お悔みSNS2023年10月01日

町内会の約半数が今年からSNSに入っている。先日役員の一人が亡くなったのでSNSでお悔やみの言葉を書いた。後日家族の方から個人情報なので誰にも連絡しないで家族葬をしたくらいだからSNSに載せないでほしいとクレームがあった。確かにSNSは組織外にはクローズドであっても流せば登録者の目には触れる。しかし、防災安否情報も並びの住人は共有するので家族構成はわかってしまう。隣近所の人なら亡くなったことはわかるしお悔やみのひとつも声をかけるだろう。

家族のことは知られたくないというのは分かるが、故人はこの町内会を立ち上げたお一人だ。逝った者を皆が悼むより、生きているものの個人情報を尊重しろというのは、草葉の陰の故人はどう思うだろう。

ヒアルロン酸2023年10月02日

二週間ほど前から膝が痛くなった。3カ月くらい前から違和感があったのだが、寝ると治る程度だったので筋肉痛かと思っていたが、これはもう違うなと思い整形外科に行った。医師の診断は軟骨が減ってきてそこが炎症を起こしているという。水は溜まっていないので、ヒアルロン酸を注射すれば楽になるという。てっきり老化なのでもう治らないかと思っていたのでほっとしたが注射後半日経っても痛みは治まらない。1週間しても痛みがあるならまた通院しろというがどうだろう。とりあえずは鎮痛剤で痛みをおさえながら過度な歩行は避けて過ごそうとは思う。

歩くのが苦痛になると途端に老化の二文字が意識される。歩けないのはつらい。2歳ころから移動の自由を獲得し、62年で終わりかと思うとやるせない。移動というのは基本的人権だと改めて思う。

スペアキー2023年10月03日

自治会で引き継ぐ会館や倉庫の合鍵を作った。鍵屋さんに3つお願いしたらわずか3分でスペアキーは出来上がった。昔はもっと時間がかかったように思うが簡単にできるものらしい。自治会では役割に応じてカギを持ち回っているので一番忙しい3役があちこちに聞きまわってカギを調達する必要があった。他の役員も誰がカギを所有しているのかわからないので結局3役に聞くことになるがその3役も鍵を探すのは面倒なので、今年から会長と副会長がまとめて同じものを持つことにしたのでスペアキーを作ったのだ。

ところがどこのカギかわからないものが5つのうち2つあった。見かけ上も古いものであることはわかるがどこのカギだがさっぱりわからない。きっと誰も使わず捨てるわけにもいかず50年間近く引き継がれてきたのだろう。なくさないようにとどでかいキーホルダーについたものやガラス瓶に入れたものなどあったがすべて廃棄して一つのネームタグのリングにまとめた。この鍵束もまた何十年も引き継がれていくのだろうと思うと不思議な気持ちになった。

散髪2023年10月04日

散髪に行く。ヘアスタイルを維持するには月一がいいのだろうが、面倒なので放っておく。伸びた髪が煩わしくなるのが1か月半だ。ここで贔屓の散髪屋に予約すると2週間先まで予約が埋まっていて、結局2カ月に1度散髪に行くことになる。夏は草木のように髪も良く伸びるのかと店主に聞くとそんなわけないと笑っていた。この間、長髪は煩わしいのでツーブロックをお願いしているのだが、ブロックがわかるのは1カ月までであとは脇の方が汚らしく伸びてくる。

散髪はいい。贔屓の散髪屋は個別対応なのでその時間はワシだけしかいない。ジャズが流れていて気持ちよく1時間が過ぎる。ごひいきという事で代金も安くしてもらっていう事なしだ。

鞄がない2023年10月05日

外出しようといつもの鞄を持って出かけようとするが見当たらない。え?え?パスポートも通帳も財布も一切合切入れている鞄がない!しかし、スマホがあるのでおかしい。昨日の散髪屋に忘れていないか電話すると鞄は持って出たと店主は言う。うーん。その後どこにも寄っていないのに何でない?狭い自宅の2階と1階を5回くらい行ったり来たりするが見つからない。今日は車屋に行くのだが約束の時間が迫ってくる。

思い出した。昨日、散髪屋から帰るとき買い物に行こうと車の中に先に鞄を入れて家に入ったが、家人がたいして買い物はないというので明日にしようと思いそのままにしていたのだった。脳内の短期記憶領域が音を立てるように崩れていくイメージだ。トホホ。

