県警資料漏えい?告発?2024年06月08日

鹿児島県警退職の元生活安全部長が内部資料漏えいの疑いで逮捕。弁護士が勾留理由の開示を求める手続きが鹿児島簡易裁判所で開かれ、容疑者は「県警職員の犯罪行為を県警本部長が隠ぺいしようとしたことが許せなかった」と意見陳述し、代理人弁護士は拘留の取り消しを求める準抗告を行った。ドラマではあるある事件だし、ピラミッド型の大組織では官民問わず毎日のように起こっている事件でもある。その大半が現場でもみ消されトップの身分を守っている。しかし、責任を問われるべきは情報提供された側の記者である。記者は情報源の秘匿が最も重要だ。容疑者こと元部長は知り合いでもない北海道の記者に実名を明かさず郵送で情報を送った。記者は遠方で取材不可として、福岡のWEB記者にこの情報を転送した。このWEB記者は鹿児島県警の他の内部リーク記事を扱っていた。県警は、被害者情報までが公開された記事を違法としてWEB記者の家宅捜索を行う。そのガサ入れの中で元部長の手紙を見つけ出し今回の逮捕に至った。

県警本部長にしてみればこの内部リーク事件で不祥事を起こさぬようにと謝り倒した矢先の泣き面に蜂の事件だった。だが、今回の事件は質が違う。トップが隠ぺい指示した疑惑が出てきたのだ。元部長も既知の記者に実名を明らかにして告発したほうが拘留は免れたかも知れない。今回の事件は泥棒に縄を結わせるような捜査になり、良くて本部長の辞職で幕はひかれてしまうのだろう。しかし、「今回、私が行った行為により、多くの方々にご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ないと思っています。ですが、私としては、警察官として、信じる道を突き通したかったのです。決して自分の利益のために行ったことではありません。鹿児島県警においては、間違っていることは間違っていると認め、県民の皆様に、再び信頼してもらえる組織に生まれ変わってくれること心より願っております」という元部長の捨て身を無駄にしたくはない。