二見浦2023年02月22日

林の中のサイトは他に誰も借りていないので気兼ねなく過ごせたが、灯がないのでLEDランタンをつけっぱなしにしていると8時間ほどでバッテリーが切れた。深夜のトイレはこれも寒さでバッテリーが低下気味のスマホのライトを使うこととなる。夕暮れの早い冬季はランタンの使い方に工夫がいる。夜半にどんどん寒くなってきたので、アルミマット巻きだけでは対処できなくなった。レスキューカバーをシュラフの上からかぶせると冷気は遮断できた。ただ薄っぺらいアルミ箔なので外の接触面が冷たいと足先の体温が奪われる。厚手の靴下をもっとはけばよかった。朝は暖かいコーヒーを入れたいのだが火力が出ない。寒くてガスが気化しにくいのだ。後で調べると冬季用のガス缶があるらしい。価格は2倍近いが今度は購入していこうと思う。ジャケットの上からコートを着て作業するので動きにくく寒くて手がかじかむのでなかなか撤収作業がはかどらない。たった一人分の野営道具を小一時間かかって片付けた。

スペイン村の温泉施設「ひまわりの湯」はゆっくりできた。寒さで冷えた体を温めて気持ちよく浸かっていたら昼前になっていた。旅の終わりは小学校の修学旅行先「二見浦」「夫婦岩」に行く。二見浦は五十鈴川の三角地帯で神聖な場所で、お伊勢参りは二見浦の海水で身を清めて外宮内宮と廻ったそうだ。夫婦岩はもっと大きく見えたのにと50年前の記憶を手繰り寄せる。蛙岩の記憶は全くない。お土産は夫婦岩のペナントだったか置物だったかも定かではない。
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