プレゼン資料2023年06月16日

10時間ほどかけてやっとプレゼン資料ができた。内容は30分のはずなのにものすごく時間がかかってしまった。書きたいことがまとまらず、デザインにばかり気が向いてしまい、内容になかなか入れなかったからだ。概要は検査とその評価についてのコメントだ。検査を総合数値だけで子どもの判別に使う風潮がいまだに少なくない。知能の種類は山ほどありその一つ一つの平均が総合数値なのだ。つまり実態がないのだ。その数値だけを見てもどんな子どもか全くわからない。例えば、日本の平均標高が380メートルだからといって日本の地形が分かるわけではない。もっとも低いのがモルディブやツバルの2m以下なので、そこに比べれば少々の海水面の上昇で国土は沈まないことくらいか。つまり総合値というのは比べるためのものであり、実態を表すものではない。IQが100だといっても言語性は2標準偏差低い70でもそれ以外が2標準偏差高ければ±0で100なのだ。おそらくこの子は読み書きに苦労しているだろうが、そんな姿は見えてこない。

検査の凸凹を見て子どもを知りオーダーメイドの支援を考える。かつては検査といっても使えるものが少なかったので勘に頼らざるを得ない状況があったが、今は適材適所に優れた検査が開発されている。これを使えば万能とは言わぬがある程度はどこをどう支えればよいかが分かる。そんなことは心理屋がやることだというが、心理士は支援には関われない、仮に心理士が支援内容をオーダーしたとしても学校がそれに従う筋合いがないのだ。建物なら測量士がいて設計技師がいて建築屋がいるが人の場合は違う。指導支援をしている人が評価をするのは、むしろ歓迎すべきことだ。データもなくやみくもに同じやり方で指導する方が乱暴だ。
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