防犯カメラの増設2024年10月28日

防犯カメラ
神戸市では、首都圏で相次ぐ強盗事件を受け、市民の「体感治安」が悪化しているとし、住宅地などへの防犯カメラの増設を決めた。市は11月の補正予算に100台以上の設置費用を計上し、2026年までに市が管理する防犯カメラを5000台に倍増させる計画である。市は2012年から自治会などに対して防犯カメラ設置を支援してきたが、この支援事業は2023年10月末で新規募集を終了。一方、市独自の管理カメラは2023年末時点で約2500台に上る。今回の連続強盗を受け、久元市長は設置対象を駅や通学路から住宅街にも広げる必要があるとし、県警などと協力して設置場所や台数を決定していく方針。市危機管理室は、自治会への管理負担を軽減しつつ、市管理のカメラ増設により確実な防犯対応を図りたいという。近所の付き合いが薄くなり自治会が弱体化し、高齢者の住まいが多い地域にはやむを得ないことなのかもしれない。監視社会を危惧する旨もあるが、代案がない。

防犯カメラの仕組みの多くはネットワークカメラであり、警察などの拠点に映像を集約して録画している。いつも人の目で監視しているというよりは、事件が起これば関係録画を解析することに使う。カメラがあることで犯罪の抑止にもなる。問題はインターネットにつなげるとハッキングの恐れがあり乗っ取りのリスクがある。ドラマでよくあるのが、防犯カメラを乗っ取って録画できなくしたり、勝手に利用してプライバシーを侵害する行為である。中国製のネットワークカメラにはバックドア(盗撮機能)を仕込んでいるものが発見され国際的に注意を喚起している事例もある。ただ、その手の危惧は中華製のスマホにも言える。最近、ファウエーから中華製純正OSで動作するスマホが発表された。カメラ性能が良いことや、きびきび動作すると評判だが大丈夫かとも思う。国産だから安心だというわけではないが、プライバシーにかかわるICTについての行政管理にも監視が必要だろう。

元党首SPはずれて晴々2024年10月06日

SP外れた泉健太
町の体育祭で自治会のメンバーと話していると、後ろから声をかけられた。地元選出国会議員の立憲の泉健太氏だった。党首の時はSPがついて地元の人でも自由に話しかけることもできなかったが、党首選に負けて政党代表を外れ3年ぶりに晴れて元通りに話ができるようになったという。党首の時は自動車の運転もできないし自転車も乗せてもらえなかったという。衆議院解散直前の日曜日ということで地元の行事に顔出しをしているのだろう。日本のセキュリティポリス(SP)は、警察庁の下で運営される特別な警護部隊だ。要人や重要な人物の安全を確保する役割を担い内閣や外国の要人、政府高官や政党党首等の警護を担当する。彼らの任務は、要人の安全を確保し、潜在的な脅威から守る。また、地方での要人活動時には地元警察と連携し、警護を強化することもあるらしい。

そういえば、地元の夏祭りの時は秘書だけがあいさつに来て、SPの問題があって泉氏は来られないと言っていたのを思い出した。やはり秘書が来てあいさつするのと、雑談でも政治家本人が来て話すのでは違うと感じる。立憲の政策には安全保障も経済政策も何もかも賛成できるものはないが、背の高い泉氏が来るだけで周囲のムードはがらりと変わる。自民の小泉進次郎氏が来ても同じなのだろう。これがだらし内閣の議員が来たら三原じゅん子氏以外には誰も振り向かないだろう。見てくれは政策とは関係がないが取っ掛かりには大事だなと思う。

