ETC障害 ― 2025年04月07日

4月6日未明、中日本高速道路は東京、神奈川、愛知など8都県にまたがる料金所でETCシステムの障害が発生したと発表した。影響は106か所に及び、約38時間にわたってETCが利用できない状態が続いた。7日には応急的な復旧が完了し、すべての料金所が再開されたという。混雑を緩和するため、一時的に精算を後回しにして通行を許可する対応がとられたが、通行料金は後日精算となり、利用者には公式サイト上での支払い案内がなされた。だが、これを「スムーズな対応」と受け取れる人は多くないだろう。障害の原因とされるのは、5日に実施されたETC深夜割引の見直しに伴うシステム改修作業だという。単なる“割引時間帯の変更”という、20年以上も運用されてきた制度におけるルールの一部修正で、システム全体が約2日間も機能不全に陥ったことには驚かされる。そもそもこの夜間割引は、2001年に導入された制度で、深夜帯の交通分散を目的としたものだった。対象時間は当初0時~4時、そこを走れば通行料が30%割引になる仕組みだ。今回の見直しでは、その時間帯を22時~5時へと拡大。しかし、これで果たして実効性はあるのか。というのも、割引時間を狙ってインターチェンジ付近の路肩などで不法駐車をして待機する長距離トラックの姿は以前から問題となっており、時間の前倒しでこの習慣がなくなるとは思えない。また、夜間の割引を最大限に活かすため、休憩も取らずに高速道路を走り続ける運送業者も少なくない。今回の改定により、割引時間が都合3時間延びたことで、安全面の懸念はむしろ増したのではないか。
そもそもETCは、時間と距離のデータを正確に記録できるシステムである。であれば、割引の条件に「適度な休憩」や「安全運転」を組み込むことも技術的には可能なはずだ。例えば、平均的な到達時間を超えた車両に対してのみ、深夜割引を適用するといった工夫も考えられる。今回のETC障害は、単なる技術的な不具合では済まされない。障害の最中にもかかわらず、「後日支払いを」という通知がなされる。遅延やトラブルの原因を作った運営側が、利用者に“迷惑料”どころか“請求”をするという構図には違和感がある。同日、ゆうちょ銀行の通信システムでも午前中に障害が発生し、送金に支障が出た。ETCにせよ金融ネットワークにせよ、今や社会インフラそのものであり、ひとたび止まれば全国規模で影響が出る。こうした状況下で、なぜ確実なバックアップ体制が整えられていないのか。高速道路会社もゆうちょ銀行も、もともとは道路公団や郵政公社といったお役所組織の流れをくむ会社だ。前例主義が根強く、危機管理や改革のスピードが鈍いのではと疑いたくもなる。システムは「人間が作ったものである以上、絶対はない」。そうはいっても、繰り返される不具合に、国民はいつまで“慣れ”を強いられなければならないのだろうか。今こそ、制度とシステムの両面で「安心して使える仕組み」への見直しが求められている。
そもそもETCは、時間と距離のデータを正確に記録できるシステムである。であれば、割引の条件に「適度な休憩」や「安全運転」を組み込むことも技術的には可能なはずだ。例えば、平均的な到達時間を超えた車両に対してのみ、深夜割引を適用するといった工夫も考えられる。今回のETC障害は、単なる技術的な不具合では済まされない。障害の最中にもかかわらず、「後日支払いを」という通知がなされる。遅延やトラブルの原因を作った運営側が、利用者に“迷惑料”どころか“請求”をするという構図には違和感がある。同日、ゆうちょ銀行の通信システムでも午前中に障害が発生し、送金に支障が出た。ETCにせよ金融ネットワークにせよ、今や社会インフラそのものであり、ひとたび止まれば全国規模で影響が出る。こうした状況下で、なぜ確実なバックアップ体制が整えられていないのか。高速道路会社もゆうちょ銀行も、もともとは道路公団や郵政公社といったお役所組織の流れをくむ会社だ。前例主義が根強く、危機管理や改革のスピードが鈍いのではと疑いたくもなる。システムは「人間が作ったものである以上、絶対はない」。そうはいっても、繰り返される不具合に、国民はいつまで“慣れ”を強いられなければならないのだろうか。今こそ、制度とシステムの両面で「安心して使える仕組み」への見直しが求められている。
