北朝鮮ミサイル発射 ― 2024年11月05日
![米国本土まで届く固体燃料ロケット 米国本土まで届く固体燃料ロケット](http://so2.asablo.jp/blog/img/2024/11/05/6e13f9.jpg)
北朝鮮が朝、日本海に向けて複数の短距離弾道ミサイルを発射した。ミサイルは北朝鮮南西部の沙里院付近から発射され、日本政府によると、既に落下している模様。北朝鮮は10月31日にも最新のICBMを発射しており、今回が相次ぐ発射である。発射直前、金正恩氏の妹・金与正氏は日米韓の合同訓練を非難し、核戦力強化の正当性を主張している。今回の発射は日米韓への牽制とみられ、米国の大統領選挙を前に、北朝鮮が核・ミサイル増強の姿勢を示す意図があると考えられるという。今回の短距離ミサイルはいつものものだが、前回のICBMは固体燃料で最高高度が約7687キロ、飛行時間が約1時間26分と発表され、理論上はアメリカ本土まで届く。発射場所を選ばない固体燃料ロケットとしては世界の脅威となる。
時を同じくして、日本の大型ロケット「H3」4号機が種子島宇宙センターから打ち上げられた。ロケットは防衛省の通信衛星「きらめき3号」を搭載し、予定軌道に投入後、正常に分離に成功した。「きらめき3号」は静止軌道上で運用され、大容量データを安定して送受信する機能を持ち、自衛隊間の迅速な情報共有に利用される。露北中と3か国が軍事力を誇示した独裁国家に囲まれた我が国が防衛力を強化するのは大事なことだが、抑止力にまでなっているかというと心許無い。外交交渉で解決するにも軍事力が弱ければならず者には話にもならない。英国のように核搭載潜水艦をもって報復の可能性を示すというのが最も理にかなっているように思う。
時を同じくして、日本の大型ロケット「H3」4号機が種子島宇宙センターから打ち上げられた。ロケットは防衛省の通信衛星「きらめき3号」を搭載し、予定軌道に投入後、正常に分離に成功した。「きらめき3号」は静止軌道上で運用され、大容量データを安定して送受信する機能を持ち、自衛隊間の迅速な情報共有に利用される。露北中と3か国が軍事力を誇示した独裁国家に囲まれた我が国が防衛力を強化するのは大事なことだが、抑止力にまでなっているかというと心許無い。外交交渉で解決するにも軍事力が弱ければならず者には話にもならない。英国のように核搭載潜水艦をもって報復の可能性を示すというのが最も理にかなっているように思う。