まちづくり促進事業補助金2023年09月11日

防災用のテントと椅子机を購入して5万円近くかかった。自治会費の収入は毎年3万円ほどしかなく連合会に同程度の会費を納めるのでまるまる5万円赤字だ。何とかできないかと町のホームページを見ていると、「住民参加のまちづくり促進事業補助金」という事業を見つけた。3万ほど補助してくれるというので申請することにした。あれやこれやと申請書を作っていると2時間もかかったが、これで3万もらえるならありがたい。

役場に行って申請すると訂正がなければ2週間程で決定できると言われたのでやれやれと帰ってきた。備品お披露目を兼ねたお月見会の案内も作って一息ついていたら、行事保険をかけるのを忘れていたことに気が付いて、調べると3000円ほどかかると分かった。明日は保険のの契約書を作成する。

インボイス2023年09月12日

インボイス制度に反対という✕のポストが目立つ。年間売り上げが1000万円未満の事業者は消費税を納めなくてもよい免税業者だが、この10月からインボイス制度が始まると業者はインボイス「適格請求書等保存方式」をとって課税業者とならないと商取引上の不具合が生じる。売り上げの消費税から仕入れの消費税を差し引いて税を納入する時、課税業者に登録していない業者から仕入れをすると仕入先業者の消費税分を肩代わりすることになる。だから、課税業者は免税業者とは取引したくないという状況が生じる。零細業者には課税でも免税でもよいといっても、商取引上弱い立場の零細業者は取引先の顔色を見て商売しなければならないので、自由選択の制度は詭弁でなし崩しで課税業者を選択するしか道がないという。しかし、消費者は免税業者だからといって消費税を払っていないわけではない。どこの店でもレシートには消費税額が記載されている。消費税分として支払っていたお金は事実上免税業者の収入になっているわけだ。「消費税は業者が納める税で消費者には消費税を納める義務はないのだから、消費税額明記のレシートを切ったからと言ってもこれは預り金ではない」というわけのわからないことを言われても消費者は納得できない。

つまり免税事業者制度は不公平な税制度なのだ。確かに1000万未満しか年間売り上げのない商売は苦しい。仕入れを引いた粗利益が600万だとしても、そこから家賃などの必要経費を引くわけだから家族経営でも苦しいことは想像に難くない。ここに消費税分を納めるとなれば100万円が利益から消えていくのだからインボイスに反対する気持ちはわかる。だからと言って消費者に消費税と示してお金をもらって収入にしている問題はどう受け止めているのだろう。個人零細の特殊な業種をあげて生活が苦しいなどと主張しても、この反対運動は実らない予感がする。国はこの間ずっと税収が増収で次年度に余った予算を繰り越すくらいなのだから、「消費税は0に」と言えば益税はなくなり市民の合意は得やすい。業者だけのインボイス反対運動は国民を分断する方向にしか働かない。

NISA2023年09月13日

先週、投資信託を解約して今年度のNISA枠に入れ替えた。USリートを移動したのだが移動と言っても購入しなおすから手数料が2.5%取られる。100万なら2万5千円ほどになる。税金に2万取られているから全く儲けなしとなるが、USリートは毎月配当があるので8万弱ほど利益が出たことになる。預金は100万で千円そこそこの利益なので比べ物にならない。物価高分くらいはカバーできたという感じだ。ただ、今日の午後手続きしても明日の契約になり、さらに信託価格は翌日の最終結果なので土曜の朝刊に掲載される価格で買うことになる。今朝は再底値だったが今夜は持ち直し、明後日は上がってくるかもしれない。スマホで決済すれば1日早くはなるのだが、まだ素人なので窓口の担当者に確認しながらでないとなんとなく不安なのだ。

スマホで売買しても手数料は同じなので、窓口で相談したほうがお得な気もする。先日も今日も合計2時間近く行員と話をして手数料は2.5万円だ。儲けの少ない客である。何千万も動かしてくれるなら実入りは多いが小金しか持たぬ老人相手にご苦労なことだ。

