キャプテン・アメリカⅣ ― 2025年02月20日

「キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド」は「キャプテン・アメリカ」シリーズ第4作である。ファルコンことサム・ウィルソンが新たなキャプテン・アメリカとして登場する。スティーブ・ロジャースから盾を託されたサムは、テロ事件の発生により世界大戦の危機を迎えた国際会議で奮闘する。しかし、その背後にはアメリカ大統領となったサディアス・ロスがレッドハルクとして立ちふさがり、さらには陰謀を仕組んだ人物が存在する。アンソニー・マッキーがサムを引き続き演じ、ハリソン・フォードが亡くなったウィリアム・ハートに代わってロスを演じる。さらに、「インクレディブル・ハルク」に登場したティム・ブレイク・ネルソン演じるサミュエル・スターンズやリブ・タイラー演じるエリザベス・ロスも再登場する。また、「SHOGUN 将軍」の平岳大が日本の首相役で出演する。監督は「クローバーフィールド・パラドックス」「ルース・エドガー」を手掛けたジュリアス・オナーが務める。新たなキャプテン・アメリカとして奮闘するサムの物語が、複雑な国際政治と個人的な葛藤を交えながら描かれる。ハリウッドのアクション映画が観たかったが、これしかなかったためTOHOシネマの6ポイントを使って無料で観た。この映画も嫌いではないが、第1作からどんどん質が落ちている感じがする。ハリソン・フォードと言えばインディー・ジョーンズだが、今回は大統領役。さすがに年取ったなと思わせる御年82歳。先日引退宣言を聞いたばかりだ。
今回のテーマは人を操るテクノロジーで世界大戦の目論見をくじく話だ。日本政府が来日した米国大統領に「NO!」を突きつけるシーンがあるが、外国人はこのシーンをどう見たのだろうか。日本人としては「YES」マン総理大臣ばかりをリアルに見てきているので吹き出してしまった。今回は「中国」が全く出てこず、世界はロシアとインド、日米が覇権を握るという設定だったので、今の米国の意図が働いているのかと思わせるシナリオだった。サム・ウィルソン役のアンソニー・マッキーは男前だけど、もう少し野性味があった方がいい。キャプテン・アメリカは無敵の正義漢という設定なので仕方がないが、役が交代したのだから白人のクリス・エヴァンスのイメージを引き継ぐ必要もなかったと思っている。題材は地球外物質を巡る大戦争前夜というぶっ飛び話なのに、社会のリアルに引き寄せすぎて面白みを失っているように感じた。
今回のテーマは人を操るテクノロジーで世界大戦の目論見をくじく話だ。日本政府が来日した米国大統領に「NO!」を突きつけるシーンがあるが、外国人はこのシーンをどう見たのだろうか。日本人としては「YES」マン総理大臣ばかりをリアルに見てきているので吹き出してしまった。今回は「中国」が全く出てこず、世界はロシアとインド、日米が覇権を握るという設定だったので、今の米国の意図が働いているのかと思わせるシナリオだった。サム・ウィルソン役のアンソニー・マッキーは男前だけど、もう少し野性味があった方がいい。キャプテン・アメリカは無敵の正義漢という設定なので仕方がないが、役が交代したのだから白人のクリス・エヴァンスのイメージを引き継ぐ必要もなかったと思っている。題材は地球外物質を巡る大戦争前夜というぶっ飛び話なのに、社会のリアルに引き寄せすぎて面白みを失っているように感じた。