法隆寺2023年07月12日

法隆寺に来た。観光用駐車場は500円だが、法隆寺前の道を進んで西にに折れると境内のすぐ近くに100円セルフ駐車場があった。ここに駐車して境内に入る。拝観料は夢殿まで拝観できて1500円。高いなとは思ったが世界遺産はこんなものか?京都よりも500円程度高いのは人が少ない分仕方がない。駐車料金が安く済んだのでこれでいい。五重の塔の中には入れないが中から涼しい風が吹き出していた。五重塔最下層の心柱の四方には塑土で洞窟のような舞台を造り、釈迦に関する四つの説話から四つの場面を塑像の小群像で表している。塔本塑像と呼ぶこの群像は塔の完成の後、和銅4年(711)に造られたものだそうだ。一五〇〇年間保たれていることに驚きだ。そもそも自分は奈良時代とそれ以前が混沌としている。飛鳥時代という聖徳太子らの時代も奈良時代と勘違いしていた。

法隆寺は聖徳太子の寺程度にしか理解をしていなかったが、先日訪れた興福寺よりさらに100年ほど古いらしい。江戸時代まで見出されなかった百済観音は天を指すようなすらりと伸びた体躯に、優しく微笑みかける柔和な尊顔が華麗な光背に映え心を惹きつける。夕立に打たれながら、藤木古墳によって現地を後にする。
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