顔見世2022年12月15日

顔見世に行った。昔歌舞伎役者の雇用期間は1年間で11月に新たな顔ぶれになる。京都南座の今年の顔見世の主役は中村獅童だ。今朝の演目は義経千本桜の三段目すし屋だ。義経の出る幕はないが、中村獅童扮する放蕩息子権太が、かつて父親が平重盛に恩があるのを知りその息子維盛を匿い恩返しをする一幕だ。一番安い三等席から見下ろすように舞台を見ていたので顔ははっきり識別できなかったが、歌舞伎を楽しむには十分な席だと思う。

安いと言っても五千円で、イヤホンガイドも借りるのでプラス千円だ。特等席は2万円近いがそこは贔屓筋で買い占められているようだ。他の席は午前の部ということもあるのか半分の入りだ。上階席は三等席から埋まっていく感じだった。ただ、90分は長くてやっぱり眠くなった。イヤホンガイドを聞いても耳障りなだけで眠気覚ましにはならなかった。
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