PTA役員の強引な勧誘2024年09月14日

共働き家庭の増加に伴い、PTA役員の担い手不足が深刻化している。その中で、問題のある役員勧誘方法や個人情報の取り扱いが批判されている。大阪府内の学校では、次年度の役員候補の自宅に何度も訪問するような強引な勧誘手法がマニュアル化されており、これに対して「宗教勧誘のようだ」との声も上がった。また、学校が保護者や児童の個人情報をPTAに提供することに違法性があるとして、保護者が校長を刑事告発する事態も発生している。個人情報保護法により、PTA会員名簿の作成や運用には本人の同意が必要とされているが、徹底されていないケースが続発している。大分市や高槻市でも、保護者が自身や子供の情報が無断でPTAに漏洩されたとして校長を刑事告発する事例が起きている。役員の負担が大きい中、役員勧誘の方法や個人情報の管理について、改善が求められている。PTAに関わったのはもう30年以上も前の話だ。年末の寒い夜にご近所の夫人ら数人が狭い玄関口に並ばれて「私たちはPTA推薦委員で次期会長をお願いしに来た」という旨で頭を下げに来られた。こんな寒い夜中に活動する彼女らの努力に報いたくて浪花節で会長を引き受けたことを思い出した。

話したこともないPTA会員宅を回るという推薦委員活動があることを訪問を受けるまで知らず、驚いたことを覚えている。自分のようなお人好しに出会うまでこの訪問を繰り返すのだろうなと思った。保育所や学童の保護者会活動をしていると同じ学年の保護者は活動の中で仲良くなりお互いの様子も大体把握している。次期役員決めの学年会は必ず揉めるが最終的には双方納得する話し合いで決まった。それに比べてPTA役員推薦活動は無理がある。お互いが一緒に活動した蓄積もないのに突如として役員話が振られてくるからだ。様々な活動が積み上げられる中でしか会員同士の信頼関係は醸成されない。信頼関係がない中で組織だけを維持するのは困難だ。PTAを否定する喧伝は、こうした人間関係の本質論に触れずに宗教勧誘と同質だとか個人情報保護違反云々を書きPTA不要論を展開する。町内会でも同じことだが、活動のないところに信頼関係など作り得ない。親睦活動が強制的で煩わしいと言ってしまえばそれまでだが、子供や地域の安全を維持したくない人はいない。教員の下働きのような仕事や形骸化してつまらない活動なら会員同士の顔が見え楽しめる活動に作りかえることが大事だ。地域コミュニティーの絆を維持するには地道な行事の積み重ねしかない。PTAや保護者会、町内会は暮らしにとって必要だという論調をメディアはもっと取り上げるべきだと思う。

夏祭り抽選会2024年08月25日

満員出店
今年で50周年の夏祭りが終わった。来場者の公式発表はないが、のべ二千とも三千人とも言われる。1700平米ほどのグランドに30テント以上の出店が16時から21時まで5時間開催されている。出店は20分は並ばないといけない店もある。揚げ物や焼き物は時間当たりの需要に見合った生産力がないのだ。それでも終了前にはほとんど売り切れてしまうので出店者にすれば儲けは出たはずだ。焼きそば300円、ビール400円、フランクフルト100円と安いが、ほとんどが保護者会やボランティア団体なので黒字にはなっているという。ピーク時の人出は1000人近いだろう。出店に並びながらおしゃべりして過ごすのが楽しいのだろうが年寄りには厳しい。日が落ちれば涼しい風も吹いてそう暑くはないが、18時ころまでは日差しの中で照り焼きになりそうだ。今回は団体の関係で音楽などの鳴り物イベントがないのでその代わりに抽選会が2時間以上延々と行われた。入り口で氏名と誕生日を記入してもらい箱に入れて18時から抽選がはじまる。景品は100以上準備されたという。2000人とすれば倍率20倍だ。

早くに抽選された人は良いが、抽選して名前を読み上げ本人が出てきて景品を渡すまでの時間を平均1分としても2時間近くかかってしまう。出店に並んでいると並びなおさなければならず不合理この上ない。最初の20人ほどは読み上げるが、あとは名前を表示しておいて景品交換場所で誕生日を言えば交換してもらえる仕組みにしたほうが合理的だ。前夜祭の映画用のスクリーンも残っているから、プロジェクターで映写しておけば夜でも見やすい。担当を1名置いておけばパソコンで受取済みの名前を消していけるので目に留まりやすくなる。抽選会の検討段階ではQRコードでスマホに読み取ってフォームに書き込めば申し込める方法も提案したが、スマホを持たぬ年寄りや子供も多いとのことで却下された。その分は入力ボランティアを募ればできるし、無理なら番号札を渡す方法もあったと思うが、そもそもICTの知識のない人が多い実行委員会なので理解が得られなかった。人気の出店もQRコードを読み取れば番号が発行されて並ぶ必要もなくなり出店の前にはQR受付中番号を貼っておけば込み合うこともない。スマホ操作ができない人には専用の受付を作ればよいだけだ。しかし、若いスタッフがいる出店でもそういう発想はなかったようだ。ICT普及にはまだまだ時間がかかりそうだ。

