乳腺クリニック2024年04月15日

親族の乳がんについて聞きに行ってほしいと施設から連絡があり病院に行った。大病院の中の乳腺外科だけは建物の中に頑丈な扉があり閉鎖空間だった。女性の患者が乳房をさらすところなので普通の外来とは違う感満載の空間に見えた。受付で「ご親族の方ですね」と通してくれた。ワシはハイハイとうつむいて頭をかきながら順番を待つ。なんでこんな卑屈になって待たねばならぬのかと我慢して待っていた。受診している女性がワシを一瞥する。なんでこんなおっさんが座っているのかという視線に感じる。「ご親族だからね」と心でつぶやくが平常心の装いはあっという間に陥落し、うなだれてソファーの上で待つ。待つこと20分だが3時間くらいに感じた。

結局、転移しない腫瘍だから大丈夫と主治医の話を聞き。そそくさと乳腺外科から撤退した。施設に処方箋と次回の予約表を渡すと、「え?次回は行かないの?」みたいな視線を職員が飛ばしてくるのであとはよろしくと逃げるように帰ってきた。なんでワシが毎回乳腺外来に行かねばならぬのだと憤慨しつつ帰路についた。

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