道路陥没事故 ― 2025年02月03日

埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け、地中インフラ設備の老朽化対策が注目されている。クボタなどが開発する、道路を掘り返さずに老朽化した下水道管を更新できる「管更生」技術は、通行止めを避けながら低コストでの改修を可能にする。また、AIを活用した水道管の老朽度診断と災害時の被害予測システムも開発されている。これにより、断水リスクが高いエリアを特定し、優先的な耐震化工事が可能になる。八潮市の道路陥没では、ガス管や光通信ケーブルも被害を受けた。大規模な陥没は想定されていないものの、地震などの災害対策は進められている。大阪ガスは阪神大震災後、柔軟性がありガス漏れしにくい「ポリエチレン管」の導入を推進。小規模な陥没には耐えられる可能性が高く、破損時にも供給停止範囲を最小限に抑えるため、導管網の細分化を進めている。通信インフラでは、NTT西日本が通信ケーブルを集積した「とう道」を震度7の地震にも耐えられる設計にし、通信障害の防止を図っている。今回の事故を機に、インフラ各社は老朽化や災害リスクへの対策をより強化する方針という。これまで、道路の陥没はアスファルトの問題だと思っていたため、今回の事故には驚いた。実際には、下水管の亀裂から上部の土砂が流れ込み、地中に空洞ができた結果、道路が陥没したり亀裂が生じたりすることがある。車道は強固なものだという思い込みは危険で、実際、日本各地で下水道破損による道路陥没が発生している。今回の事故は、大交差点での大規模な陥没であり、信じられないと思った人も多いだろう。
高度経済成長期に急速に整備された下水管の寿命は50年とされる。小規模な下水管の破損では今回のような事故は起こらないが、幹線道路下にある大規模な下水管の破損は、大事故につながる恐れがある。地盤の緩い埋め立て地や浸水被害の多い地域では特に注意が必要だとされるが、運転時にそれを意識する人は少ないだろう。重要なのは、事前のリスク発見と確実な修復技術の普及だ。下水管内に「管更生」ロボットが潜り込んで修復する技術には大いに期待できる。地方再生のために予算をばらまくくらいなら、こうした技術の開発と急速な普及に税金を投入してほしいものだ。
高度経済成長期に急速に整備された下水管の寿命は50年とされる。小規模な下水管の破損では今回のような事故は起こらないが、幹線道路下にある大規模な下水管の破損は、大事故につながる恐れがある。地盤の緩い埋め立て地や浸水被害の多い地域では特に注意が必要だとされるが、運転時にそれを意識する人は少ないだろう。重要なのは、事前のリスク発見と確実な修復技術の普及だ。下水管内に「管更生」ロボットが潜り込んで修復する技術には大いに期待できる。地方再生のために予算をばらまくくらいなら、こうした技術の開発と急速な普及に税金を投入してほしいものだ。
ホンダと日産が経営統合 ― 2024年12月21日

ホンダと日産が経営統合に向けた協議を進めていることが判明。23日にも覚書を締結し、三菱自動車を含めた新たな持ち株会社設立を目指す。これが実現すれば、世界販売台数でトヨタグループに次ぐ3位の自動車グループとなり、日本市場で勢力が二分される見通し。両社は電気自動車(EV)や次世代車(SDV)開発で米テスラや中国BYDといった新興勢力に対抗するため、投資負担を分担し経営効率の向上を図る。また、日産を狙う買収の可能性が取り沙汰されており、統合には防衛策の意味も含まれる。2023年の3社合計販売台数は813万台で、トヨタグループやフォルクスワーゲンに次ぐ規模となる。これにより、基幹部品メーカー間の再編が進む可能性もあるという。日産の経営立て直しで工場閉鎖や従業員大量整理の報道から1カ月がたった。どのアナリストも日産の経営立て直しは困難との見通しを示してきた中での今回の経営統合の報道となり、日産株はストップ高になるまで株価を上げた。日産ホンダ三菱の経営統合は現状の販売台数の上ではシェアを優位にしたが、その電気自動車戦略はまだわからないので逆にホンダは株価を下げている。これで、ハイブリッドと水素エンジン戦略のトヨタグループとEV戦略の日産ホンダ三菱グループに日本自動車界地図がくっきり二つに分かれた感がある。
