防災トイレ対策2024年01月02日

石川県沖で1日発生した地震の影響で、石川県と新潟県の一部で大規模な停電が発生している。停電の原因は配電設備の損傷で、全面復旧のめどはたっていないという。2日午前10時現在、石川県内では約3万4100戸が停電しているという。避難者は各避難所にいるが、最も大きな問題は電源ではなくトイレ問題だ。情報を得るスマホの電源は車からの発電で何とかなっているが、水源のポンプも排水処理ポンプも電源なしでは動かないのだ。水洗トイレが稼働しないので避難所のトイレの排せつ物が流れなくて異臭を放っているという。マンホールトイレの仮設はまだまだ時間がかかるのだろう。

トイレ問題はなかなか注目されないが災害時の大きな課題だ。避難はできて暖や食料はなんと確保できても大勢の排せつの問題がある。この地域では自宅が傾くことはなくても水道は止まるだろう。水道が止まれば、風呂の残り湯で流せば事足りると思うが、震度が大きければ下水管が外れてしまうことがあり得る。マンション群よりは可能性が少ないだけにテラス群の解決する方略がほとんど考えられていない。自主防災の大きな課題である。

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