ホーンテッドマンション2023年09月14日

明日から映画は新作に切り替わるが前日の昼間には見たい映画がまるでなかったので今日も109シネマの4DXを楽しむ目的で「ホーンテッドマンション」を観た。ディズニーランドのアトラクションが元ネタの映画なんて面白くないと前作のエディーマーフィーの時は観ていない。ただ、今回は4DX狙いなので楽しいかなと観たわけだ。怖くはないがそこそこドキドキする映画に仕上がっていた。座席も派手に揺れたのと暖炉やガスの香りが初体験だった。内容は悲しみを乗り越えられないものは悪霊に憑りつかれるというあるある話だ。

気になったのはキャストに有色人種が多すぎないか問題だ。主役も子役も黒人で、お化けまで黒人が多い。設定がアリゾナだと言っても違和感がありありだ。目立つキャストで白人は偽神父と博士、水晶から出てくるおばさんくらいだそれもちょい役の扱いだ。ポリコレもここまでやると気持ちが悪いし、リアリティーがない。お化け話にリアリティーもへったくれもないのだが。

自主防災会2023年09月15日

防災倉庫の備品として購入したものは補助の対象ではないと申請が却下された。町づくりの対象としているものは講演会など無形のもので要するに公金チューチューする対象にしか支払われないという。何か他に自治会の備品購入の補助はないかと聞いていたら、自主防災会を立ち上げれば毎年3万円の補助ができるという。資料を見せてもらうと防災会の規約さえ整えればよいことがわかった。

何だか不思議な気持ちになった。文書さえ整えれば補助が出るというのはいかにもお役所らしい発想だ。町内で規約を整えようが整えまいが、災害が起こり一旦急あれば近所で助け合うのは変わりがないと思うが、この文書があるかないかで違うわけだ。

公園2023年09月16日

近所の公園で防災備品で購入したテントを組み立てた。ただのアウトドアセットだが、ご近所の方が集まり名札を付けてセットした椅子に座って団欒をした。考えてみると歳をとってから近所の公園で長時間滞在したことがなかった。日陰もなく座る場所も堅いコンクリート椅子しかなくくつろぐ気にもならなかった。遊具で遊ぶ子供に付き添う時代もとっくに過ぎた。ちょっとテントを出して座り心地の良いアウトドアチェアがあれば快適に過ごせる。これでコーヒーかビールがあればご近所と語らう時間も増える。

ただ、今日も暑かった。1時間も外に出ているだけでシャツはぬれ雑巾状態だ。ご近所とは月末のお月見会の段取りを話し合って公園を後にした何とも気持ちの良い時間だった。公園で黄昏るようになったら人生も最後やなと思っていたがそうでもない。

セブンイレブン2023年09月17日

明後日、国技館まで相撲を見に行くのでセブンイレブンでチケットを発行してもらいに行った。ネットで購入するまでは簡単なのだが、付近にこのチケットを発行してくれるセブンイレブンがない。家の周りにはファミマかローソンしかない。昔は近所にあったのだが廃業してしまい今は歩いて40分もかかる場所にしかセブンイレブンがないのだ。大相撲や時代祭などマイナーなチケットとは思えないがこれらをセブンイレブンしか扱っていないのは何故だろう。

セブンイレブンで思い出したが、セブン&アイ・ホールディングスが、傘下の百貨店「そごう・西武」を、米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに2000億円で売却し、フォートレスは翌日ヨドバシHDに取得した土地などを3000億円で売却した話だ。米投資ファンドは利鞘で1000億調達したわけだが、なんでセブン&アイは直接ヨドバシに売却しなかったのか。雇用問題などの事後処理をヨドバシが扱うのを嫌がり米国資本フォートレスが儲ける条件でしか交渉が成立しなかったのだろうが釈然としない。