バッテリー駆動のEV(電気自動車)は、脱炭素運動に呼応して売り上げを伸ばしてきた。しかし、EV導入に積極的だったヨーロッパでは、充電インフラの問題が顕在化し、さらに寒冷地ではバッテリー性能が低下して長距離走行が困難になるなど、使い勝手の悪さから人気を落としている。加えて、中国製の補助金による安価なEVが市場に溢れたことで、欧州自動車メーカーは競争力を失い、工場閉鎖や人員削減といった深刻な問題に直面している。このような状況から、EV推進はむしろ国内経済を悪化させるという批判が高まり、「欧州から追い出したかったトヨタのハイブリッド車の方が現実的だ」という風潮に変わりつつある。日産は、世界初の量産型EV「リーフ」を開発し、多くのEV技術を持つが、中国製の安価なEVに対抗できず、主戦場のアメリカ市場でもハイブリッド車のラインナップが乏しいため、原価割れの販売を強いられ、経営が困難になっている。ただ、EVの充電問題や車両重量の問題(「バッテリーの塊」とも揶揄される車重の重さ)を解決すれば競争力を取り戻せる可能性がある。世界で競争が進む次世代の全固体電池の開発では、日本企業が優位に立っている。かつてインターネットがその実用性を疑問視されていたが、高速回線やWi-Fiの普及で新興勢力のGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)を中心としたeコマース市場を拡大させたように、全固体電池やAIを活用した自動運転技術を持つ企業が次の勝者となる可能性が高い。それまでの間、日産はハイブリッドエンジンの不足を補うためにホンダから供給を受け、ラインナップを強化する。一方、ホンダは日産の強力なサプライチェーンや販売網を活用することで、両社の統合がシナジーを生み、競争力を向上させる可能性はある。日産はシャープや東芝のような海外資本への身売りをして培ってきた技術を奪われてはならないと思う。
バッテリー駆動のEV(電気自動車)は、脱炭素運動に呼応して売り上げを伸ばしてきた。しかし、EV導入に積極的だったヨーロッパでは、充電インフラの問題が顕在化し、さらに寒冷地ではバッテリー性能が低下して長距離走行が困難になるなど、使い勝手の悪さから人気を落としている。加えて、中国製の補助金による安価なEVが市場に溢れたことで、欧州自動車メーカーは競争力を失い、工場閉鎖や人員削減といった深刻な問題に直面している。このような状況から、EV推進はむしろ国内経済を悪化させるという批判が高まり、「欧州から追い出したかったトヨタのハイブリッド車の方が現実的だ」という風潮に変わりつつある。日産は、世界初の量産型EV「リーフ」を開発し、多くのEV技術を持つが、中国製の安価なEVに対抗できず、主戦場のアメリカ市場でもハイブリッド車のラインナップが乏しいため、原価割れの販売を強いられ、経営が困難になっている。ただ、EVの充電問題や車両重量の問題(「バッテリーの塊」とも揶揄される車重の重さ)を解決すれば競争力を取り戻せる可能性がある。世界で競争が進む次世代の全固体電池の開発では、日本企業が優位に立っている。かつてインターネットがその実用性を疑問視されていたが、高速回線やWi-Fiの普及で新興勢力のGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)を中心としたeコマース市場を拡大させたように、全固体電池やAIを活用した自動運転技術を持つ企業が次の勝者となる可能性が高い。それまでの間、日産はハイブリッドエンジンの不足を補うためにホンダから供給を受け、ラインナップを強化する。一方、ホンダは日産の強力なサプライチェーンや販売網を活用することで、両社の統合がシナジーを生み、競争力を向上させる可能性はある。日産はシャープや東芝のような海外資本への身売りをして培ってきた技術を奪われてはならないと思う。
