薬師寺 ― 2024年10月19日
今日は旅の終わり。奈良の春日大社と薬師寺を回った。春日大社は駐車料金が1500円と強気だ。全国に約1,000社ある春日神社の総本社である。ユネスコの世界遺産に「古都奈良の文化財」の1つとして登録されている。768年に平城京の守護と国民の繁栄を祈願するために創建され、中臣氏・藤原氏の氏神を祀る。主祭神の武甕槌命が白鹿に乗ってきたとされることから、鹿を神使とするらしい。境内は外国人が9割だ。人は多いがお参りしている人は日本人だけなので、比率はすぐにわかる。観光客は鹿にしか興味がないようで、参拝はしない。
薬師寺は思いのほか外国人は少なかった。薬師如来とその両脇に日光菩薩と月光菩薩が控える本堂の前で静かに拝んでいる人を見ると自分までホッとする。薬師寺の説教は日に3回されるそうだが、坊主の話は面白いものだ。天武天皇が後の持統天皇である皇后の病気平癒を祈願して薬師寺の建立をし病気治癒の象徴である薬師如来像を置いたわけだが、両脇に控える菩薩は今風に言えば日勤と夜勤の看護婦だと坊主が言っていた。平城宮跡は復元された朱雀門、大極門、大極殿がだだっ広い敷地に聳えていた。昔は公園しかなく凧揚げをした思い出しかないが、発掘で二つの平城宮跡が明らかになり世界遺産に登録されて素晴らしい博物館まで作られ、歳をとったことを思い知らされた。旅は時を忘れることであると同時に時を甦らせるものでもあるなぁと納得して家路につく。
薬師寺は思いのほか外国人は少なかった。薬師如来とその両脇に日光菩薩と月光菩薩が控える本堂の前で静かに拝んでいる人を見ると自分までホッとする。薬師寺の説教は日に3回されるそうだが、坊主の話は面白いものだ。天武天皇が後の持統天皇である皇后の病気平癒を祈願して薬師寺の建立をし病気治癒の象徴である薬師如来像を置いたわけだが、両脇に控える菩薩は今風に言えば日勤と夜勤の看護婦だと坊主が言っていた。平城宮跡は復元された朱雀門、大極門、大極殿がだだっ広い敷地に聳えていた。昔は公園しかなく凧揚げをした思い出しかないが、発掘で二つの平城宮跡が明らかになり世界遺産に登録されて素晴らしい博物館まで作られ、歳をとったことを思い知らされた。旅は時を忘れることであると同時に時を甦らせるものでもあるなぁと納得して家路につく。