自治会の繰越金2024年06月28日

今週末は連合自治会の総会が予定されている。立場上、総会で事業報告を行わなければならない。これでやっと役員の任務が終わるので、できれば簡潔に報告して終わりたいと思っている。ただし、積み残しの課題に触れないわけにはいかない。特に、繰越金問題に手が付けられなかったことがその一つである。約600世帯で35万円の収入があり、60万円弱の支出がある。赤字の25万円はこれまで繰越金を切り崩してカバーしてきた。数年前までは会費が倍の70万円以上の収入があった。50年も経つと毎年10万の繰越で500万近くが剰余金として積み上がった。数年前の役員会でこれが課題となり、会費を半額にして不足分の20~30万を毎年切り崩してきた。単純計算ではこの切り崩し額であと15年は値上げの必要がない。

ただし、2%のインフレが続けば10年後には繰越の預金は実質的に2割以上目減りしてしまう。支出から考えれば、毎年の物価上昇に合わせて事業費を増額すれば12年ほどで繰越金は底をつくだろう。自治会は例年通りにしか支出額を決めないので、事業規模は次第に縮小していくと思われる。事業規模をインフレに合わせて徐々に縮小するのか、恒例の支出額を超えても必要な物品等を購入して会員資産の目減りを防ぐのか、昨年の役員会では判断できなかった。ただ、繰越金が尽きる前に会費値上げ幅や支出額を考慮する必要がある。事業規模を維持していくための会費値上げをするのか、規模を縮小しても会費額を維持するのか、両論あるはずである。何も触らずに課題を後回しにするという選択が最も無難ではあるが、後になるほど追い詰められていくのは間違いない。任意の団体の繰越金が予算の3倍以上というのは望ましくない。しかし、会費額の多寡についての議論は、防犯・防災などの基盤となる自治会の絆が形成される事業の必要性について話し合われてこそ意味があると思う。

多様性の町内会2024年06月01日

やっと町内会のお役御免の総会が来た。15分前に会場に行くと新執行部は一人だけ。なんだよ誰が準備するんだよとぼやきながら二人で机を運んだ。5分前に新会長がやってきて、何を指示していいか分からないようだ。議長をお願いしていた人に頼んで、段取りを新会長と打ち合わせてもらう。新役員は組織会合の経験がない人ばかりなのは知っていたが、まさかここまで知らないとは驚いた。ただ、分からなければ分からないと言えばいいのにそれができない。ようやく段取りが住んで10分遅れて開始。ワシも決して総会慣れするほど関わったことはないが、理屈は執行部案を代議員に図るという図式だ。ところが新会長は執行部提案に皆が不安をいうので皆が賛成しているにもかかわらず自分で執行部案にただひとり反対した。執行部が自分が報告した執行部案に反対してどうする気なのと思わず口走ってしまった。

議長はまぁまぁと皆が賛成しているのだから採択なのだと、新会長を忖度してくれたので事なきを得たが、普通は執行部が原案を引っ込めたといわれかねない事態だった。そのあと、新会長は今年の目標は良い引継ぎをすることだと宣った。要は旧役員の引継ぎが不十分だから思うように動けないというわけだ。冒頭発言で大事なのは今年何をするかであって、引継ぎは結果を出してからだ。文書を読めば理解できるように時間を割いてきたワシとしてはやるせない。でも、こんな人もいるのかと勉強にはなる。

