60歳のトリセツ2023年05月21日

60歳のトリセツ (扶桑社BOOKS新書)黒川 伊保子を読んでいる。なるほどと思う記述がたくさんある。脳科学の視点から年寄りのあるあるを開設している本だ。歳をとるとあれもこれもと気が付くのだが手に余って困っている現状がある。これは脳が気付きの絶頂期を迎えているが処理力は落ちているのではかどらない。記憶をマイルドにして思い出させないようにして脳がオーバーヒートしないようにする自然の摂理だというのだ。そうしてだんだん記憶の引き出し力を落としてぼんやりとした状態にすることで「まぁいいかぁ」という穏やかな方向にもっていくのだという。今の自分はその境界にあるためかイライラしている。つまり脳の状態がアンバランスなのだ。気の短い小言の多い年寄り状態なのだ。

エントロピーの増大は脳内活動にも起こっている。だが、その境界域ではあれこれのハレーションが起こる。若い人たちの仕事ぶりを見ていると「遅い」「粗い」と気になってしょうがないが、脳内活動のハレーションだと思えばいい、若い人の脳は気づいていないと思うことで感情を自制する必要があるのだ。今、事務局を4つも抱えていてオーバーヒートしているのもそのせいだ。これは平均値から言うと異常値の活動だと思うことにした。
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