殺人未遂クルド人再入国 ― 2024年06月20日

川口市で昨年7月、クルド人が病院周辺に殺到した騒動事件があった。このきっかけとなった殺人未遂事件で逮捕されたクルド人男性(25)は強制送還が決定し昨年11月にトルコに帰国した。ところが5月9日に再入国していたというのだ。羽田空港で上陸は認められず収容されたが、入管施設で食事を拒否し、衰弱を理由に川口市内に仮放免滞在となっていた。6月5日に東京入管へ出頭後即日トルコに強制送還されたという。入国警備官が付き添う帰国費用は国費で賄われ、昨年からの病院での治療費は200万円が未払いと報じられている。男性は「すぐにまた来る」と言い、在留する家族も「すぐに再来日させてやる。弁護士やマスコミを連れてくる」などと話していたらしい。行政幹部は「根本的な問題はトルコとのビザ免除措置が維持されていること。不法就労や犯罪の当事者だった外国人が、航空券一枚で簡単に日本へ来られる現状が変わらない限り、この問題はまた起こり得る」と言う。
昨日、トルコ国民と日本国民の優しさで結ばれる信頼関係を書いた。この信頼があって両国のビザ免除が続いてきた。両国の友情に泥を塗る彼らの行為は許せないが、ことを複雑にしているのは殺人未遂者を不起訴にした検察だ。犯罪者を罰して社会から隔離するのは法治国家の基本だ。外国人の犯罪を裁くのは面倒だからと入管局に国外追放を丸投げしている検察にはうんざりする。罪が確定していれば国内での自由はない。殺人未遂罪が確定したうえでの国外追放なら入国動機は低くなる。最近の警察・検察・裁判所のお役所仕事の体たらくには目も当てられない。
昨日、トルコ国民と日本国民の優しさで結ばれる信頼関係を書いた。この信頼があって両国のビザ免除が続いてきた。両国の友情に泥を塗る彼らの行為は許せないが、ことを複雑にしているのは殺人未遂者を不起訴にした検察だ。犯罪者を罰して社会から隔離するのは法治国家の基本だ。外国人の犯罪を裁くのは面倒だからと入管局に国外追放を丸投げしている検察にはうんざりする。罪が確定していれば国内での自由はない。殺人未遂罪が確定したうえでの国外追放なら入国動機は低くなる。最近の警察・検察・裁判所のお役所仕事の体たらくには目も当てられない。