東京高裁秋元司被告控訴棄却2024年03月22日

カジノを含むIR事業を巡る汚職事件で、収賄と証人等買収の罪に問われた元衆院議員、秋元司被告の控訴審判決で、東京高裁は今日懲役4年、追徴金約758万円とした1審判決を支持し、弁護側の控訴を棄却したというニュースがあった。彼は衆院議員時代に中国のIR関連企業から選挙や自分の旅行資金の援助を受けて収賄罪に問われ、あろうことか裁判の証人を買収しようとしたというのだ。これまでの議員の収賄罪については概ね執行猶予がついたものが多い。今回の実刑判決についての控訴棄却は相当重いと言わざるを得ない。ところが本人は、無罪だ冤罪だと言い張って東京15区の衆院補選に出馬するという。盗人猛々しいとはこのことだろう。法的には最高裁の判決が出るまでは推定無罪の原則があるが、動かしがたい証拠がそろっているから棄却をされているとみるのが普通の見方だ。

こうした普通の見方も思慮せず俺は無罪だと立候補する彼の心の中はどうなっているのだろう?悪あがきにも限度があるだろうというのが一般人の見方だがそれがわからないらしい。金をめぐる問題は証拠がなければ立件できない。それを知らぬ存ぜぬと開き直っても証拠の前にどう言い逃れるのか?自分は知らない秘書がやった事務所がやったというのは議員汚職の決まり文句だが、何の見返りも求めず政治家に金を渡す人間などいるわけがない。それが、外国企業ともなればなおさらだ。勝負の見通しはすでについているのに俺は負けないという彼の心はすでに潰れているとしか言いようがない。
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