米民間企業「ノバC」月着陸2024年02月25日

米宇宙企業インテュイティブ・マシンズは22日、「ノバC」が月に着陸したと発表。民間企業では初めての着陸で、米宇宙機の月面着陸は1972年のアポロ17号以来という。先月、我が国のスリムの月面逆立ち着陸とは違い正立して完璧な着陸だった。スリム月面着陸も先日のH3ロケットの打ち上げ成功も我が国の総力を挙げて成し遂げている事業だが、これを米国では民間企業が成功させたというのが驚きだ。日本でもホリエモンの経営する民間企業がロケット打ち上げに挑んでいるがまだまだ先が見えてこない。米国にはこの会社以外にイーロン・マスク氏のスペースX社もある。スペースX社の一段目ロケットは自動的に地球に帰ってきて安全に着陸して再利用ができるので打ち上げコストが日本の半額だという。

今日は中国が月面着陸に向けた有人月探査の月面着陸機「攬月(らんげつ)」、宇宙船は「夢舟(むしゅう)」に決まったと発表した。宇宙競争も米中のデッドヒートが繰り広げられているが、我が国は民間が月に手を出すなどまだまだの感がある。巷では三菱重工が開発に頑張っているのに文科省が口を出しすぎて思い切った開発ができないという。国産初のジェット旅客機「スペースジェット(SJ)」の開発に15年もかけたのに断念したのは役所の事なかれ主義が三菱の意欲を削いだとも言われる。方針だけ決めたら開発には国は口を出さないほうが良い。
Google
www Blog