球根泥棒 ― 2025年01月24日
朝庭先を見ると、チューリップの球根を植えた花壇が掘り返され球根が無くなり良く見ると芽の部分だけが捨てられていた。1カ月度前も同じように球根が掘り出されていたが、食べられた跡はなかったので元に戻し、周囲に大き目の石で囲っておいた。今回は石が蹴飛ばされていたので明らかに球根狙いなのだろう。庭先にはねこ除けのために、フラッシュライトと超音波で動物を追い払うセンサーライトを1基だけ置いている。この場所はちょうどセンサーの守備範囲から外れており反応しない場所だ。センサーが働く範囲のチューリップ花壇は球根が見えているものもあるのに一切被害がないのだ。球根泥棒はセンサーの守備範囲を巧みに避けて球根を掘り返し食ったのに違いない。センサーをよけるとは映画に出てくるスパイのような賢さだと感心した。
夜行性の動物で球根を掘り出して食す輩は、ネズミ・ハクビシン・アライグマらしい。猫はセンサーライトを学習しているらしく設置後2年一度も侵入していないし、球根は食さない。ネズミにしては動かした石が大きすぎるし穴も大きい。ハクビシンは猫に似た希少動物だがご近所での発見は聞かない。近所の目撃を耳にするのはアライグマだ。神奈川でアライグマによる農作物被害が拡大しており、被害額が約2600万円に急増しているとか、札幌市の住宅街で家庭菜園のトウモロコシ約120本がアライグマに食べられる被害はニュースで見たが、普通の住宅地にも野生化したアライグマがすみついているらしい。アライグマならセンサー範囲を回避して球根泥をしそうな感もある。前回は1か月前なので住宅街全体を漁っているようだ。発見されたのはかなり離れた河川周辺域なので別の個体かもしれない。もう一度大きな石を置いて観察をしている。
夜行性の動物で球根を掘り出して食す輩は、ネズミ・ハクビシン・アライグマらしい。猫はセンサーライトを学習しているらしく設置後2年一度も侵入していないし、球根は食さない。ネズミにしては動かした石が大きすぎるし穴も大きい。ハクビシンは猫に似た希少動物だがご近所での発見は聞かない。近所の目撃を耳にするのはアライグマだ。神奈川でアライグマによる農作物被害が拡大しており、被害額が約2600万円に急増しているとか、札幌市の住宅街で家庭菜園のトウモロコシ約120本がアライグマに食べられる被害はニュースで見たが、普通の住宅地にも野生化したアライグマがすみついているらしい。アライグマならセンサー範囲を回避して球根泥をしそうな感もある。前回は1か月前なので住宅街全体を漁っているようだ。発見されたのはかなり離れた河川周辺域なので別の個体かもしれない。もう一度大きな石を置いて観察をしている。
京都アリーナ ― 2024年12月10日
京都府は向日町競輪場跡の大型アリーナ整備計画を発表した。観客席は9000席以上、最大9300席(コンサート時)を設け、2028年10月の開業を予定している。事業は伊藤忠商事を代表とするグループが担当し、総事業費は348億円、地上5階建て、延べ床面積は約2万9700平方メートルとされる。アリーナはプロバスケットボールリーグ「Bプレミア」の参入基準4000人を満たし、京都ハンナリーズの本拠地を目指している。地元の市民グループは、交通対策や施設の詳細が不明であることから、計画の撤回と市民説明会の開催を求めて懇談を行った。署名7647人分が提出され、道路・交通対策やアリーナの高さ、敷地全体図の情報提供を要求したが、府の担当者は現時点での資料提供は困難と回答し、12月議会を経て示す意向を示した。同会は詳細な情報提供と住民説明会の開催を再度求めている。同会代表は住民説明会の開催が6月以降行われていないことを批判し、府に計画の撤回と再検討を求めている。確かに向日町周辺の道路事情は悪い。基幹道路は東端の国道171号線だけで町の中心部を貫く道路は2車線の細い西国街道だけで北行きはいつも渋滞している。その結果市内の交通量は抑制されるので車での移動には不便だが住民には静かで暮らしやすい環境ともいえる。
向日町競輪場は、2025年秋の国民スポーツ大会で自転車競技の会場として使われたあとに完全に解体され、ほかの競輪場で行われるレースの投票券の発売所は残されるという。これまで競輪では月に三日程度の昼開催で千人程度の入場数だったものが、プロバスケットでは平日でも4000人越えの観客がシーズン中は月7日程度のナイター開催に足を運ぶ。休日のイベントで1万人弱が来場するとすれば、周辺道路の拡幅などが同時に計画されるべきだろう。阪急東向日駅から徒歩だと上り坂を15分、JR向日町駅からだと20分かかる。競輪開催日には無料バスが運行していたが、各駅のバスターミナルが狭いし阪急の踏切もあり、大量運行は難しい。現在の駐車場は600台しか収容できず、道幅は広くないので試合時間が夕刻に特定されるバスケット試合では大混雑が予想される。せめて阪急線の高架化と駅前再開発を同時計画する総合開発計画が必要だ。70年前の道路状況のまま入れ物だけを新調してもうまくいくわけがない。
