トップでは能力が活かせない人 ― 2024年10月04日
斎藤元彦氏の疑惑告発文書問題に関して、兵庫県議会の百条委員会が行う証人尋問に斎藤氏の出頭を求めない方向で調整している。斎藤氏が知事選に出馬を表明しており、選挙への影響を考慮しての判断だ。尋問は昨年のプロ野球阪神とオリックスの優勝パレード経費に関する不正疑惑を対象とし、元副知事の片山安孝氏らが出頭予定。証言内容が選挙に影響を与える恐れがあるため、非公開で行われ、知事選後に議事録が公開される見通しだ。県議会最大会派である自民党は3日、独自候補の擁立を断念し、自主投票となることが決定。斎藤氏のほか、共産党推薦の大沢芳清氏や、無所属の稲村和美氏、同じく無所属で元官僚の中村稔氏、維新の清水貴之氏らが立候補を表明し、選挙戦の構図が固まりつつある。Youtubeで2時間にわたる斎藤氏へのインタビューを視聴した。おねだり話は反斎藤派の中傷の類だと思われた。パワハラは本人が認めているが本質は理解できていないようで、彼には対人コミュニケーション力に弱さがあると思われた。よく言えば非常にまじめな性格で厳格な人ともいえるが、自分の言動について相手や周囲がどう思うかが想像できない人ともいえる。
これに継がるのが、告発文書を書いた職員の処分問題なのだろう。告発文書の中身は補助金キックバック疑惑という重要な違法告発も含まれているのに、先のおねだり話やパワハラ事象など取るに足らない中傷が並んでいるのと同列にして「嘘八百」と見誤ったところにある。処分の根拠に職場のPCで勤務中に作成したことを強調しているのが物事の中心が理解できていない彼の特性を示している。県民の利益を損なう中傷を流布する職員を適正に処分したというだけで事足りる。仕事のパソコンを使ったのが許せないと言っても世間の共感は得られない。公益通報の判定についても告発された自分が判断していることの矛盾に全く気付いていないのだ。斎藤氏は箱もの行政や無駄遣いを改めて若者支援に取り組んできたことには嘘はないように感じた。彼と交流のある人がまじめで優しい人が何故豹変したのかと驚いているが、駒になって働いているうちは良い人で上司になると頓珍漢になるのはこのタイプの特性の人には少なくない。知事選中彼を支援してきた議員が、「10人ほどの小集会でマイクがないと嫌な顔をされたことが気になった」とこぼしている。本人は喉がかれていたのでマイクが欲しかったと弁明したが、議員の気づきは正しい。本人は悪気はないが、トップに立つと能力が発揮できず周囲を混乱させる人なのだろう。
これに継がるのが、告発文書を書いた職員の処分問題なのだろう。告発文書の中身は補助金キックバック疑惑という重要な違法告発も含まれているのに、先のおねだり話やパワハラ事象など取るに足らない中傷が並んでいるのと同列にして「嘘八百」と見誤ったところにある。処分の根拠に職場のPCで勤務中に作成したことを強調しているのが物事の中心が理解できていない彼の特性を示している。県民の利益を損なう中傷を流布する職員を適正に処分したというだけで事足りる。仕事のパソコンを使ったのが許せないと言っても世間の共感は得られない。公益通報の判定についても告発された自分が判断していることの矛盾に全く気付いていないのだ。斎藤氏は箱もの行政や無駄遣いを改めて若者支援に取り組んできたことには嘘はないように感じた。彼と交流のある人がまじめで優しい人が何故豹変したのかと驚いているが、駒になって働いているうちは良い人で上司になると頓珍漢になるのはこのタイプの特性の人には少なくない。知事選中彼を支援してきた議員が、「10人ほどの小集会でマイクがないと嫌な顔をされたことが気になった」とこぼしている。本人は喉がかれていたのでマイクが欲しかったと弁明したが、議員の気づきは正しい。本人は悪気はないが、トップに立つと能力が発揮できず周囲を混乱させる人なのだろう。