SOGI2023年09月07日

最近LGBTQのマイノリティー支援が心理職の分野でも注目されている。マイノリティー支援の考え方は障害者支援でも同じことで、いまさら大騒ぎするほどのことかと思うが違うのは性的指向と性自認という考え方だ。SOGI(ソジ)とは英: Sexual Orientation & Gender Identityの頭文字を取ったもので日本語では「性的指向と性自認」と訳される。この言葉は性的マイノリティだけではなくすべての人に関わる偏らない表現として使われる。よくLGBTと混同され、性的マイノリティの人を指す表現と思われがちだが、SOGIは「どんな性別を好きになるのか」「自分自身をどういう性だと認識しているのか」という言葉なので、体と心の性が一致しており異性が好き、という人も含めてすべての人にあてはまる。「LGBT」という言い方には、性的指向のマイノリティに関わる言葉(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル)と、性自認のマイノリティに関わる言葉(トランスジェンダー)が混在している。そこで、「性的指向と性自認」を包括して表す概念として、SOGIが使われるようになった。

だが、だからと言ってそれまでの男女別の文化様式が古い習慣や害悪として扱われたり、男らしく女らしくという表現が悪い事でも言ったような扱いを受けるのは行き過ぎだと思う。性自認とは降って湧いたように本人が突然認知するものではない。文化的歴史的背景に支えられた子育て文化や教育が大きく関与して性自認は成立する。SOGIや「差別」を気にするあまりに長く培われてきた子育てや教育がゆがめられてしまうような気がする。そのことによって発達に悪影響を与えることがないのかどうかもう少しゆっくり考えてどうかと思う。マイノリティー差別は許してはならないが、政治運動と教育や文化はどちらの立場であっても切り離すべきである。

コメント

トラックバック