関西万博の意向調査 ― 2025年02月05日
大阪府と大阪市が昨年12月に実施した大阪・関西万博の意向調査で、「行きたい」と答えた人は34.9%にとどまり、万博協会の目標である50%には遠く及ばなかった。調査は全国6000人を対象に行われ、大阪府内でも39.6%にとどまるなど、地域別でも低迷が目立つ。来場意向は22年の41.2%から23年に33.8%へ低下し、今回は微増にとどまった。万博協会は24年秋に50%、開幕時には55%を目標としていたが、達成は厳しい状況。前売り入場券の販売も目標1400万枚に対し約767万枚(1月29日時点)と低迷している。大阪府の吉村知事らは石破首相と面会し、販売促進への協力を要請するという。万博については、工期遅れやらメタンガス爆発やら学校招待拒否やら良い報道が何一つないのだから行く気も失せるのだろう。ただ、前回の大阪万博でも当初は人気がないとされていたもののふたを開けると毎日が満員御礼状態だったそうだ。自分も小学6年生の時に学校から遠足で行ったり家族で行ったが、並んでばかりで満足に見学ができなかった。それでも1970年の最新の知見を得た子供は胸を躍らせたものだ。
空飛ぶ車は50年たっても飛んでいないし人類は月への到達を止めた。けれどもあの時胸躍らせた子供が自前の人工衛星を打ち上げ、多機能細胞を難病に生かす研究を積み上げ、量子計算器の開発に挑んでいる。できない理由を上げるのは容易いが、成功を勝ち取るには苦難の連続だ。私たち大人が子どもに伝えるべきことは、できない理由ではなく、あきらめないで前を向けば夢はつかめるという証拠を見せ、未来に挑む心を育てることだろう。確かに夏休みを挟んだ開催は子供を連れていくには熱中症などの心配も多い。だが、50年ぶりに自国で開催する万博を親子で楽しむ意義は大きい。メディアはケチばかり付けずに、どんな展示や催しがあるのか楽しく伝えるニュースがもっとあって良いはずだ。
空飛ぶ車は50年たっても飛んでいないし人類は月への到達を止めた。けれどもあの時胸躍らせた子供が自前の人工衛星を打ち上げ、多機能細胞を難病に生かす研究を積み上げ、量子計算器の開発に挑んでいる。できない理由を上げるのは容易いが、成功を勝ち取るには苦難の連続だ。私たち大人が子どもに伝えるべきことは、できない理由ではなく、あきらめないで前を向けば夢はつかめるという証拠を見せ、未来に挑む心を育てることだろう。確かに夏休みを挟んだ開催は子供を連れていくには熱中症などの心配も多い。だが、50年ぶりに自国で開催する万博を親子で楽しむ意義は大きい。メディアはケチばかり付けずに、どんな展示や催しがあるのか楽しく伝えるニュースがもっとあって良いはずだ。