マイナーチェンジ ― 2024年10月26日

車の点検日なので早めの冬タイヤ交換と合わせてディーラー店に行った。冬タイヤは家に置くスペースがないのでディーラーに預けているが、今年も暖冬が続けば出番はないかもしれないのに年間2万円で預ける価値があるのかどうかはわからない。たまに旅行に出かけた時に北国の場合は必要となるがそれも1週間ほどのことだ。点検を待っていると、営業マンがオーラのマイナーチェンジが出たと紹介してくれた。後輪にもモーターをつけた4輪駆動がお勧めだそうだが、その分充電が必要になるので燃費は少し悪くなるとのことだった。確かに4輪駆動にすれば後輪のずれが無くなるのでコーナリングが良くはなる。だけど、後輪モータ分が重くなるので加速は悪くなるのではと思う。フロントマスクが最近はやりの大きなグリルに変わったがエンジンが大きくなったわけでもないのに吸気部を大きくする意味はないのでデザインが流行しているというだけのことだ。
日産のeパワーシステムはいわゆるハイブリッド走行ではなく、エンジンで発電した電気をバッテリーに貯めてモーターだけで走行する仕組みだ。トヨタのハイブリッドは低速をモーター、高速をエンジンで駆動させるので燃費はかなり良い。モーター駆動は加速は良いが高速で頭打ちになる。仕組みもモータ駆動だけの方がシンプルでハイブリッド駆動は複雑だ。だが、複雑な機構を持つトヨタの方が売り上げ利益率が11%以上と高く、簡単な機構で利益が上げられはずの日産の利益率が3%程度なのは世界での認知度の問題なのだろうか。トヨタは一貫してハイブリッド駆動にこだわり、最近のEV車への寒冷地での性能不足から見直され始めているのも影響しているのかもしれない。
日産のeパワーシステムはいわゆるハイブリッド走行ではなく、エンジンで発電した電気をバッテリーに貯めてモーターだけで走行する仕組みだ。トヨタのハイブリッドは低速をモーター、高速をエンジンで駆動させるので燃費はかなり良い。モーター駆動は加速は良いが高速で頭打ちになる。仕組みもモータ駆動だけの方がシンプルでハイブリッド駆動は複雑だ。だが、複雑な機構を持つトヨタの方が売り上げ利益率が11%以上と高く、簡単な機構で利益が上げられはずの日産の利益率が3%程度なのは世界での認知度の問題なのだろうか。トヨタは一貫してハイブリッド駆動にこだわり、最近のEV車への寒冷地での性能不足から見直され始めているのも影響しているのかもしれない。
マイナ免許証 ― 2024年09月22日

警察庁は来年3月24日からマイナンバーカードと運転免許証を一体化させた「マイナ免許証」を導入する。マイナンバーカードのICチップには、免許の種類、有効期限、条件、顔写真などの情報が記録される。希望者には、従来の免許証も引き続き発行される。免許保有者は、①現行の免許証のみ②マイナ免許証のみ③両方持つ、の3つのパターンに分かれることになる。マイナ免許証のみで運転が可能で、警察官は端末で免許情報を確認する仕組みである。手数料は、現行の免許証が2850円、マイナ免許証が2100円、両方持つ場合は2950円となる。氏名や住所変更は「ワンストップ」で可能になり、優良運転者など一部のドライバーは免許更新時にオンライン講習の受講が可能だ。Androidスマホではすでにマイナカードは搭載できる。iPhoneへのマイナンバーカード機能の搭載は、来年6月頃に予定され、Apple Walletを通じてマイナンバーカードの情報を利用できるようになる。マイナカードは保管し携帯で対応するスタイルが最も便利だ。自分のスマホはiPhoneだし、免許更新はまだ3年先なので、一通りのトラブルが修正された頃だろう。その時はマイナ免許証発行のみの選択となろう。
