万世一系2024年04月01日

和田政宗参院議員が百田直樹氏は万世一系を否定したとXで炎上していた。百田氏は著書日本国紀やSNSで天皇家の万世一系は世界に類を見ず、我が国が世界に誇るステータスでもあるというバリバリの皇統擁護者だ。欧米もアジアも国王が戦争や革命によって倒れたらそれまでの王族は皆殺しで血統は維持されない。しかし、日本の権力者は一貫して天皇を擁護し万世一系は日本の歴史的な国是だという。それを和田議員は万世一系を百田氏が日本国紀で否定したというのだ。確かに百田氏は神武天皇から2681年間血統が続いたかどうかはまだ科学的に証明されておらず、皇統の継続が証明されているのは継体天皇以降の1500年程だと言っている。つまりその前の1000年程は分からないと言っているにすぎない。日本書紀も古事記も時の権力者や知識人がなんとか万世一系のつじつまを合わせたくて継体天皇以前の天皇系譜を書いているので作り話もあるかもしれないと考えるのは、万世一系を支持することと何ら矛盾したことではない。

証明できないと言っていることと、日本の万世一系が素晴らしいと称えることは矛盾しないのに、戦前の狂った国粋主義者のように神武天皇からの皇統を信じないのかと批判するのはあまりにも幼稚な議論だ。なぜ和田議員が最近百田氏らを非難するのかはきっと別の理由があるのだろう。せっかくLGBT理解促進法に反対して男を上げたのに、結局は民間人に絡む小さい男だったと見られるだけだ。

知らんがな2024年04月02日

LINEを夜中に送ると、良くお叱りを受ける。今から寝ようとしていたのに、明日は早いのにと言われるが、知らんがな。こちとら自分のリズムで仕事をしたり連絡をする。さすがに午前零時を超えて送信することはないが、LINEには友達やグループごとに通知オフにもできるし、やかましければLINE全体の通知をオフにもできる。相手の立場で逆に言えばそんな機能知らんがな、なのだろう。アプリには様々な機能があるが、それを知らずに夜中にやかましいと言われても、他人のアプリ設定までは知らんがなである。こうして人間関係が悪くなるのだろうが、情弱の人相手には優しく接するべきなのであろう。

だいたい、LINEが入るたびに会議中に通知音が鳴っても平気な人の方がマナー違反だろうとは思うのだが、我慢である。願わくばLINEの初期設定は通知音オフでお願いしたいものだが、かの国では鳴らしたもん勝ちの文化なのかもしれぬ。それもかの国にしてみれば、しらがんなであろう。

「トランスジェンダーになりたい少女たち」出版妨害2024年04月03日

「トランスジェンダーになりたい少女たち」が発刊された。これについて放火や妨害を行うと脅迫メールが届いているという。角川書店がこの妨害に屈服して発売中止をしてから4カ月が経過し、今回出版権を獲得した産経新聞出版からの発売に脅迫が行われいる。これに対して同社は、『本書の発売をめぐっては、産経新聞出版や複数の書店に対して「出版中止」の要求と「放火」を予告する脅迫がありました。脅迫に応じることは、出版文化と表現の自由を脅かす前例を作ることになり得ると考え、予定通り刊行』すると発表した。脅迫者たちの脅しによってかえってこの本が広まったと考えれば結果的には逆効果だと言える。しかし、書店にとっては一大事だ。暴力をもって表現を阻止するのはこの現代社会においても共産主義など専制体制にはあるあるだ。「人権」を標榜して脅迫をする彼らは、独裁国家の類と何ら変わらない。

今はネットでの販売やデジタル購読が可能になり、彼らは単に書店つぶしに加担しているに過ぎない。多様性を叫びながら、自らの意見と違うものは暴力で排除することが、自分の多様性論理に矛盾すると彼らは思わない。なぜなら多様性など最初から彼らの意識にはないからだ。自分の意見が正しく他は間違いだという幼稚な発想であることが見て取れる。出版妨害を批判しない左派リベラルやメディアも、言論の自由を侵す左翼小児病の彼らと同じだ。

