注意転導は老化?発達障害顕在化?2024年05月06日

最近、注意の転導が激しい。コップを取りに行こうと台所へ行く時に床の埃が目に付いたりすると掃除機をかけだしコップを持ってくるのを忘れてしまう。物干しのために洗濯物を洗濯機から取り出すつもりが風呂場が目に入り掃除を始めてしまい部屋に戻って物干しを忘れたことを思い出す。玄関の修理をするために小さなネジを外して部屋に戻ろうとするときに、ポストに入った郵便物が気になり取り出し際でネジを地面に落として見つからなくなる。「ついで行動」はものぐさ性格もあるが、最近はついでというより目に入ったものに注意が移って肝心なメインの行動を忘れたりおろそかになったりする。これは老化によるものだと思ってきたが、どうにも多すぎると気になっていた。

熊本大学では認知症が疑われ、認知症専門外来に訪れた446名の患者についての調査研究を行った。約1.6%にあたる7名は認知症ではなく、高齢によって顕在化した発達障害の1つである「注意欠陥多動性障害(ADHD)」であったと昨年に発表した。子供のADHDの比率は1割程度で成人期には2%程度だと言われる。その傾向があっても成長によって自分で制御していくようになる表れだろう。その延長線上で考えれば加齢によって前頭前野の働きは次第に劣化し、抑制していた注意の転導や衝動性が顕在化するのだろう。子供時代に既往歴のあるワシはたぶんこれがあてはまる。ADHDの治療薬で効果が出たことも確認されたらしいのでお世話になるかもしれぬ。

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