アルファベット42音素2023年09月18日

英語のディスレクシア児のためにフォニックスの学習をしている。まだ中ほどまでしか読んでいないが理屈は理解したつもりだ。簡単に言えば、日本の英語教育は暗記と会話に偏っており、アルファベット教育が一貫してできていないので山のように英語の落ちこぼれを作っているという事実だ。しかも、非合理な英語教育なので必修となる小5から中3までの600時間以上の学校授業をしても4割以上が中3で求める英語がほとんど読めない書けない聞けない話せない子供が存在するコスパの悪い教育をしていることだ。600時間といえば昼間の学校時間だけで考えれば3か月になる。3か月も海外で過ごせば読み書きは不自由しても日常会話はできるようになる期間だ。

日本の英語教育は暗記だけに頼りすぎて、記憶力のよい子供にしか道が開かれていない。英語圏の国では記憶のよい子も劣る子も読み書きができるように工夫されている。それが発音とアルファベットを一致させるフォニックスメソッドだ。英国では2007年にはフォニックス指導のマニュアルが教育省で示され必修となっている。25年もたっているのに日本ではそれが導入されていないのは日本の関係者の怠慢というほかない。英語教育関係者はもともと英語が良くできて、記憶力の良い方たちばかりなのでアルファベット教育の重要性に気が付かないのだろう。ひらがなカタカナ漢字を教えずに日本語が読めるかどうか考えてみればいい。

大相撲2023年09月19日

両国国技館での大相撲を見たことがなかったので秋場所を見にった。相撲など年寄りの見るものだと思っていたし、押し合いをしてどこが面白いのかとテレビ中継も見なかった。大好きなアニメの放送時間が来ているのに大人が相撲を見ていると疎ましく思ったものだ。でも我が国の国技なのだから一度は生で見ておきたいとチケットを取ろうとしたが、あっという間に良い席は売り切れ最後部の椅子席しかなかった。一番後ろの椅子席で飛行機に乗って観にいくほどのものかとも思ったが、この間旅に出ず町内会か研究会の仕事を部屋に籠りきりなので、切り替えのためだと理由をつけて来た。

伊丹発羽田行きは昼前は満席だった。近頃の飛行機は機内でもWi-Fiやネットが繋がるのでありがたいが、日常LINEで画像を送る時ほどの速度は流石に出ない。羽田から京急空港線が浅草線と直通なので浅草橋まで行きJRに乗り換えて一駅で両国だ。安い椅子席は半分が観光の外国人だった。14時から十両の取組があり16時から幕内がはじまる。階級が上がるにつれ間合いの時間が長くなりだるいなと昔は思っていたがあれはパフォーマンスなんだろう。観客は結構楽しんでいる。小さな力士が大きな力士を倒すと歓声が沸き、全勝に近い力士には今日も頑張れと声援が飛び応援が和やかで良い。明日は序の口から見て幕内の途中で帰京する。

北斎2023年09月20日

二日目も朝から大相撲を見ようと思ったが、近所に北斎美術館があるので昼過ぎまで見に行った。葛飾北斎は江戸時代後期の浮世絵師。1760年墨田区に生まれ幼少期より自ら好んで絵を描く。14歳の頃から浮世絵版画の彫師としての修行を積み狂歌絵本と摺物(非売品の版画)の作画を手がける。北斎が名を上げるのは40代後半、曲亭馬琴と制作した『新編水滸画伝』『椿説弓張月』の読本挿絵。70代の数年間に「富嶽三十六景」など代表的な錦絵の揃物を相次いで発表。最晩年は肉筆画の制作が中心となり1849年88歳で亡くなる。死の間際に「天我をして五年の命を保たしめば、真正の画工となるを得べし」と嘆じたという逸話は「画狂老人」を名乗った北斎の飽くなき探究心と尽きせぬ創作意欲を伝えている。「富嶽三十六景」の一図《神奈川沖浪裏》(1831頃)は、今日「Great Wave」の名称で世界的に知られる名画だ。

平日ということもあるのか来ている人は外国人が半分ほどだった。錦絵は版画でわざわざぼかしを入れる技法が用いられている。木版なので100枚も刷れば微妙な角が取れてしまうのだから制作意欲などというより執念というほかない。北斎の戯画は庶民の暮らしを描いたものが多い。グレートウェーブしか知らなかったが、作者は粋な江戸っ子だったということが良くわかる展示だった。
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