昼寝2023年03月17日

最近昼過ぎるとやたらに眠い。朝もやや遅く目覚めるがたくさん寝てもやっぱり昼は眠いのだ。昨日は小説を読みながら、今日は動画を見ながらうとうとして目が覚めて気が付くと夕刻だった。韓国では「春困病」欧州では「春の眠気」と呼ばれ春は眠い季節だというのは万国共通らしい。夏目漱石は「春は眠くなる。猫は鼠を捕る事を忘れ、人間は借金のある事を忘れる」と「草枕」に示し、孟浩然は「春暁」で「春眠暁を覚えず 処処啼鳥を聞く 夜来風雨の声  花落つること知る多少」と詠み「春の朝、いつ夜が明けたのか気がつかず眠り込んでいた。目を覚ますとすでにあちこちで、鳥が啼いている。昨夜は雨まじりの風が強く、そのために良く眠れなかった。せっかく咲いた花がどれくらい散ってしまっただろう」と口惜しがる。

眠りを誘うホルモン「メラトニン」は暗くなると脳内で分泌され、眠りを誘い、明るくなると低下して目覚めさせる。春は朝早くから明るくなるので、メラトニンが冬に比べて早く低下するため、深く眠れなくなり睡眠不足になるという。地球上の生物は、太陽に依存しており、地球の自転公転に合わせて適応していくしかない。つまり、春は眠くていいのだ。
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