夏祭り抽選会2024年08月25日

満員出店
今年で50周年の夏祭りが終わった。来場者の公式発表はないが、のべ二千とも三千人とも言われる。1700平米ほどのグランドに30テント以上の出店が16時から21時まで5時間開催されている。出店は20分は並ばないといけない店もある。揚げ物や焼き物は時間当たりの需要に見合った生産力がないのだ。それでも終了前にはほとんど売り切れてしまうので出店者にすれば儲けは出たはずだ。焼きそば300円、ビール400円、フランクフルト100円と安いが、ほとんどが保護者会やボランティア団体なので黒字にはなっているという。ピーク時の人出は1000人近いだろう。出店に並びながらおしゃべりして過ごすのが楽しいのだろうが年寄りには厳しい。日が落ちれば涼しい風も吹いてそう暑くはないが、18時ころまでは日差しの中で照り焼きになりそうだ。今回は団体の関係で音楽などの鳴り物イベントがないのでその代わりに抽選会が2時間以上延々と行われた。入り口で氏名と誕生日を記入してもらい箱に入れて18時から抽選がはじまる。景品は100以上準備されたという。2000人とすれば倍率20倍だ。

早くに抽選された人は良いが、抽選して名前を読み上げ本人が出てきて景品を渡すまでの時間を平均1分としても2時間近くかかってしまう。出店に並んでいると並びなおさなければならず不合理この上ない。最初の20人ほどは読み上げるが、あとは名前を表示しておいて景品交換場所で誕生日を言えば交換してもらえる仕組みにしたほうが合理的だ。前夜祭の映画用のスクリーンも残っているから、プロジェクターで映写しておけば夜でも見やすい。担当を1名置いておけばパソコンで受取済みの名前を消していけるので目に留まりやすくなる。抽選会の検討段階ではQRコードでスマホに読み取ってフォームに書き込めば申し込める方法も提案したが、スマホを持たぬ年寄りや子供も多いとのことで却下された。その分は入力ボランティアを募ればできるし、無理なら番号札を渡す方法もあったと思うが、そもそもICTの知識のない人が多い実行委員会なので理解が得られなかった。人気の出店もQRコードを読み取れば番号が発行されて並ぶ必要もなくなり出店の前にはQR受付中番号を貼っておけば込み合うこともない。スマホ操作ができない人には専用の受付を作ればよいだけだ。しかし、若いスタッフがいる出店でもそういう発想はなかったようだ。ICT普及にはまだまだ時間がかかりそうだ。

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