巷に心配されている内容は情報技術の現状を良く知らない人たちの心配と言える。マイナ免許証を紛失すると、再発行までの間は運転ができなくなるという心配は、現在の運転免許証制度も同じだ。また、マイナカードに多くの個人情報が集約されるので情報漏洩や不正利用のリスクが高まるというお馴染みの不安があるが、ATMカードやクレジットカードよりマイナカードの顔認証システムの方がセキュリティー度は高い。マイナ免許証の発行や再発行、免許提示現場で、専用端末の普及が十分に進まない場合、現場での混乱が予想されるというが、どんなシステムでも最初は不具合があるものだ。しかも免許更新は一気にされるものでもないし、マイナ免許証の普及具合を見ながら少しづつ登録数は増えていく。ちなみに現在の免許証を確認する現場でも通信端末で免許証チップから顔写真と免許ナンバーを読み取って本部の免許サーバーを照会している。確認システムとしては何も変わらないのだが、その仕組みを知らない人にとっては突然新しい仕組みに変わると誤解されているだけのことだ。ただ、マイナカードの顔写真更新と免許更新の時期は違うので、免許試験場での顔写真がマイナカードに使えるようにしてもらえると免許保持者はマイナカードの自撮りの手間が省けるので強く要望したい。
巷に心配されている内容は情報技術の現状を良く知らない人たちの心配と言える。マイナ免許証を紛失すると、再発行までの間は運転ができなくなるという心配は、現在の運転免許証制度も同じだ。また、マイナカードに多くの個人情報が集約されるので情報漏洩や不正利用のリスクが高まるというお馴染みの不安があるが、ATMカードやクレジットカードよりマイナカードの顔認証システムの方がセキュリティー度は高い。マイナ免許証の発行や再発行、免許提示現場で、専用端末の普及が十分に進まない場合、現場での混乱が予想されるというが、どんなシステムでも最初は不具合があるものだ。しかも免許更新は一気にされるものでもないし、マイナ免許証の普及具合を見ながら少しづつ登録数は増えていく。ちなみに現在の免許証を確認する現場でも通信端末で免許証チップから顔写真と免許ナンバーを読み取って本部の免許サーバーを照会している。確認システムとしては何も変わらないのだが、その仕組みを知らない人にとっては突然新しい仕組みに変わると誤解されているだけのことだ。ただ、マイナカードの顔写真更新と免許更新の時期は違うので、免許試験場での顔写真がマイナカードに使えるようにしてもらえると免許保持者はマイナカードの自撮りの手間が省けるので強く要望したい。
iPhoneマップのカーナビ ― 2024年07月29日

iPhoneマップのカーナビの性能がかなり良くなったらしいので、グーグルマップとお別れしてこれを使っている。Yahooカーナビが便利だと聞くがスマホでヤフーマップをほとんど使っていないのでアップルがだめなら最終的に乗り換える予定だ。グーグルマップのカーナビは最短距離を道幅に関係なく示してしまうので知らない土地に行ったときはお手上げになる。日産の純正カーナビも大差ない。アイホンマップは地元の標準的な最短距離を提示する機能がかなり良くなったという。使ってみると、ナビ地図の視認性がグーグルよりかなり見やすい。曲がるべき交差点に来ると地図が大きくなるのもわかりやすい。グーグルは通りの名前や近隣の公共交通機関の停車場名や主な建物名が倍率が低いと表示されなくなるがアイホンは最低限必要な名称は表示される。
到着予定時刻・残り時間・残り距離が表示されるのは同じだが、意外とAppleマップの方が見やすい。アップルカープレイではまだ少ししか利用していないので9月の旅行で実力を試してみたいと思う。知らない土地でカーナビですれ違うこともできない狭い道に何十分も連れ込まれた時の心細さと言ったら筆舌に尽くしがたい。ヤフーカーナビもカープレイで使えるようになっているので徐々に使おうと思う。
