スーパーにクマが立て籠り ― 2024年12月01日
![スーパーにクマが立て籠り スーパーにクマが立て籠り](http://so2.asablo.jp/blog/img/2024/12/01/6e623e.jpg)
30日午前6時20分頃、秋田市のスーパー「いとく土崎みなと店」に体長約1メートルのクマが侵入し、47歳の男性従業員が頭や顔を負傷する事件が発生した。クマは店内に居座り、捕獲のため市が米ぬかやハチミツを入れた箱わなを設置したが、今朝になっても捕獲されていない。当時、開店準備中の従業員21人のうち、負傷した男性を除く20人は警察署に避難して無事だった。店舗は臨時休業し、営業再開は未定。現場周辺は住宅街で、近隣住民はクマが逃げ出す可能性に不安を感じている。今年、秋田県内でクマによる人身被害は11件目で、警察が警戒を続けているという。民家に近い場所での猟銃の発砲は違法となるため、わなを仕掛けて捕獲するしかないというが本当にこれで良いのだろうか。駆け付けた警察官が、警察官職務執行法に基づいてハンターに発砲を命じることは可能だが、弾が住宅の方向に跳ね返ることも想定する必要があり、猟銃での駆除を決断するのは相当困難だと言われていている。
北海道の砂川市では、ヒグマ駆除の際に住宅の方向にハンターが発砲したとして公安委員会から猟銃所持の許可を取り消された。これを不服とするハンターが一審で勝訴したにも関わらず、道側が控訴して勝訴したことから北海道猟友会はクマ駆除の出動要請に応じないと反発を強めていた。現在は猟友会の各支部で判断するとハンター側は軟化しているというが、いかにも「お役所仕事」の警察の姿勢が伺われる。それで危機対応ができるのかという市民の不安も高まるばかりだ。人身被害を与えたクマの場合は速やかに周囲の住民を安全範囲まで移動させ駆除のために発砲を命じるべきだ。
北海道の砂川市では、ヒグマ駆除の際に住宅の方向にハンターが発砲したとして公安委員会から猟銃所持の許可を取り消された。これを不服とするハンターが一審で勝訴したにも関わらず、道側が控訴して勝訴したことから北海道猟友会はクマ駆除の出動要請に応じないと反発を強めていた。現在は猟友会の各支部で判断するとハンター側は軟化しているというが、いかにも「お役所仕事」の警察の姿勢が伺われる。それで危機対応ができるのかという市民の不安も高まるばかりだ。人身被害を与えたクマの場合は速やかに周囲の住民を安全範囲まで移動させ駆除のために発砲を命じるべきだ。