ファイバーマットレス2023年10月06日

スプリングマットレスのベッドが腰によくないので、その上にウレタンのマットレスとファイバー製のマットレスを敷いてみた。家人のお下がりなので、ファイバー製マットレスのカバーを外すと猛烈な布埃だ。ファイバーとカバーがこすれあって布埃が出たのだろう。掃除機でほこりを吸い取りカバーを洗濯してようやく落ち着いた。横になってみると少し沈み込みがなくなり腰にはよさそうだ。

今朝は気温が急速に下がり夏用の掛布団では寒いくらいだった。冬布団を出して暖かくして就寝したい。ようやく本格的な秋が来た感じがする。

旧友2023年10月07日

晩秋の旅の途中で旧友を訪ねようと電話をした。女房様が出てきて旦那は飲んだくれているとひとしきり愚痴を言っていると旧友が電話口に出てきた。ワシがサンデー毎日というと彼は毎日ゴールデンウィークだという。旅の初めに丹後に寄るが酒が飲みたいなら一緒に泊まりに行くかというと二つ返事でOKとなった。そのあとは女房様にかわって、仕切りの旦那のボヤキと子どもの苦労を聞く。大変だけど毎日充実していて楽しそうだ。

宿は木子ファームペンションという山野の一軒家だが、昔彼らと家族旅行に何度か行った覚えがある。元オーナーが超おしゃべりで、ウンチクを一晩聴いていた覚えしかないが、今はその娘が引き継いでいるという。朝食の焼き立てのパンとログハウスの木の香りが思い出だ。臭いというのは記憶の奥底までこびり付いているようだ。

体育祭2023年10月08日

町の体育祭に初めて参加した。と言っても会長代行としての応援だけだ。わが町内会は年寄りだらけだと思っていたが、人をかき集めたら結構若い人もいた。台風やらコロナやらで5年ぶりの体育祭らしいが、500人ほどが参加していた。綱引きやらリレーやら玉入れやらの定番の競技を皆楽しんでいた。何か一つぐらいは優勝してほしいと思っていたら、大縄跳びで優勝してみんな大喜びだ。

自治会館に帰っての祝勝会はおっさんらが飲んだくれてご機嫌だった。またもや飲み過ぎて頭が痛いが、心地よい週末だった。

政治臭2023年10月09日

おっさんらで飲んでいると一人がぼやきだした。自分は政治臭がすると陰口をたたかれているという。子どものためにイベントをやっているのにそんな風に言われるのは心外だということらしい。陰口は目立つことをすれば必ずついてくる。取組の一生懸命さの理由をどこかの利益に誘導しようというのが動機だと揶揄される。そんなことは気にしなくてもいい、あなたが誰よりも一番働いているのは見ればわかると皆は慰めた。その通りである。誰がどの政党を応援しようがそれは個人の自由だ。そういう陰口をたたく人は自分の信条と違うから言うのだろうが、きっとそういう人は同じ信条の人が取り組んでいるなら政治臭がどうこうと言わないのだろう。自分とは信条が違うと言えば良いところを、全く関係のない取り組みに誰それは何々党びいきだと言ってその人の献身や努力にケチをつけるいやらしいところが人間にはある。

保守やリベラルを問わず地域のために献身的に努力している人に水を差すのは昔からある風潮だが、いいかげんに個人の支持政党を理由にしてマウントを取るような言動は皆で諫めた方が良い。頑張っている本人も思想信条の自由があるのだから堂々と信条を持ち胸を張っていればいい。政治に関心を持ち参加することは民主主義を進める原動力だ。

3つの記憶2023年10月10日

家人から天かすときゅうりと牛肉を買うように買い物を仰せつかった。自分の買い物もあるが、3つ程度は記憶に残るものだと誰かが言っていたのでメモせずに二つ返事で了解した。帰ってくると天かすを忘れていたことに気が付く。たった3つなのに一つが抜け落ちた。確かに自分の買い物は7種あったがそれを買うことが妨害となって忘れているのだ。

膝の軟骨はすり減るわ、記憶容量もすり減るわ、老化は刻一刻と全身を蝕んでいると思うと、情けないやら悲しいやら。やっぱりLINEに書いてもらおう。
Google
www Blog