到着予定時刻・残り時間・残り距離が表示されるのは同じだが、意外とAppleマップの方が見やすい。アップルカープレイではまだ少ししか利用していないので9月の旅行で実力を試してみたいと思う。知らない土地でカーナビですれ違うこともできない狭い道に何十分も連れ込まれた時の心細さと言ったら筆舌に尽くしがたい。ヤフーカーナビもカープレイで使えるようになっているので徐々に使おうと思う。
自動車「認証不正問題」 ― 2024年06月13日

先日、自動車メーカー5社で、量産に必要な型式指定申請で「不正」があったとして、3社が生産中の6車種について出荷停止となった。昨年のダイハツ工業の不正事案に比べ対象となる車種や生産台数は限定的らしい。この国交省の「不正」発表をほとんどのメディアは検証もせず垂れ流した。ダイハツのデータ改ざんして開発期間を早めた不正と、今回の問題は全く意味が違う。各社は国交省が指定する基準よりも厳しくして合格したものを、国の基準で通過したと改ざんしたのが今回の事案だ。例えば、ガソリン漏れ耐久検査の後方追突負荷の国基準は1100キロだがトヨタ車は1800キロで追突実験をしていた。アメリカの基準が1800キロなので輸出企業であるトヨタは大は小を兼ねると端折った実験をしたわけだ。追突時の安全装置実験もエアバック稼働をタイマーで遅らせる不正実験をしたという。だが、エアバックが衝突時にほぼ確実に稼働すると知るエンジニアたちは、肝心の車体構造とシートベルトが安全かどうかを確認するためにわざとエアバック稼働を遅らせて実験をした。
各社のエンジニアがユーザーの高い安全性を考えて国基準より厳しい基準で実験をしたものを、国交省は国基準で実験をしていないので不正だという。国基準が各社の基準より遅れている問題についてはコメントせず、認証不正と断じるのはユーザーとしては納得がいかない。もちろん規則を遵守せずに改ざんするのは、ダイハツ事案のように検査もせずに通過したという不正を見逃してしまう危険がある。だが、今回の事案は、時代遅れの基準を変えられない「決断の遅い」お役所仕事を棚に上げ、日進月歩で技術向上に取り組んでいる民間をいじめているようにも見える。
各社のエンジニアがユーザーの高い安全性を考えて国基準より厳しい基準で実験をしたものを、国交省は国基準で実験をしていないので不正だという。国基準が各社の基準より遅れている問題についてはコメントせず、認証不正と断じるのはユーザーとしては納得がいかない。もちろん規則を遵守せずに改ざんするのは、ダイハツ事案のように検査もせずに通過したという不正を見逃してしまう危険がある。だが、今回の事案は、時代遅れの基準を変えられない「決断の遅い」お役所仕事を棚に上げ、日進月歩で技術向上に取り組んでいる民間をいじめているようにも見える。
日産オーラ ― 2024年03月05日

息子の車の修理の代車日産エルグランドとトヨタプリウスに乗り継いできたが、やっと修理が終わり息子に貸していたオーラが戻ってきた。快適だ。エルグランドは重いしプリウスもハイブリッドで加速が悪い。モーターで一気に130馬力を出すオーラーはきびきび動いて気持ちがいい。静粛性もはるかに良いのでカーオーディオも良好だ。こうして短い間に車に乗り継ぐと改めてオーラの良さがわかる。オーラは標準ノートと同じe-POWERシステム(エンジン発電モーター走行)を採用しているが、専用チューニングでトルクが向上し、合流や発進などで力強い加速ができる。 余力のある走りになるので、加速すると気持ちがいいほど伸びる。
ハイブリッドカーはモーター出力が弱いので街中ではもっさりした走りになる。高速ではエンジン走行するのでハイブリッドの方が加速が良いとされるが、普通の走りならオーラで高速加速の不自由を感じたことはない。車が帰ってきたので早速旅の準備を始めた。
ハイブリッドカーはモーター出力が弱いので街中ではもっさりした走りになる。高速ではエンジン走行するのでハイブリッドの方が加速が良いとされるが、普通の走りならオーラで高速加速の不自由を感じたことはない。車が帰ってきたので早速旅の準備を始めた。
バイクのシャッターキー ― 2024年02月20日

