恵方巻2024年02月03日

今年の節分の恵方は、東北東(細かくいうと東北東微東)。恵方とは、その年の福徳を司る歳徳神のいる方角で、その方角に向かって事を行えば何事も吉とされ、吉方、明きの方ともいう。大阪から始まったこの風習は、1990年代セブンイレブンが全国展開をしたことで知名度があがったという。大阪発祥とは言うが、大阪育ちのワシが子どもの頃はこんなものはなかった。バレンタインの次に全国展開した寿司とコンビニ業界のコラボ商法の勝利と言える。バレンタインチョコは恋愛成就のピンポイントだが、恵方巻は万人の願望をかなえる呪いという点で勝っている。

ただチョコレートと違い巻きずしは大量生産や保存にも向かない。節分の一時だけに寿司ネタと人材を投入をするという点でコスパは悪い。巻き寿司は本来寿司の中では価格帯の低いものだ。ただの巻きずしでは利益が少ない。そこで海鮮巻きだの牛肉巻きだのを販売して巻き寿司1本が1000円を超えるものもある。年に一度の縁起物だからと高価な巻きずしが飛ぶように売れている。今年も縁起を担いで我が家も巻きずしに5千円近く消費した。
Google
www Blog