大阪市立科学館2023年09月10日

中之島に行くついでがあったのでプラネタリウム目当てに科学館に行く。日曜なので客は多く2時間先の上映で、それもあと5人の空席でギリギリセーフだった。時間があるので科学館を観覧した。小学生の頃行った記憶がある。当時は電気科学館という名称で幼心に電気テクノロジーに魅了されたのを覚えている。大阪万博の前で小学校中学年だったと思う。たぶん父親と行ったのだと思うが展示物に夢中だった自分のことしか覚えていない。父親は技術屋で電気技術には詳しかったので息子に見せたかったのかもしれない。当時はパソコンなどはまだ開発されておらず、ラジオやテレビ技術の基礎をなす電気物理の展示が多かったように思うが一度で虜になった。大阪市立電気科学館は1937(昭和12)年に開館し1989(平成元)年に大阪市立科学館となった。「四ツ橋の電気科学館」「四ツ橋のプラネタリウム」と呼ばれた施設だった。

4階から順番に下に降りる展示になっていて、4階が宇宙と気象、科学史、3階は鉱物と化学、2階は子どもに分かりやすい体験型の力学物理、1階は昔の名残で発電や送電の展示がされている。3階ではサイエンスショーが実演されており今日は発電についてのショーだった。子どもで満席のショーは研究員が熱心に発電の実験をしていた。歳をとったせいかショーを見ていて熱いものがこみ上げてきた。技術立国日本は死んではいない。子どもたちに科学の面白さを伝え次の世代を育んでいく大事な取り組みだ。プラネタリウムはたっぷり秋の星空の説明が聞きたかったのに、宇宙の始まりを解説する動画が大半を占めつまらなかったが、1000円で科学テクノロジーに触れ満天の星空を見られたのだから良しとしたい。

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