興福寺2023年06月30日

興福寺の五重塔が7月から足場を組んで修復工事に入りしばらくの間は観ることができないというので行ってきた。奈良観光は子どもの頃に行ったが奈良公園の鹿しか記憶にない。凧あげかサイクリングで一度平城宮跡にも行ったような気がするが、まじめに観光したことはない。興福寺は、和銅3年(710年)の平城遷都に伴い、藤原不比等が現在の地に開いた藤原氏の氏寺という。天智天皇8年(669)、中臣鎌足(藤原鎌足)の夫人・鏡女王(かがみのおおきみ)が、夫の病気平癒を祈って建立した山階(やましな)寺が起源とされている。つまり山科が起源のお寺なのだという。

日本史に疎いのでYoutubeで調べてみると大化の改新やら壬申の乱やら懐かしいキーワードが出てきて見入っていると夜半を過ぎてしまった。平安京より前は天皇が変わるたびに遷都をしているのも初めて理解した。天武天皇がこの時代のキーパーソンで皇族の争いを押さえてやっと政権の安定を図ったころ国の安寧と幸福を願ってこの寺の名前が付いたらしい。
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