コメパニック10日目 ― 2024年08月19日

1週間前にはあった大型スーパーのコメ棚も空っぽになった。近所のドラッグストアももう玄米しか残っていない。Amazonもコメ入荷は1か月待ちとなっている。レジの前には米袋の代わりにパック米が大量に売り出されていた。これではコメがないと煽っているようなものだ。農水省では、今年の米の民間在庫量は156万トンで需要量の22.2%であり、前年の28.4%や一昨年の31.0%と比べて低いが、特異な数字ではないという。東日本大震災の影響があった時でも2011年22.0%・2012年22.1%であり、一時的に在庫が逼迫したかもしれないが、米が不足する状況にはならなかった。1995年の「平成の米騒動」では需要比率が10%を切る事態が起きコメが店頭から消えたが、需要比率22%の現状では考えられない事態だ。昨年の猛暑による不作やインバウンド(訪日外国人)の増加でコメの消費が増えたためという説があるが、昨年の「作況指数」は101で平年並み、今年のインバウンドが米を毎食消費したとしても0.5%程度の増加しかない。つまり両方ともコメ不足を煽る流言といえる。先日も書いたが、これはコメ不足という根拠のない偽情報の上に南海トラフ地震騒ぎで食糧買い占めに走ったパニックと考えられる。
減反政策によりわずかな需要増でコメ不足が生じやすいという左巻きメディアの説もあるが民間在庫量数との関係が示せていない。明らかに全国で買い占めが起こっていると考えたほうが納得がいく。ここ3年でコメの小売価格は5キロで500円ほど上昇しているが実際には倍近くなっている。この間のインフレと米騒動でしばらくは値を上げたままになるだろうが、需要が減れば価格は落ち着く、おそらく1か月後には供給も価格も安定するだろうが、ここぞとばかりに儲ける輩がいると思うと腹が立ってくる。しばらくはめんを食ってがまんしよう。
減反政策によりわずかな需要増でコメ不足が生じやすいという左巻きメディアの説もあるが民間在庫量数との関係が示せていない。明らかに全国で買い占めが起こっていると考えたほうが納得がいく。ここ3年でコメの小売価格は5キロで500円ほど上昇しているが実際には倍近くなっている。この間のインフレと米騒動でしばらくは値を上げたままになるだろうが、需要が減れば価格は落ち着く、おそらく1か月後には供給も価格も安定するだろうが、ここぞとばかりに儲ける輩がいると思うと腹が立ってくる。しばらくはめんを食ってがまんしよう。