推しの子2024年07月21日

芸能界やクリエイター業界の舞台裏を描くアニメ「推しの子」をAmazonで観てはまってしまった。芸能界の噂や裏事情が最近の芸能ニュースとリンクしまざまざと語られ面白い。第十四話「リライティング」では漫画家原作者と脚本家側の心理葛藤を伝えるエピソードで、日本テレビのセクシー田中さん騒動をにおわせる。推しの子は読んではいなかったが、YOASOBIのIKURAがドキュメンタリー番組で出ていたり、推しの子アニメとそのテーマソングの「アイドル」が世界的大ヒットして、ホワイトハウスや英国王室との交流で招待されたり話題になっていたので、機会があればアニメくらいは見ようと思っていた。輪廻転生のファンタジーと芸能界のリアルな仕組みをうまく組み合わせた筋書きで大人でも飽きさせない。

IKURAこと幾田りらは5年程前からYoutubeのお気に入りで良く視聴していた「ぷらそにか」出身だ。Sony Musicが10代のシンガーソングライターを集めアコースティック・セッションユニットで入れ替わりながら演奏配信している。皆歌はうまいが見栄えのしない原石のようなアーティストも多く、IKURAはそのうちの一人にすぎなかった。「ぷらそにか」はスポーツ界で言えば「U18(under 18)」で、音楽才能と強い意志のある青年の強化組織のようなものだ。IKURAの高く伸びる声がボーカロイドプロデューサー(ボカロP)として活動をしていたAyaseの耳にかなったと言われる。アニメと音楽ユニットのメディアミックスが大成功した企画で、今後の展開が楽しみだ。
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