祇園をどり2022年11月01日

祇園甲部の都をどり、上七軒の寿会、先斗町の鴨川をどりを春に見た。どうせなら京の五花街の歌舞会全部を見たいと思い秋の祇園東の祇園をどりをみた。祇園東は祇園甲部と分かれた花街だが、最大規模を誇る祇園甲部とは違い、こじんまりとして上七軒と同格かそれより少ないのかも知れない。舞妓も4名しか踊らず、ちょっと先が心配な花街だ。祇園花月会館と言うが元々は映画館だった。ワシが学生の頃、京都のクソ暑さに我慢できない時に、祇園会館の三本立てのオールナイト映画を子守唄にして快眠を得ていた。吉本経営になったのは10年ほど前だが風前の灯の祇園会館が盛り返しているようだ。

1等席というのに中央通路より後ろで、これで五千円は取りすぎとも思うが、もはや吉本の会館なので場所代がかかるのだろう。中央通路より前は売り出してはいないスペシャル席なのだろう。1時間あまりまったりとした三味線と歌で良い気持ちになれた。残すは宮川町だけとなったが、来年の春一番だ。

メール2022年11月02日

メールが届かないと同じ会員から何度かLINE連絡がある。メールトラブルの安全策のためにLINEの公式アカウントを登録してもらっている。アドレスを示してこのアドレスに送付していると連絡するのだが間違っていないと言う。だとすると届いていないはずはないので、迷惑メールや他のフォルダーを探してとあれこれ指示する。相手はネット素人なので、うまくいかないのはこちらの指示が理解ができないからだと思ってしまう。しかし、よくよく確認するとアドレスの一字違いだった。アドレスを示しても間違ってないと当初に反応されれば、それ以上疑うことはない。

しかし、「先ず隗より始めよ」だった。手近な基本から確認してつぶしていかないととんでもない無駄骨となる。届かない時は、まずそのアドレスからワシに送れと指示するのが一番だ。視知覚や短期記憶に問題があれば正解するとは限らないのだ。やれやれ、そういう趣旨の組織なのに灯台下暗しである。

市長表彰2022年11月03日

文化の日を中心に各地で表彰が行われる。母親が消費者保護の推進に貢献したとして市長表彰を受けた。お上が行う表彰などは露にも関心がないふりをしていた母親が舞い上がった。親族も出席をと朝から駆り出された。来賓は市会議員全員と府会国会議員だ。あとは表彰者の母体となる団体関係者だ。おめでとうございますと声をかけられ嬉しそうな母親を見ていると、消費者運動を長く取り組んできたことが形として評価され良かったと思う。

その後、仲間でお食事会をファミレスで楽しそうにとっていた。人間にとって大事なのは親子兄弟もあるが社会的存在を確認するには仲間が必要だと改めて思う。ただ、議員のスピーチは相変わらずどこでもありそうな話で退屈この上ない。

全国旅行支援2022年11月04日

冬タイヤ交換でヨコハマのアイスガード60がタイヤだけで7万もするので目ん玉が飛び出た。ネットで検索すると最高値が6.5万だった。工賃が1万タイヤ保管料が2万で10万だ。今回は九州に行くからめったなことはないが阿蘇山周辺は高地で朝方凍結するかもと用心のために交換したのだが、高すぎる。昨日フェリー会社から全国旅行支援が使えるとメールが来たので8000円と鹿児島県クーポン3000円で合わせて1万円超えと喜んでいたのもつかの間であった。車にはホンに金がかかる。それはそうと、旅行支援でいちいちフェリー会社に電話で申請とは頭がおかしいのではないか。せっかくフェリー会社のマイページを作って予約をしたのだからそこに申請ボタンを作ってポチっと押せるようにすれば良いではないか?

電話が込み合っておりますってそらそうだろう。応答マニュアルがあるらしく、やれ免許証を用意しろだの接種証明書を見せろだの延々としゃべるので、途中で遮って「接種証明アプリでいいよね」というと被せられたのが気に入らなかったらしく、めんどくさそうに「構いません」とねーちゃんは答えた。

すき焼き2022年11月05日

鍋料理がおいしい季節となった。長ネギがたくさん余っていて干からびてしまいそうなのですき焼きにすることにした。百グラム千五百円の店長のお勧め肉を買った。買った後でグラム千円でも良かったかと若干後悔しそうになるが、店に行けば倍は取られると思い直してレジに向かう。二人で三百グラムは食べ過ぎだと思いつつも肉ばかり食べていたら、すき焼きの調理動機となった長ネギが余ってしまった。

長ネギ三本を二人では食べきれぬ。肉はうまかったが、キッチンのシンクの上には長ネギが早く食べてくれと鎮座している。明日はキムチ鍋にするかな。

講演会開催2022年11月06日

会場開催とライブでリモート配信をする講演会を開催することになり、9月から2カ月間システム設定で大騒ぎをしていたが、やっと今日で終了した。リモートのライブ配信で重要な事は音声がクリアに配信されることだ。映像が少々乱れても内容理解はできるが、音声は雑音が入ると理解できなくなるので気を遣う。アンプで拡声した音はカメラの内蔵のマイクだと会場の音も拾って聞き取りにくい。解決のためには、アンプのLINE出力からPCにつないでリモート配信する。古いPCならLINE入力から直接変換ができたが、最近のノートPCはLINE入力がないものが多い。そこでアナデジ変換USB(音声インターフェース)を探すが安価なものが見つからなかった。仕方がないのでレコード盤やカセットテープの音をアナデジ変換してPCに保存する変換USBを代用することにした。他にも会館のアンプの接続や相性が悪くてシステムが思うように組めなかったり、担当者同士で意思疎通がうまくいかず機材の選択を間違えたりするたびにやり直しになった。

