エンディングノート2024年09月16日

エンディングノート
敬老の日は、元々「としよりの日」として1947年に兵庫県多可町で始まった。「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という趣旨で9月15日に敬老会を開催したのが始まりという。この活動が全国に広まり、1966年に「敬老の日」として国民の祝日に制定され2003年からは9月の第3月曜日に変更された。「高齢者」とは、一般的に65歳以上の人を指す。65歳から74歳までを「前期高齢者」、75歳以上を「後期高齢者」と分類する。日本の75歳以上の人口は約16%、65歳から74歳は13%で、平均寿命は男が81歳、女が87歳だ。自分は今日、とうとう敬老する年齢からされる年齢に変わったわけだ。あまり実感はないが、人口の3割近い高齢者の仲間入りをした。そして、統計学的には50%の確率で、あと16年程で人生が終わる。毎年平均寿命は14日づつ伸びるといっても誤差は1年未満だ。

65歳は終活に入るべき年齢とも言われる。1エンディングノートの作成・2財産の見直しと老後資金の計画・3将来の生活費や財産の整理・4遺言書の作成・5断捨離・身辺整理・6デジタル終活・7住まいの検討・8医療・介護の希望と終活の内容をAIが教えてくれた。エンディングノートは自分のやり残していることや希望を整理するわけだが、後の7つを記載する意味もある。経済的な課題は心配すればキリがない。遺言に残すほどの資産もない。退職を機に家財はほとんど整理した。パスワードやID管理は事務を任されている団体のものを引き継ぐ程度だ。住まいは子どもの世話にならない選択をする予定だ。延命治療は必要なく痛みのない最後を迎えたい。こうして考えると引き継ぐべきものがなければ大して心配するほどのこともなく準備も知れている。問題はこの記憶が続く保障がないことだ。80歳までの認知症の発症確率は1割程度だが、親父は早く発症していたので遺伝的リスクは高い。つまりエンディングノートは自分を忘れてしまう前提で書くものなのだろうと納得している。