向日町競輪場は、2025年秋の国民スポーツ大会で自転車競技の会場として使われたあとに完全に解体され、ほかの競輪場で行われるレースの投票券の発売所は残されるという。これまで競輪では月に三日程度の昼開催で千人程度の入場数だったものが、プロバスケットでは平日でも4000人越えの観客がシーズン中は月7日程度のナイター開催に足を運ぶ。休日のイベントで1万人弱が来場するとすれば、周辺道路の拡幅などが同時に計画されるべきだろう。阪急東向日駅から徒歩だと上り坂を15分、JR向日町駅からだと20分かかる。競輪開催日には無料バスが運行していたが、各駅のバスターミナルが狭いし阪急の踏切もあり、大量運行は難しい。現在の駐車場は600台しか収容できず、道幅は広くないので試合時間が夕刻に特定されるバスケット試合では大混雑が予想される。せめて阪急線の高架化と駅前再開発を同時計画する総合開発計画が必要だ。70年前の道路状況のまま入れ物だけを新調してもうまくいくわけがない。
「平安の文化へ」南ミ連講演会 ― 2024年12月08日
南ミ連(京都府南部地域ミュージアム連絡協議会)は、乙訓、山城地域の公立の資料館等の9館が連携する組織だ。今年は、話題の源氏物語をテーマに展示や講演会、現地見学会を行っている。昨日は大山崎ふるさとセンターで宇治の源氏物語ミュージアムの館長家塚智子氏を迎えての講演会と、向日市大山崎町八幡市の学芸員が平安貴族との関連で報告をした。80名の募集定員なので30分前に到着すれば楽勝だと思っていたが大間違いだった。すでに50名ほどの歴史ファンが入り口前まで並んでいた。参加者は高齢者ばかりだが源氏物語人気は根強いのだろう。源氏物語といっても家塚氏が宇治十帖を話した以外は、向日市は平安貴族と大原野神社の関係を、大山崎町はかつての山崎橋を築いた行基が長岡京や平安遷都の契機を作ったという話、八幡市は八幡宮の一の鳥居の扁額を書いた平安の三蹟・藤原行成に纏わる書の話だった。源氏物語というよりかは学芸員らしく地元名跡の平安時代の考察を語ったということだ。
面白かったのは、向日市館長の大原の話で平安当時の長岡と言えば大原野を指したらしい。春日大社の分院の大原野神社には歴代の天皇や皇后が足を運んでいる。長岡京に遷都した桓武天皇も鷹狩を好み、その後貴族たちは大原野に来て狩猟を楽しんだらしい。長岡京が遺跡発見される昭和までは長岡と言えば大原野のことだと、古文書などから話をされた。宇治川をはさんで光源氏の子孫の恋バナ宇治十帖が展開される話も興味深かった。現代語訳でも読み返してみようかという気になった。
面白かったのは、向日市館長の大原の話で平安当時の長岡と言えば大原野を指したらしい。春日大社の分院の大原野神社には歴代の天皇や皇后が足を運んでいる。長岡京に遷都した桓武天皇も鷹狩を好み、その後貴族たちは大原野に来て狩猟を楽しんだらしい。長岡京が遺跡発見される昭和までは長岡と言えば大原野のことだと、古文書などから話をされた。宇治川をはさんで光源氏の子孫の恋バナ宇治十帖が展開される話も興味深かった。現代語訳でも読み返してみようかという気になった。
小浜・京都ルート ― 2024年12月07日
北陸新幹線の敦賀―新大阪間延伸に向け、詳細ルート決定が進行中だ。与党整備委員会は今年度末の着工を目指し、12月4日から関係者へのヒアリングを開始。福井県知事は「延伸は国の発展に不可欠」と述べ、早期議論の解決を求めた。2016年に「小浜・京都ルート」が決定しているが、京都市内の駅位置を巡る3案が依然議論中で、政府は2025年度当初予算案に調査費を計上予定だ。延伸工事には最大5.3兆円の財源が必要とされ、地方自治体の財政負担が大きな課題となっている。地方負担軽減を求める声が上がる一方、財政事情が厳しい政府との調整が難航している。酒蔵の伏見では地下水への影響が懸念され京都市長は「市民の安心に繋がるデータと根拠が必要」と述べた。過去には西九州新幹線が地方の反発で一部区間のみ開業する例もあり、財源確保や住民理解が延伸計画の鍵となる。新幹線日本海ルートの建設は国土強靭化の一環として期待されるが、課題解決には時間がかかりそうだという。5兆円という支出は当初予算の倍以上、東京大阪間のリニア新幹線の工費10兆円の半分で、さすがに盛り過ぎで何が正しいのか分からなくなる報道だ。
敦賀米原案は現在の東海道新幹線の過密状況では米原接続は不可能だと言われ、滋賀県も米原案を固辞したことから小浜案が決定された。舞鶴案は経費的に無理があるのと、ローカル線を殺してしまう可能性があり否定された。とはいうものの日本海ルートを実現するには小浜まで西へ延伸させて次の鳥取延伸の布石にする必要がある。京都へのアクセスは東海道新幹線と交差するのに駅を作らない理由にはならないことと、リニアが京都に来ないので京田辺市の松井山手で接続させたい狙いがあった。こうして様々な狙いがあって8年前に調整して決めたものをまたもや蒸し返しているのは、統治力が弱まっているからだろう。少数与党の状況では蒸し返しが激しくなってくるので当分は前に進みそうもない。
敦賀米原案は現在の東海道新幹線の過密状況では米原接続は不可能だと言われ、滋賀県も米原案を固辞したことから小浜案が決定された。舞鶴案は経費的に無理があるのと、ローカル線を殺してしまう可能性があり否定された。とはいうものの日本海ルートを実現するには小浜まで西へ延伸させて次の鳥取延伸の布石にする必要がある。京都へのアクセスは東海道新幹線と交差するのに駅を作らない理由にはならないことと、リニアが京都に来ないので京田辺市の松井山手で接続させたい狙いがあった。こうして様々な狙いがあって8年前に調整して決めたものをまたもや蒸し返しているのは、統治力が弱まっているからだろう。少数与党の状況では蒸し返しが激しくなってくるので当分は前に進みそうもない。