リニア中央新幹線延期2024年04月04日

JR東海がリニア中央新幹線(東京・品川─名古屋)の令和9年の開業目標断念したと先日発表した。これに呼応して、静岡県知事の川勝氏は任期途中で辞任する理由として「リニア問題について区切りを迎えた(延期させた)ことで、辞表が出せると至った」と述べた。川勝知事は青果販売や酪農、モノづくりに関わる職業蔑視発言が批判を浴びて辞任したと思ったら違ったのだ。リニア中央新幹線の完成を遅らせることが知事を続けていた理由ということになる。遅らせることが目的とは開いた口が塞がらない。地方行政の長が職権を濫用して日本の発展の邪魔をしたという構図だ。以前から川勝知事は親中派で、中国のリニア鉄道完成を世界初としたかったからだと言われていた。まさか、そんな国を売るようなことは知事ともあろう人がやるわけがなく懸念は考えすぎだと思っていた。

今回の知事の発言では、日本の足引っ張りが目的というのが本当だったと言うことだ。考えてみると自国の発展よりも他国を優先する知事は沖縄にもいる。辺野古の米軍滑走路の工事を妨害し、結果的に中国の侵攻を容易にしている玉城デニー知事も同じだ。山野を無残に切り拓き中国製の太陽パネルを張り巡らす認可をした知事や、新築の屋根に同パネルを設置させようとする小池知事らも同じだ。知事だけではなく内閣の中にもそういう輩がうようよいる。ここはどこの国なのか?

お花見2024年04月05日

植物園に花見に行く。満開は1週間遅れているが、土日の植物園は人を見に行くようなものなので七分咲の今日にした。上賀茂神社近くの御園橋から鴨川沿いを南下すると桜並木になっている。ここを車窓で観てから植物園に行くことにした。二条城から上で路上に見る人は八割程が外国人だ。京都の町中は外国人だらけだ。円安で外国人が日本旅行をするには好都合らしい。街中でこんなにたくさん外国人を見たのは初めてだ。金曜の日中なので今出川以北の道は渋滞していなかった、御園橋を西からわたって右折すると鴨西通りの桜並木だ。人出が多い時に車で通行するのは申し訳ないが足の不自由な家人を乗せているので勘弁してもらう。車窓では右手に桜を見ての通行だが、鴨川沿いには遊歩道があるのでそちらを歩くと桜を左手に見上げながらの通行となる。見事に満開のようだ。

植物園は予想通りの賑わいで植物園駐車場前には駐車待ちの長い車列だというので民間駐車場を探すがどこも満車だ。半時間ほど近隣の駐車場巡りをしているとたまたま満車のランプが消えた駐車場を見つけたので事なきを得た。植物園の桜通りでは結婚式用の写真を撮っているカップルがあった。桜が舞う中でタキシードとウェディングが映える。そんな時代が俺たちにもあったなぁと感慨にふける。

文楽2024年04月06日

十一代目豊竹老太夫襲名記念の口上と襲名披露公演を観に行った。文楽は橋下元知事が税金で食わしてもらって甘えるなとディスった頃に知った。観客動員数や興行成績の低さも顧みずただ伝統だというだけで税金をむさぼるなと言った話がショッキングで記憶に残っている。ただ、ワシは大阪に生まれながら文楽などただの昔の人形劇だろうと観に行く気もしなかった。それでも、死ぬまでには一度は観に行こうと3月に若手太夫の公演を観た。若手太夫の公演だと言うので人形も出てくるのかと思いきや、太夫の語りだけの公演では観たことにならないので、今回は襲名披露で5000円ほど払って観に行った次第だ。歌舞伎と違って、文楽には世襲制度はないらしい。たまたま十一代目は祖父が十代目らしいが、世襲はないらしい。歌舞伎のような世襲がいけないというわけではないが実力主義なんだと司会が話していた。

演目は和田合戦女舞鶴という鎌倉時代のお話だ。息子を逆賊の子供と偽り母親が泣く泣く首をはねるという刃傷話だ。会場は満席ではないが襲名披露ということもあり満席に近かった。ただ、リピーターは少ないだろうなと思う。ワシは解説レシーバで解説を聞いていたので筋は分かった。伝統へのリスペクトはするし演者の苦労は分かるが、次も行こうとは思わなかった。伝統芸能を保存していくことはs関係者の努力は理解するが難しい。おそらく、無声映画の弁士は文楽の太夫の技を継承したのだろうが、それもトーキー映画によって弁士の仕事は無くなった。冷たいようだが、客が付かなければ滅びていくしかないのかなと感じた。

花見渋滞2024年04月07日

亀岡の和らぎの道という桜の名所に行く。日曜日で青天、花見日和最終かという日なので、田舎といえどもものすごい花見客が殺到していた。駐車場に入れぬ車列が並びガードマンが不機嫌そうに誘導していた。日中は26度までに気温が上がり炎天下では大変な作業だったと思う。15分ほど並んでようやく駐車場に車を入れられた。七谷川という川沿いに桜並木が歩いて10分ほどの長さで続いている。花見客は桜の木の下でランチを食べてくつろいでいた。対岸にも桜はあるがまばらなのでそちらに移動してドローンで川の上空から撮影してみた。

