然う然う

昨年の九州の旅の帰りに立ち寄りたかった呉の海上自衛隊基地に来た。ところが潜水艦やヤマトが展示されている展示館は火曜日休館だった。そもそも秋吉台から３時間かけた移動後に海上自衛隊の三箇所を巡るのは無理があったので、ミュージアムは明日にして、今日は海上自衛隊第１術科学校（旧海軍兵学校）の見学のみにした。日本海戦で戦った秋山真之はじめ名だたる海軍の名将の話はよく知られるところだが、やはり胸を打つのは特攻で遺書を残して散っていった兵士らの祖国愛だ。特攻そのものは無意味な戦術だが、特攻に志願して行った兵士らの思いを無駄にしてはいけない。

ナショナリストとレッテルを貼るのは簡単だが、崇高な彼らの思いを冒涜するような薄っぺらい平和プロパガンダは我々の未来に何の光も示さない。