バイクのエンジンがかからないと娘がいうので見てみる。長い間雨ざらしになっているのと寒さのためにバッテリーも弱りキャブレターも不調なのだろう。セルを回してみるが排気音がしないのでガスが回ってないのがわかる。何度かセルをかけるがうんともすんとも言わない。バッテリー消費を防ぐために次の日に再挑戦しようと決めた。雨も降っているのでキー穴のシャッターを閉めた。こんなもん昔のバイクについてたかなと思いシャッターを開けようとするとつまみのポチがポロリと折れた。どうやって開けるか分からないのでネットで調べることにした。
調べるとバイクキーの握りの部分に六角レンチのような突起がありこれを差し込んでシャッターを開けると書いてあった。シャッターキーというらしい。昔のバイクはこんな気の利いたものはついていなかった。翌日は雨もやみ気温も高かったのでバッテリー上がり覚悟で30秒近くセルを回すとようやく排気音がして回りだした。バイクはエンジンがかからない場合があると懐かしい思いで再認識する。最近の乗り物は故障知らずなのでトラブルがあると焦ってしまう。
調べるとバイクキーの握りの部分に六角レンチのような突起がありこれを差し込んでシャッターを開けると書いてあった。シャッターキーというらしい。昔のバイクはこんな気の利いたものはついていなかった。翌日は雨もやみ気温も高かったのでバッテリー上がり覚悟で30秒近くセルを回すとようやく排気音がして回りだした。バイクはエンジンがかからない場合があると懐かしい思いで再認識する。最近の乗り物は故障知らずなのでトラブルがあると焦ってしまう。
電子車検証 ― 2024年02月05日

ググっていると電子車検証という言葉が出てきた。2023年1月4日から交付が開始され、車検証にICタグを貼り付けたものだ。従来の車検証のA4サイズが、電子車検証はA6サイズの厚紙となる。券面には変更登録等による記録事項の変更を伴わない基礎的情報のみが記載され、現行の車検証情報はICタグに格納されているという。これは便利だ。よくあるのは旅でフェリー利用の際に窓口で車検証を示す必要があるが、車検証はマニュアルと一緒になった分厚いビニールカバーのブックを持ち運ぶことになる。中から取り出してもいいが破れたり入れ忘れたりするので全部持っていくがこれが結構面倒なのだ。しかも、車と離れた場所からネットでフェリー予約をするときに正確な情報を覚えていないので、車庫まで行って車検証ブックを取りに行くのが邪魔くさい。ワシの車は一昨年購入なので電子車検証ではないが来年はこれに代わる。スマホで車検証に搭載されているICチップを読み込めば陸運局とネットでつながりPDFもダウンロードできる。
コオロギ(河野)太郎の昆虫食推しや親中姿勢は嫌いだが、仕事が早いところは評価できる。これで免許証がスマホで確認できればもっと便利だ。個人情報が政府に把握されるとデジタル化に難色示す輩がいるが、そもそも健康保険も戸籍情報もずっと前から政府が握っているのに今更何を言っているのだろうと首をかしげたくなる。権力が調べようと思えばこれらは紙媒体でも調査可能なのだから同じことだろう。むしろクレジットカードは一民間企業にほとんどの情報を渡しているが、情報を売り渡す動機は民間の方がはるかに高いのだからデジタル化が心配な人はクレジットカードもATMカードもポイントカードも持たないほうが良い。
コオロギ(河野)太郎の昆虫食推しや親中姿勢は嫌いだが、仕事が早いところは評価できる。これで免許証がスマホで確認できればもっと便利だ。個人情報が政府に把握されるとデジタル化に難色示す輩がいるが、そもそも健康保険も戸籍情報もずっと前から政府が握っているのに今更何を言っているのだろうと首をかしげたくなる。権力が調べようと思えばこれらは紙媒体でも調査可能なのだから同じことだろう。むしろクレジットカードは一民間企業にほとんどの情報を渡しているが、情報を売り渡す動機は民間の方がはるかに高いのだからデジタル化が心配な人はクレジットカードもATMカードもポイントカードも持たないほうが良い。