自分だけでシステムを組んだ方が早いとは思うが、最近手際よくシステムが組めない。理屈は分かっても体がついていかず、集中力が途切れてトラブルとすぐに面倒になる。仕方がないので若手にお願いするが、若さゆえにかゆいところに手が届かないのでイライラしながら過ごした2か月間だった。当分講演会は企画しないので、これでしばらくは安心して過ごせそうだ。しかし、ジジイの勝手なイライラに付き合ってくれた若手には心から感謝している。

NURO光回線2022年11月07日

ネット回線をNUROに乗り換えた。今日は外部工事でNTT光回線を引き込んできた。モデムを繋げばすぐにつながった。速度は最高2ギガというがeoの1ギガと大して変わらない。400mbpsから500mbpsの間だ。ただ、最初の年は月額980円で5万円程の節約になる。別に回線品質は大して変わらないが乗り換えることで乗り換え時の特典をあてにしている。乗り換えたプロバイダーはビッグローブ、NIFTY、朝日ネット、ソフトバンク、eoとほぼ5年おきに乗り換えている。最初はNTTの電話回線につなぐアナログモデムで、文字が流れて受信速度が「見える」ほど遅く、現在の100万分の一の速度だった。乗り換えるたびに速度が速くなるだけでなく携帯電話通信費の割引があるとか、電気やガスが安くなる特典がついてきた。でも今やどこも同じ囲い込みサービスをするので、ネットの回線品質が同じなら1年間安売りの特典のあるNUROを選択した。

ただ気になるのは中国製のルーターだ、eoも中国製だったので変わりはないが情報を抜かれはしないかと気になる。そうは言ってもiPhoneもiPadも今入力しているDynabookも全部中国製で、身の回りのデバイス類で日本製を探しても見つからないのだからあきらめるしかない。

電力会社2022年11月08日

地域独占だった電力小売に競争の原理を取り入れて、6年前から自由化して利用者が電力会社を選べるようになっている。しかし、関西でいえば関電以外が安いとは限らない。ワシの加入しているeoネットとの抱き合わせのeo電気は、安価だと思って選択したが、現在は関電より高い価格になっていることが判明した。関電に戻すのも癪に障るので他を探してみた。年間2万円近く安くなるシミュレーション結果が出たのがTERASELでんきだった。電気を販売するのは伊藤忠エネクス株式会社の100%子会社で拠点は九州のようだ。ただ、シミュレーションというのはその会社が作ったものなのでどこまで客観的なのかはわからない。とにかく1年続けてみることにした。光熱費が半端なく値上がりするし、昼間も自宅にいて気候変動の激しい中で電力消費の多い年金生活者は気が気ではない。

そもそも、11年前の大震災の福島原発のメルトダウンと旧民主党のおかげで日本中の原発がずっと止まったままだ。化石燃料発電をベース電源としてやり繰りしているので産油国には足元を見られっぱなしだし、イランやロシアからも国際制裁で石油が買えないとなれば原油はさらに値上がりする。化石燃料の二酸化炭素排出が大変だと、CO2を吸収してくれる森林を伐採し地面を遮って太陽光発電する漫画のような事態になっている。庶民は発電単価の高い太陽光発電にも金を吸い上げられ、電力が足りないと言っているのに電気自動車の時代だと騒いでいる。この国の政治家はアホばかりか?としか言いようがない。

フォーカスグループインタビュ―(FGI)2022年11月09日

阪大医学部で取り組むAIDEプロジェクトのフォーカスグループインタビュ―(FGI)にリモートで参加した。FGIは単なるアンケート調査ではなくグループ討議の長所を生かし参加者の意見を引き出す会議だ。AI(人工知能)技術の医療導入で、信頼感・納得感をもたらす医療にするためにはどうすればいいかというテーマだ。内容は秘匿することが約束なので触れないが、良いグループ会議の方法だと思った。まず話題提供として、いくつかの事例や問題意識を司会がプレゼンし、あとは質問テーマに沿って自由に発言をもとめる。特に結論を求めないのは当たり前だが、少数でも発言者のバイアスや同調圧力がかかってしまう場合があるので司会は注意が必要だ。うまく発言がかみ合うと参加者の考えが深まっていく。

今回は、AI医療を導入するにあたってのメリットとデメリットを考えるというものだが、話していくうちに希少難病や障害者などの少数者の医療の発展に大きな可能性を引き出すものかもしれないという事に気づかされた。

高雄・高山寺2022年11月10日

冬タイヤ用ナットを袋ナットに車屋で交換したついでに高雄までドライブ。高雄はバスで京都駅から30分間隔で運行しているが紅葉の季節は下手をすると50分立ちっぱなしになる。坂道続きのお寺に上がる余力を残すには車で行く方が安心だ。高山寺・西明寺・神護寺と下流に向かって並んでいるが、山間の日暮れは早いので西明寺はパスすることにした。下調べをしないで来たので、高雄のバス停横の駐車場に入れてしまった。ここは神護寺に近いバス停だが、尾根付近に道が通っており、一度清滝川まで降りてさらに神護寺まで登るという場所だった。神護寺まで喘ぎながら登った道を降り上流に向かって高山寺まで上がるとまた降りて元の駐車場まで登り返すと言う超ハードコースになってしまった。

高山寺と神護寺の中間点の駐車場なら1回上りが節約できたが仕方がない。トレーニングだと思って汗だくで坂を上る。汗は山の冷気で一気に冷えるので、シャツの替えをもってきて助かった。高雄は紅葉の色づきが早く神護寺では真っ赤な紅葉に出会えた。その後、嵐山-高雄パークウエイに入り、ほとんど車が走っていない夕暮れの紅葉ロードを快適にドライブして家路についた。
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