然う然う

事務局会で事業内容を説明するときに専門用語や人名が出てこない。特に頭文字だけとった省略形から元の正式名を思いだすのに一苦労する。CLD児は　Culturally and Linguistically Diverse の略で、日本語では 「多文化・多言語環境に育つ子供」 のことだが、多様性のDでダイバーシティーがどうしても思い出せず困っていると一番若いスタッフが答えてくれた。若いと検索力が早いと改めて感心する。言葉が思い出せずにアレアレやソレソレを多用する年代になったのが悲しい。

今関西では阪神タイガースがマジックナンバーが点灯して話題になっている。関西のラジオアナウンサーが「マジック２６が点灯した阪神は、アレを目指します」というフレーズを番組ニュースで喋るのを聞いた。早くから優勝などという言葉を使って苦い目に何度もあってきた阪神ファンなら意味が理解できるが、ラジオのアナウンスで使っているのは驚いた。岡田監督が「アレよアレ」とよく使うので番組の構成作家が考えたかもしれないが、ワーキングメモリーと言語の研究会だけに深堀して考え込んでしまった。