名古屋市長選 ― 2024年11月25日

名古屋市長選で初当選した広沢一郎氏(60)は、25日に前市長の河村たかし氏と取材に応じ、「河村さんのバトンを自分流に実現したい」と抱負を語った。その後、市役所で当選証書を受け取り初登庁し、職員から拍手と花束で迎えられた。市公館での就任挨拶では、約300人の職員に「風通しのよい組織を目指し、新しいアイデアを求める」と呼びかけた。市長の交代は15年ぶり。市長選は、河村氏の失職によるもので、広沢氏は自民・立憲民主などが推薦した大塚耕平氏を破り初当選を果たした。減税を掲げる広沢氏が投票の過半数を占め圧勝した。労働組合の強い野党王国愛知でさらに自公の推薦を得ても組織票のない広沢氏に軍配が上がった。この間の選挙情勢の報道には違和感がある。1週間前の各紙の報道では「日本保守党が推薦する前副市長の広沢一郎氏(60)と、自民、立憲民主、国民民主、公明各党が推薦する前参院議員の大塚耕平氏(65)が横一線の戦いを繰り広げている」などという報道が圧倒的で、広沢圧勝を予測するメディアは一つもなかった。同じように、兵庫県知事選でも「前尼崎市長の稲村和美氏(51)がリードし、前知事の斎藤元彦氏(46)が追う」というのが下馬評だったが、蓋を開ければ10万票以上の差で斎藤氏が当選した。
国は違うが、アメリカ大統領選の情勢分析も開票ぎりぎりまで共和党と民主党が横一線で並ぶと報じたが結果は共和党とトランプ氏の圧勝だった。大メディアが報じる選挙報道はことごとくはずれているわけだ。この結果を大メディアはSNS発信によるものだと声をそろえていうが、オールドメディアの報道の質の問題には全く触れない。兵庫県知事選では、真偽のはっきりしない情報を大メディアが垂れ流し、既得権益側とメディアが結託したと有権者に見透かされた結果だとみるのが妥当だろう。テレビや新聞の報道は当てにはならないというのがこの3つの選挙で明らかになったことだ。ネットの中にも真偽のはっきりしないデマや中傷が渦巻くがそれは大手メディアも同じことだ。ただ、テレビは公共の電波を使用しているのだからネット情報と同じであってはならないはずだ。
国は違うが、アメリカ大統領選の情勢分析も開票ぎりぎりまで共和党と民主党が横一線で並ぶと報じたが結果は共和党とトランプ氏の圧勝だった。大メディアが報じる選挙報道はことごとくはずれているわけだ。この結果を大メディアはSNS発信によるものだと声をそろえていうが、オールドメディアの報道の質の問題には全く触れない。兵庫県知事選では、真偽のはっきりしない情報を大メディアが垂れ流し、既得権益側とメディアが結託したと有権者に見透かされた結果だとみるのが妥当だろう。テレビや新聞の報道は当てにはならないというのがこの3つの選挙で明らかになったことだ。ネットの中にも真偽のはっきりしないデマや中傷が渦巻くがそれは大手メディアも同じことだ。ただ、テレビは公共の電波を使用しているのだからネット情報と同じであってはならないはずだ。