町民体育祭2023年08月01日

台風やらコロナ禍で4年ぶりに開催される10月開催の町民体育祭の説明会に行く。実はこの4月に町長と自治会長の懇談会があって高齢者の多いわが町では町民体育祭の準備担当の役を担う自治会の体育委員の仕事が苦痛で自治会を抜ける人も少なくないので、参加する人たちで準備も担う形に変えてほしいとお願いをしていた。自治会を抜けたり未入会の原因は決して体育委員だけが原因とは言えないが、口実にされてしまうと認めざるを得ない。自治会はそうして一人抜け二人抜けていくと雪崩現象のように辞めていく場合がある。これは自治会の近所の関係性を築き上げていないことが大きな原因だとは思う。スポーツは自発的に取り組めば関係性を深められる良い取り組みなのだが、意志に関係なく参加させられ強制的と感じてしまうとスポーツ大会そのものを毛嫌いしてしまい二度と戻ってこない傾向も強い。

自治会運営の問題と体育祭を関連付けられてスポーツにとっては大迷惑な話だが流れがそうなってしまっているから仕方がない。行政もそう感じたのだろう。今回からは自治会が体育祭のエントリーを募ったり、役員が準備のお世話をする制度を廃止して、自由エントリーでスタッフもボランティアを募る形に変わった。会議ではわが団体だけが開催方法改訂を歓迎し、若い人が多い他団体はやる気満々だったのでいろいろ批判が出た。なるほど条件が違えば要望も180度違うのだ。大事なことは仕事がなくったと安心するのではなく、町内の親睦をはかるために自発的なレクリエーション活動をどう組織していくかだと思う。そのためには強制ではなく有志の力が必要となる。

赤毛のアン2023年08月02日

赤毛のアンのドラマ「アンという名の少女」Netflixオリジナル(https://so2.asablo.jp/blog/2023/05/17/9586879) について前回書いた。今回はシリーズ2を観終わった。カメラワークが本当に素晴らしい。最終回。コールが学校でいじめっ子のビリーに喧嘩で火傷をさせたのが決定打となり、ステイシー先生は停職を命じられる。コールは村に自分の居場所はないと落ち込み、アンは秘密の場所を先生に教えた責任を感じる。村では先生の解雇を決める集会が開かれることになり、アンは先生を救うため、電気づくり作戦を思いつく。筋で言えばなんということはないドラマ展開なのだが、映像の一つ一つが美しくメッセージ性も強い。

いじめっ子のビリーが狐を探しに行った時にたまたま見つけたアンやコール達が大切にしていた秘密の場所を面白がって壊し、それが喧嘩の原因となる。コールは火傷させたことを謝罪に行くが、ビリーは自分の非は認めずコールを見下す。ビリーは再び破壊した秘密の場所を訪れ、獲物として追い続けていた狐を見つける。狐はビリーに破壊されたアンたちの秘密の場所の前に立ちはだかりビリーを睨みつける。気圧されたビリーは銃をとることもできずに立ち去る。台詞のない単純なシーンだが見ごたえがある。

規約付則文2023年08月03日

自治会連合のニュース寄稿原稿を書いていて分からないことがあった。この連合会は1970年に発足しているから54周年だ。ところが、6月に開催した定期総会は63期とある。この9期分という中途半端な数はなんだろうと思い調べてみた。近隣の役員に聞いてみても分からないとのこと、発足当時に役員をした人が当時40歳だったとしても現在は94歳だから記憶の彼方だろう。規約を調べてみると、付則に規約改定の日時が記載されている。改訂の概要は明記されていないので推測するしかないが「9期分」というキーナンバーが手掛かりになる。

1979年に規約改定したとあるので、1970年から9年間を1年2期制で運営してきたと考えるとつじつまが合う。その名残が周辺規約である自治会館管理規約の1年2期制だ。前々から何故2期制なのか不思議に思っていたが、本規約と同時に改訂しそびれたものだろう。70年代は1年2期制で役員交代やら定期総会をしていたのだから相当頻繁に会議をしているはずだ。当時は高度経済成長期後半で生活に時間的余裕はなかったはずだが、皆新しい街づくりに熱心だったのだろう。この規約付則文の1行が街の歴史を語っていると思うと感無量だ。

