ディスレクシア講演会 ― 2024年11月16日
講演会を開催した。「発達性ディスレクシアの医療と支援」という内容で関西でLD支援に取り組む若宮医師に話してもらった。ディスレクシアの医学的診断基準はDSM-5-TRでは、SLD(限局性学習障害)の診断基準が定められている。少なくとも6ヶ月以上、いずれかの症状が存在し、適切な介入を行っても改善されない・読字の不正確さ、または努力を要する読字・読解の困難・書字の表現の困難・スペリングの困難・数学的推論の困難や学習困難が、知的能力障害や視力・聴力、他の精神疾患などでは説明できない。ディスレクシアの症状は「読字の不正確さ、またはゆっくりとした努力を要する読字」「読解の困難」に当てはまる。というものだ。つまり「発達性ディスレクシア」の診断基準は国際標準では示されていない。世界ではディスレクシアという言葉が歴史的に定着しているので発達的な障害としての表現がない。これを概念的に整理したのが宇野彰を先頭にする発達性ディスレクシア研究会だ。わたしたちのKDSGはこれを支持して活動を展開してきた。
来週の総会で宇野先生や若宮先生は退任し新しい体制になると聞く。新しい世代が「発達性ディスレクシア」の概念と支援方法をさらに拡散し、頑張っているのに字が読めず、低学力だと切り捨てられてきた子供たちに光がさすようにそのアセスメントと支援方法を広げていきたいと思う。
来週の総会で宇野先生や若宮先生は退任し新しい体制になると聞く。新しい世代が「発達性ディスレクシア」の概念と支援方法をさらに拡散し、頑張っているのに字が読めず、低学力だと切り捨てられてきた子供たちに光がさすようにそのアセスメントと支援方法を広げていきたいと思う。