城南宮 ― 2024年05月14日

天気が回復したので城南宮に行く。平安京遷都に際し、国常立尊と八千矛神と神功皇后を祀り、以来都の南方に鎮まり国を守護する城南宮と仰がれた。平安時代の末に白河上皇が壮大な離宮を造営して院政を開始して政治・文化の中心地となり大いに賑わった。『平家物語』の舞台でもあり、熊野詣に方除の精進所として旅の安全が祈願された。熊野詣は、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)を参詣する。平安時代の浄土信仰の広がりをきっかけに始まり、鎌倉時代には武士や庶民の間でも急速に広まった。3月に紀州旅をして熊野三山を回ってきたが、ここを出発点として当時の人はひたすら南に向かって歩いたわけである。
境内に広がる神苑楽水苑には、四季を通じて草花を賞でる人が絶えないそうで楽しみにしていたが、藤の花は今年は特に早くて連休前に終わっていますと言われ残念だった。それでも青モミジの新緑の庭園は素敵だ。杜若が始まっており静かな紫の小道は良かった。ここはしだれ梅の3月からが本命らしい。
境内に広がる神苑楽水苑には、四季を通じて草花を賞でる人が絶えないそうで楽しみにしていたが、藤の花は今年は特に早くて連休前に終わっていますと言われ残念だった。それでも青モミジの新緑の庭園は素敵だ。杜若が始まっており静かな紫の小道は良かった。ここはしだれ梅の3月からが本命らしい。