英語「話す」技能2023年08月04日

今年4月に実施した全国学力テストの結果が発表された。中学3年が対象の英語「話す」技能の平均正答率は12・4%だった。英語を使ったコミュニケーション力を重視する現行の学習指導要領に基づく初めての調査だったが、十分に身に付いていない実態が明らかになったと各メディアはいう。「話す」問題を実際に聞いてみると難しい。普通の大人でも3割も取れないと思う。だから、気にする必要はないと思うのだが、最後の問題は気になった。
https://www.youtube.com/watch?v=cG_BvVwYc-g
問3:Some people may say plastic bags are becoming more ecofriendly, but I recommend stores in Japan should stop selling plastic bags. What do you think?
日本では自然分解するビニール袋もあるらしいけど、売るのをやめた方がいいと思う。君の意見は?
正答例:I like your idea. Many people in Japan use plastic bags.We must change our action to protect environment like people in New Zealand.
貴方の言う通りだ。日本もNZのように環境運動に取組むべきだ。

正答は意味さえ通じれば反対してもいいようだが、正答例が偏向しすぎている。こういうのを正答例にしてほしい。
Do you really think so? China, not Japan, is the largest source of marine plastic waste. I don't think it will have much of an impact if Japanese stores stop selling plastic bags.
マジで?最大の問題は中国の海洋ごみだ。日本がビニール袋をやめたくらいでは海洋環境の改善には繋がらないよ。

夜30度2023年08月05日

夜中に外気温を見ると30度、朝まで下がらなかった。結局1日中エアコンを回しっぱなしだ。電気代が恐ろしい。10月からは政府補助もなくなりいったいいくらになるのか見当もつかない。それにしてもこの暑さがいつまで続くのか台風が来たら下がるのだろうか。エルニーニョで今年は冷夏だとはじき出したスパコンの推測も全く当たらなかった。庭のひまわりもしおれている。遅まきしたコスモスも暑すぎて地撒きのものは発芽しない。気になるのは、知り合いのコロナ感染が目立ち始めたことだ。大騒ぎしていた昨年までは知り合いが感染したと言うはなしはほとんどなかったが、最近は体がだるくて発熱しているという話が目立つ。

京都府はほぼ全国平均だが、全体としては感染数が増えてきている。暑くても感染するコロナは厄介だ。気温が高いのに体温も高いと冷めにくい。マスクをしてはどうかという話もあるが、熱中症を取るかコロナを取るかは個人の判断だ。

おばけキャッチ2023年08月06日

来京した孫から「おばけキャッチ」をやろうとせがまれる。このボードゲームはジージは苦手なのだ。孫はジージ相手なら絶対勝てるのでしつこく迫ってくる。1回だけだよと言って父親と叔父をいれて付き合う。おばけキャッチはドイツで考案されたボードゲームで、5種類の形と色を使って、2種類の色形を使ったアイテムがカード絵で表示される。カード絵と全く同じものが1種類あればテーブル上に並べたアイテムを取る、それがなければ色も形も一致しないアイテムを取るというゲームだ。https://www.youtube.com/watch?v=eVP-bJy-v-o

孫はとにかく早くて、大人とは段違いの速さで識別していく。おそらく大人とは全く違う方法で判断しているのだと思う。大人はカード絵を見てまず完全一致しているアイテムがあるかどうかを識別し、なければカード絵に使われていない形3種類と色3種類を検索して両方が合致するものを探すわけだがこの際一旦形や色の正否を言語化するので時間がかかる。孫は処理過程で言語化せずに視覚情報だけでマッチングして識別している感じがする。もちろん年寄りの方が識別スピードが遅いのでジージは必ず負けてしまう。

鉄道博物館2023年08月07日

孫娘がアメリカに転居するというので、お別れに鉄道博物館に遊びに行った。月曜日という事もあってか駐車場は空いていた。博物館は運転シミュレーションコーナーや蒸気機関車試乗以外は混んでおらずストレスなく見学できた。韓国と台湾の人が多いかなーという印象だ。ただレストランのランチメニューがこれが1200円?と思うような代物ばかりで閉口した。機関車の運転台に乗って汽笛を鳴らす展示があるのだが、孫娘が鳴らす汽笛がお別れの汽笛のように聞こえて胸に迫るものがあった。

