富士世界遺産2024年10月18日

彦根城
浅間神社の総本山ということでお参りをして、富士山世界遺産センターに行く。2013年に富士山が世界文化遺産に登録され10年が経過した。富士山の世界遺産登録は、富士山という自然の営みに宗教性、芸術性を見出してきた日本人の自然観や文化観が国際的に認められたからだという。晴れていたら富士山が正面に見える立地で建物の形は逆三角形のモニュメントが水面に映るとフジに似せて見えるという趣向だ。5階建てのフロアを螺旋スロープを登って擬似登山を体験し階が上がるにつれて富士の高度に合わせた映像が流れるというよく考えられた展示になっている。シアターも含めて約1時間の見学だったが300円の割には見応えがあった。彦根まではノンストップで3時間半なので14時着を目指して走る。

彦根に着くとムシッとする。湿度も温度も富士宮より高いようだ。喉も再び腫れだし熱が出てきた。これは高山病ならぬ帰宅病だなと思う。自宅に近づくにつれて体調が崩れるのかもしれない。彦根城は平日なのにまぁまぁの人出だった。ヒコニャンもお迎えしてくれた。彦根城は松本城よりさらに小さいがハシゴ階段はさらに急だった。彦根山を中心とした内郭は、3年前後でほぼ整ったというこの城はリサイクル城とも呼ばれる。石田三成の領地を家康は井伊家に渡し浅井の佐和山城をここに移築させて北陸・近畿の要所を1日も早く固めたかったという。井伊家はあちこちから石材木材を寄せ集めて建設を早めたという文書が残っている。日本では都の移転でも前の都の建築物のリサイクルが当たり前で、戦国時代までその手法は受け継がれいたのだろう。城下町の一角に今日のゲストハウスがある。オーナーは吉本の小籔さんを思い出させる風貌の人だ。

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