ドローンはDJIですかと声をかけてくる人やドローンを見上げる人あり、ちょっと恥ずかしいのだが15分ほど動画で撮影してみた。空撮はあちこちでやるが結局撮った後はメモリーに保存されているのでそのままにしていることが多い。そろそろ和歌山での空撮なども含めて編集してみようかなと思う。

造幣局桜の通り抜け2024年04月08日

大阪造幣局の桜の通り抜けが始まったので行ってきた。4月5日(金曜日)から4月11日(木曜日)までの7日間で、明日は雨なので曇天だが行くことにした。造幣局までは天満橋から歩いた。平日月曜日だが大勢の花見客が押し寄せており、ガードマンがたくさん出ていた。あらかじめ予約したQRコードがなければ入れないとアナウンスが流れていた。ネット予約で来場者を制限するのは人気アトラクションなどで定着している。高齢者などは戸惑うかもしれないが、安全を優先するならこのやり方が良いと思う。30分おきに入場時間を予約するが、スマホでは入場不可と出ていたが改めてPCで確認すると申し込むことができた。ブラウザの問題なのかもしれないが理由は不明だ。あと400人の13時からに予約した。

入場してみると、大量の桜のトンネルを想像していたのだが、様々な種類の桜を15分間ほど歩きながら愛でるという趣向だった。まだ蕾の桜もあったが概ね満開を迎えていた。天神川沿いの両岸にはソメイヨシノが花吹雪を吹かせており川には花見船が上下しのんびりして春爛漫を楽しめた。明日の雨で散ってしまうのだろうが、そこが桜の潔さでもある。

期間限定「春」珈琲2024年04月09日

珈琲は一日3杯程度飲む。インスタントより豆を挽いたものを好んで飲んでいる。だが豆から挽くのはめんどくさいので、挽いた粉の入った一人前パックを使っている。パックにもいろいろあるが、大事なのは1パック当たりのコーヒー豆の重量だ。安物は7gが多く、10gの商品は少ない。10g入っているのは小川珈琲のドリップシリーズだ。ブルマンやモカ、プレミアムブレンドやらいろいろあるが、ワシは期間限定シリーズの「春」「夏」「秋」「冬」珈琲が好きだ。香りも良いし飽きが来ない。今は「春」珈琲が売り出されている。貰い物のパック珈琲は見かけばかりで高そうだったが美味しくなかった。

パック珈琲の良しあしは味だけではない。カップに引っ掛ける部分の形と強度が重要だ。カップには様々な広さや深さがあるので販売側は知恵を絞って様々なタイプの引っ掛け部分を作っているが奇をてらった3点支持型は安定が悪くてよくない。結局は2点支持で紙部分が濡れても強度のある小川珈琲のものが一番良い。さぁコーヒータイムにしよう。

オッペンハイマー2024年04月10日

3時間の長い映画。アカデミー取るまでは長いだけで面白くないだろうなと思っていた。賞を取るくらいならどこかいいとこがあるのかなと騙されたつもりで観たが、直感通り観なくていい映画だった。昨年もアカデミー賞映画「エブエブ(エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス)」は何のことだかさっぱりわからなかった。でも一昨年は「コーダ あいのうた」で感動しているので毎年騙されているわけではない。今年は大丈夫かなと思ったのだが2年続けてアウトだった。だらだらとオッペンハイマーが共産主義者かどうか、スパイに協力したのではないかという査問が続き、そこに回想シーンで原爆開発の経過を映し出すパターンが続くのだがオッペンハイマーの歴史や知人関係を知らない者には何が何だかわからなくなる。

効果音だけがやたらにデカくてうるさくて仕方ない。結局3時間のうち最初の60分で飽きが来て、早く終わらないかと時計を何度も確認した。オッペンハイマーが広島長崎の原爆投下に加担して、その贖罪に査問を受けているのは分かるが、なんで3時間もだらだらと続けるのかが分からない。映画はわくわくするエンタメでなければならないとワシはいつも思う。結局、量子論が理解できなかったアインシュタイン師匠が彼に投げかけた言葉も、科学者は新しい地平を開けばそこから苦悩が始まるみたいな言葉でエンディングとなる。はぁー?状態となり、長時間駐車で800円も取られ、金返せと思いつつ家路につく。
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