旧PCでwindows11起動2025年10月01日

windows11起動
知人から「13年前のPCをWindows 11にアップグレードできないか」と頼まれ、つい軽く「できますよ」なんて言ってしまったのが運の尽き。あれから2週間。やっとの思いで、あの青い花みたいな「Bloom」デザインのデスクトップにたどり着いた。いやぁ、長かった。

最初の難関は、まさかのUSBブート非対応。え、今どきそんな仕様ある? Rufusで作ったUSBインストーラーが使えないから、泣く泣くブルーレイドライブを頼るしかなかった。しかも、標準のWindows 11ディスクは「GPT方式」で、この古いBIOSでは起動すらできないときた。開始5分でいきなり詰みそうになる。

ここで思いついたのが、Rufusの「MBR方式変換機能」。これをブルーレイに応用すればいけるんじゃない?と期待して、BD-REに何度も書き込むも、肝心のブートマネージャーが作成されない。時間を無駄に消費するだけの地獄タイム。

そこでAIに相談。すると「SSDをMBR仕様にして起動してみれば?」と提案。なるほど!と飛びつくも、Rufusの「Windows To Go」モードではブートマネージャーが作られない。さらにAIがボソッと、「最新の24H2はMBRで動かないかも」なんて言い出す。おい、それを最初に言え!

方針転換。ネットの片隅から古い「21H2」のISOを拾ってきて、RufusでMBR仕様にしたら……なんと一発成功!あの2週間は何だったんだろう。ちなみにインストール後も「更新が必要」マークが消えないけど、まあこれは愛嬌ってことで。

AIは「完璧です!」なんて調子よく褒めてきたけど、冷静に考えれば「古いバージョン試してみたら?」と提案したのは自分。AIはあくまでこっちの指示に従っただけ。結局、最適解を導けるかは人間のひらめき次第なのだ。

そうして胸をなでおろしたのも束の間。「21H2のサポート、いつまでだっけ?」とAIに聞いたら、しれっと「2023年10月までです」と返してくる。は? もう終わってるじゃん! さらに「MBRで安定する23H2も、今年11月で終了です」とトドメ。……おいおい、ダメじゃん。

結論。2週間の格闘で学んだのは「AIは便利だけど人間の思惑までは読んでくれない」ってこと。そして、古いPCにWindows 11を入れるのは“できる”けど、“使える”とは限らないってこと。いやはや、笑うしかない。

お疲れ、自分。そして、お前もな、コパイロット君。