若返り2024年04月20日

自治会連合の新年度役員会に参加した。昨年の会長以下事務局の平均年齢は70歳程度だった。新年度の事務局は20歳程度若返り平均年齢40代後半のようだ。役員は輪番制なので偶然なのだが、若い役員が前に座ると気持ちが良い。ただ、頭の回転が速いので説明を端折ることが多く、高齢者には少し通じにくいかもしれない。引継ぎの活動をして思うに、自分も高齢者の端くれではあるが、高齢者に言いたいことを理解してもらうには限界を感じている。文書を読んでもらってはいるのだが、前回の内容と統合して理解することにはかなり個人差がある。つまり覚えていないので、何度も同じことを繰り返す必要がある。新しい内容だと1を知って10を知るわけにはいかない。10を話して1残るかどうかなので関係性がぎくしゃくして、説明が悪いだの言い方が不親切だのと内容以外のところで苦情が出る。

若い人だとすぐに了解しあえるので、気持ちがいい。だがしかし自分もいつか進む道なのだとあきらめないで引継ぎをする。善意の活動とはいえ湧き上がる感情を抑えるのに苦労する。散る桜残る桜も散る桜(良寛和尚)と唱えているが、会長代替わりの総会まであと2か月もある。

風呂場のインターホン2024年03月31日

風呂に入っているときに玄関チャイムが鳴ったので持ち込んだタブレットで観てみるとおばちゃんが映っている。マスクをしているから誰かはわからない。どなたですかと聞くと、○×ですという。覚えがないので、風呂に入っているからあとできてねと言ってインターホンを切った。向こうにしてみれば、「は?お風呂」と訪問者は思ったに違いない。なんで風呂からインターホンなんだと思っただろう。ワシはいつも朝風呂に入るので良くインターホンが鳴るのだが、ほとんどは「風呂だ」というと訝しがられるはずなので、スルーすることにしている。でもマスクのおばちゃんは急用がある感じだったので恥を忍んで風呂に入っているからあとできてねと伝えたわけだ。

仕切り直しで訪れたおばちゃんは自治会の新役員だった。連合会の会長をしていると知らない人がたくさん訪問してくる。普通は電話でアポ取ってから来てよと思うのだが、昭和の方は近所だしと歩いて来られる。そんな関りも今日で終わりだ。新しい会長が対応してくれる。新しい会長は令和生まれなのでSNSで役員会の招集しようとする。いえいえ昭和の人はSNSを見たとしても「紙」が必要ですと引き継いだ。

お花芽見会2024年03月30日

この寒さで、2月に気象庁が発表していた桜の満開予想が1週間ほどずれた。ずれたが、1か月前から予定していた町内会のお花見会をした。お花芽見会となったが暖かいのでみんな出てきて公園でぜんざいを食べお酒を飲み楽しく過ごした。桜は数輪咲いていたが、ほとんどの花芽はまだ固くこれから咲くからねという状態であった。公園の隅に植えられた小さな枝垂桜だけが満開ではあったが、参加者は花より団子状態であった。

連合会の役員さんものぞきに来て、話の花が咲いた。年齢はみな70歳を超えていたが、中には若い人も数人来て自治会に入ると言ってくれた。公園にテントを張るだけでなんか楽しそうだったのだろう。夕暮れ近くまでお酒を飲んで完全に酔っぱらったが、良い一日だった。

役員届2024年03月25日

町から新年度の役員届が郵送されてきた。紙に書いて郵送しろとある。いちいち氏名住所電番号Emailを書くのだ。名簿を参照して紙に書くなど最近はほとんどしないので面倒だ。どうしてこんな前近代的な手続きなのだろう。こちらも写し間違えるかもしれないし、役場も結局入力するのだから写し間違えもあるだろう。しかもこちらの原本はすでに電子データになっているのにあほみたいだ。町から届いた紙をスキャンしてPDFにしてPDF編集ソフトで必要なデータを貼り付けて電子メールで送った。

但し書きに、グーグルフォームなどがあるのだから送信可能な人はそちらから送信できるようにしてほしいと要望しておいた。役場の職員も毎年のことと1いえ100団体ほどのプリントをして封に詰めて発送して、返ってきた紙をデータ化するのだ。膨大な時間がかかるのに毎年毎年あほらしくならないのだろうか。わが町のDX化は程遠い感じだ。
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