韓国の非常戒厳宣布 ― 2024年12月04日
![やぶれかぶれ戒厳令 やぶれかぶれ戒厳令](http://so2.asablo.jp/blog/img/2024/12/04/6e6b71.jpg)
韓国の尹錫悦大統領が非常戒厳を宣布し、その後解除した問題で、革新系最大野党「共に民主党」はこれを「重大な憲法違反」と非難し、即時辞任を要求した。尹氏が応じない場合は弾劾を進めると表明し、対決姿勢を強調。一方、与党「国民の力」も尹氏に説明責任を求め、戒厳建議を行った金竜顕国防相の解任を要求。戒厳に批判的な保守層も多く、尹氏の求心力低下は避けられない状況だ。尹氏は野党の動きを「内乱の画策」と批判し、戒厳司令部を稼働。政治活動を全面禁止し、国会に軍を展開させたが、国会で戒厳解除要求が全会一致で可決され、尹氏は軍撤収と戒厳解除を表明した。国政運営は混迷を深める見通しという。この事態を受け、社民党や立憲民主党は戒厳発令を危険視し、緊急事態条項導入への反対を強調。一方、自民党や維新の会は、国会同意や解除手続きを含む「権力統制型」の条項導入の必要性を訴えたという。
やぶれかぶれ解散という言葉は聞いたことがあるが、やぶれかぶれ戒厳令とは恐ろしい。尹錫悦大統領率いる韓国与党はこの春に大敗し日本と同じく少数与党で、支持率も石破内閣もびっくりの2割以下だったという。野党は政府予算案の大幅減額を提案。同時に、大統領夫人の株価操作疑惑や学歴詐称疑惑、大統領公館の内装工事の特別待遇疑惑など、さまざまなスキャンダルを野党は利用し、複数の閣僚と、政府監査機関のトップを含む検察幹部らについて、大統領夫人に対する捜査を怠ったとして弾劾に動いた。予算は通らず減額され病院機能すら停止し、閣僚の首まで飛ばされそうになった大統領は血迷って非常戒厳を宣布したというわけだ。気になるのは韓国野党も日本と同じく政策ではなくスキャンダルで政権を揺さぶる姿勢だ。しかも大統領夫人のスキャンダルと与党政策は関係がない。数を力に何でもかんでも持ち出して国民を煽り政権奪還に利用するのは賛成できない。しかし、それに憤り破れかぶれに軍隊で弾圧しようというのはあまりにも幼稚すぎる。政治家のスキャンダルで国会大半の時間を使い、まともな政策論争をしない日本の野党も同じようなものだ。その国の民度が政治の民主的レベルを体現するという。案の定、わが意を得たりと立憲は緊急事態条項導入を含む憲法改正に待ったをかけた。そうじゃないだろうと思わず声が出てしまう。
やぶれかぶれ解散という言葉は聞いたことがあるが、やぶれかぶれ戒厳令とは恐ろしい。尹錫悦大統領率いる韓国与党はこの春に大敗し日本と同じく少数与党で、支持率も石破内閣もびっくりの2割以下だったという。野党は政府予算案の大幅減額を提案。同時に、大統領夫人の株価操作疑惑や学歴詐称疑惑、大統領公館の内装工事の特別待遇疑惑など、さまざまなスキャンダルを野党は利用し、複数の閣僚と、政府監査機関のトップを含む検察幹部らについて、大統領夫人に対する捜査を怠ったとして弾劾に動いた。予算は通らず減額され病院機能すら停止し、閣僚の首まで飛ばされそうになった大統領は血迷って非常戒厳を宣布したというわけだ。気になるのは韓国野党も日本と同じく政策ではなくスキャンダルで政権を揺さぶる姿勢だ。しかも大統領夫人のスキャンダルと与党政策は関係がない。数を力に何でもかんでも持ち出して国民を煽り政権奪還に利用するのは賛成できない。しかし、それに憤り破れかぶれに軍隊で弾圧しようというのはあまりにも幼稚すぎる。政治家のスキャンダルで国会大半の時間を使い、まともな政策論争をしない日本の野党も同じようなものだ。その国の民度が政治の民主的レベルを体現するという。案の定、わが意を得たりと立憲は緊急事態条項導入を含む憲法改正に待ったをかけた。そうじゃないだろうと思わず声が出てしまう。