM批判に関してXで炎上していることを受け、公式Xに声明を投稿した。同広告では、女性が薄暗い部屋で「赤いきつね」を食べるシーンが描かれており、一部SNSでは女性の頬が赤くなった表情やうるんだ瞳が「性的に見える」と指摘され、賛否が巻き起こっていた。また、広告が生成AIを使用しているとの憶測や、関係者への誹謗中傷も発生していた。これに対し、チョコレイトは声明で「本作はすべてプロのアニメーター・クリエイターによる手作業で制作されており、一切の生成AIは使用していない」と明言。企画はクライアントと協議を重ね、制作チームと共に表現を決定したと説明した。さらに、「弊社はクリエイティブに対する責任を持つ立場として、制作に関わるすべての関係者を守ることが責務である」とし、虚偽の情報拡散や関係者への誹謗中傷は名誉を著しく毀損するものであり、看過できないと強調。特定の個人への悪質な言動を控えるよう求めた。最後に、クリエイティブに関する意見があれば専用メールアドレスまで送るよう案内し、冷静な議論を呼びかけた。「赤いきつね」がコンビニの棚から売り切れているとの報告もあり、東洋水産にとっては結果的に売り上げ向上につながった可能性がある。一方、制作会社にとっては心外な事態だが、見解を発表することで炎上をさらに加速させる結果も予想できる。

「赤いきつね」アニメCMが、一部で「性的だ」と批判される一方、「問題ない」との反応も多い。炎上は16日にXで突如発生し、翌日Yahoo!ニュースに記事が掲載されると、「何が問題なのか」と疑問視する声が相次いだ。このように、一部の少数意見がメディアに取り上げられ、実際以上に炎上しているように見える現象は「非実在型炎上」と呼ばれる。また、アクセス数を稼ぎたいメディアが、声高な少数派の意見を拡散し、注目を集める「アテンション・エコノミー」の影響を指摘する声もある。さらに、一部の炎上対策コンサルタントが「炎上」を利用し、企業に対策を売り込む「マッチポンプ」の可能性も否定できない。制作会社の声明が「炎上コンサル」を活用したものかどうかは定かではないが、冷静になるべきは企業側だったのではないかとも思われる。また、「性的だ」と指摘すれば注目される昨今のポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)風潮も見過ごせない。表現は楽しむものであり、貶めるためのものではない。

推しの子2024年07月21日

芸能界やクリエイター業界の舞台裏を描くアニメ「推しの子」をAmazonで観てはまってしまった。芸能界の噂や裏事情が最近の芸能ニュースとリンクしまざまざと語られ面白い。第十四話「リライティング」では漫画家原作者と脚本家側の心理葛藤を伝えるエピソードで、日本テレビのセクシー田中さん騒動をにおわせる。推しの子は読んではいなかったが、YOASOBIのIKURAがドキュメンタリー番組で出ていたり、推しの子アニメとそのテーマソングの「アイドル」が世界的大ヒットして、ホワイトハウスや英国王室との交流で招待されたり話題になっていたので、機会があればアニメくらいは見ようと思っていた。輪廻転生のファンタジーと芸能界のリアルな仕組みをうまく組み合わせた筋書きで大人でも飽きさせない。

IKURAこと幾田りらは5年程前からYoutubeのお気に入りで良く視聴していた「ぷらそにか」出身だ。Sony Musicが10代のシンガーソングライターを集めアコースティック・セッションユニットで入れ替わりながら演奏配信している。皆歌はうまいが見栄えのしない原石のようなアーティストも多く、IKURAはそのうちの一人にすぎなかった。「ぷらそにか」はスポーツ界で言えば「U18(under 18)」で、音楽才能と強い意志のある青年の強化組織のようなものだ。IKURAの高く伸びる声がボーカロイドプロデューサー(ボカロP)として活動をしていたAyaseの耳にかなったと言われる。アニメと音楽ユニットのメディアミックスが大成功した企画で、今後の展開が楽しみだ。

沈黙の艦隊2023年10月11日

アニメの方が面白かったというのが感想。だが、大沢たかおがプロデューサーをしてまで作ってくれた映画。とにかくこれを撮ろうと行動に移したことには、最大の賛辞を贈りたい。そして始めた以上は、ぜひ最後まで撮ってほしい。だから本作はヒットしてほしい。万が一ヒットしなくても次を撮ってほしい。途中でやめてしまっては、「沈黙の艦隊」 が世に問うた、大いなるアイデアが伝わらないのだから。ぜひ続編を続け、このあと延々続く、壮絶は海戦を届けてほしい。

核武装した原子力潜水艦こそが世界の軍事バランスを動かすものだという事を皆が知れば、アホな侵略や侵攻がいかに無意味なものかわかるはずだ。そういえば中国原潜が誤って黄海に沈んだ話を英国筋が流しているが、中国防衛大臣が姿を消したのはそのせいかと勘ぐっている。
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