川口市クルド市役所2024年10月05日

川口市クルド市役所
インターネットの地図サービス「Googleマップ」で「クルド市役所」と検索すると、埼玉県川口市の川口市役所の所在地が「クルド市役所」と表示されているこ。川口市では近年、トルコの少数民族であるクルド人と地域住民との間で摩擦が表面化している。表示の原因は不明だが、Googleマップでは「クルド市役所」が「寺院・礼拝所」と説明されている。この現象はSNSで話題となり、同日「クルド市役所」がXでトレンド入りした。出入国在留管理庁によれば、日本に在留するトルコ国籍者は約6千人で、そのうち約2千人が川口市に居住するクルド人とみられている。最近、不法移民をめぐる住民の不安が話題に上っているが、中には心無い中傷も流布されている。さすがに米国のトランプ発言のような「不法移民はペットを食べている」というようなものはないがヘイト発言も目立つ。今回のグーグルマップ事案もヘイトの一種だと思われる。不法移民問題は不法滞在の摘発の緩い政府や自治体の責任だが、そのしわ寄せが地域住民に及んだ結果、心無い言動に結び付いていく。

川口市はクルド人同士の暴力行為や市民生活での迷惑行為が報じられている。かつては中国人やブラジル人、イラン人の不法滞在や違法行為が中心だった。その内容はゴミ捨て等の迷惑行為に始まり、国籍取得を目的とした結婚詐欺、麻薬販売と騒がれたが、警察と出入国管理の強化によって鳴りを潜めていた。現在の不法滞在者数は30万人と言われ毎年1万人ずつ増えている。グーグルマップへの建物登録は誰でも申請でき承認はAIが行っているのだろう。クルド人市役所の説明に礼拝所とあるのも悪意の説明なのだが、不法滞在摘発や移民の違法行為への検察の不起訴問題など政府や自治体の為体にあきれ果てたユーザーの腹いせなのだろう。移民行政のゆるみは米国のようにヘイトの応酬や治安悪化につながる。新政権には毅然としてほしいが、「だらし内閣」にあまり期待はできない。
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