アメリカの現在は好景気で湧いているらしいが、インフレも激しくあのアメリカでガソリンがリッター150円を超えているという。ロシアのウクライナ侵略で西側諸国がロシアへの経済措置とそれをきっかけにアラビア原油が値上げをしている結果だ。国道沿いのガソリン価格はすでに180円を突破している。これで原発が復活しないとおそロシア状況だ。

日本語話者児童の英語アセスメント2023年08月08日

英語DDの問題を調べている時に見つけたリモート研修に今日参加した。ほとんどは初心者啓発用の内容だったが、河合裕美(神田外語大学)氏は違った。日本語話者児童の英語基礎能力を測るツールがないので開発の必要があるというのは私の考えと同じで共感できた。村上さんはLD学会で名前をよく聞くがペーパーを読んでいる限りフォニックス指導が有効だというばかりでアセスメント法やエビデンスを示してくれない。大谷みどりさんは変わり種で京大薬学部だけど出版業やら文化論やらに取り組みパワフルに日米間を行き来して鳥大で特別支援に行きついた方だ。島大の繩手さんのアセスメントアプリ開発レクチャーは理工系らしく聞いている人の興味関心に関係なく開発プロセスを長々と説明した。開発に期待はするが開発途中の話はたぶん聴講者はドン引きしたと思う。

神田外大つながりで河合さんがコーディネートしていると思われるが、彼女の話が一番ワシにはすとんと落ちる。アルファベット段階の指導が日本の英語教育はできていないと的確に主張しているし、測らなければ分からないという研究は重要だ。

緊急車両2023年08月09日

家の前でサイレンのけたたましい音がしたので見てみると前の家に救急車が停まっていた。急病だろうか、名前は言えますかと救急隊員が聞いていた。救急というが半時間ほど停車したままなので緊急を要するような状態でなかったか行先の病院との確認に手間取ったのだろう。そうこうしていると近所でまたパトカーがパトライトを回して二台停車していた。団地の前で女性と数人の警官が話している。よくは聞き取れないが、ストーカーの被害対応だったようだ。「もう来ないでといいなさい」という警官の声が聞こえたが、来るなと言っても付きまとうから困って110番しているのになと思うけど。

先日も近所で空き巣か何かでパトカーが停まっていた。長く家にいにいるから気が付くのかもしれないが、少し緊急車両の要請が多くなっているようにも感じる。思い過ごしであればいいのだけれど。

障害児学童保育2023年08月10日

久々に30年程前に取り組んでいた障害児の学童保育を支援していた学生OBから連絡があった。近くまで来たから会いたいというので近くの飲み屋まで足を運んだ。彼はすでに50代半ばに差し掛かっていたが新しい人生に向けて準備を進めているという話だった。障害児の放課後長期休暇は今や放課後デイサービスという公的な支援の下に民間事業が立ち上がり毎日稼働していてその保護者の負担は当時から思えば異次元のサービスが実施されている。当時は、放課後どころか長期の休暇中も支援学校に在籍している子どもは家庭で過ごさざるを得ず、通常学校に在籍する児童に保障されている学童保育にも入れず貧困な地域生活を余儀なくされていた。差別に憤りを感じた保護者と教員が学生を組織して長期休暇中だけでも豊かな生活を保障しようと全国各地で運動が立ち上がった。

今の放デイが成立する礎となった運動だが放デイが10年程を経過しその苦労を知る人も少なくなった。しかし、そうした自主的な事業に関わった学生たちが新しい福祉を志し、大勢の有能な人材を輩出したのも事実だ。その中の一人が彼なのだが、学童保育運動があったから今の自分があるという。ワシにも感謝をされるのだが、別に学生のために事業を支えてきたわけではないし、その道を選んだのは自分自身なのだから選んだ自分を誇ればいいという話をした。人は誰もが様々な人に出会い支えられて自分を形成するが、出会いは偶然であり、自己形成は自分の力でしかなしえない。過去も含めて選んだ自分を誇れというのは、今の自分を誰かの責任にしないという裏返しでもある。
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