ポケモンGOはスパイ活動 ― 2024年09月13日

ロシアと軍事同盟を結ぶベラルーシの国防省高官は、任天堂と米企業が共同開発したゲームアプリ「ポケモンGO」が、ベラルーシの軍事機密の収集などスパイ活動に使われていたと国営テレビで発言した。ポケモンGOは、スマホの位置情報とカメラ機能を利用し、各地に配置されたキャラクターを捕獲して育成したり、他プレーヤーと対戦させたりするゲームで2016年のサービス開始後、日本や世界で人気を呼び、社会現象となった。2022年2月のロシアによるウクライナ侵略の開始を受け、運営側はロシアと、侵略を支援したベラルーシでのサービスを停止した。高官は、ベラルーシでポケモンGOが稼働していた当時、「最も多くポケモンが配置されていたのは首都ミンスク近郊の空軍基地だった。そこには滑走路や航空兵器があった」「これこそ諜報活動ではないのか」と述べたが、具体的な証拠は示さなかった。ベラルーシ治安当局は日本語講師などをしていた中西雅敏さんをスパイ容疑で拘束し、国営テレビが中西さんの拘束を大々的に報じるなど、「ベラルーシでの日本の諜報活動」を喧伝する姿勢を強めている。日本に情報戦を仕掛ける露中北の独裁国家の十八番と思っていたら、ベラルーシも仲間入りだ。もともと共産圏の一角なのだから驚きはしないが、着眼点が素晴らしい。ポケモンGOが日本産のスパイ用具とはさすがに思いつかなかった。
ブーム当時は自分も行先で遊んでいたが、あほらしくなってやめた。ポケモンGOの開発コンセプトは屋内でゲームをしている子供に外に出る機会を作りたいというものだった。まさかスパイ活動の道具と言われるとは作者もびっくりだろう。ポケモンは公園等子供が遊べる広い敷地に出現するように設計されている。もちろん全世界の子供の遊び場を調べたわけではなく地図アプリで確認できる公園や建物を自動的に選択してポケモンの出現率を調整している。人を見ればスパイと思えという独裁国家ではスマホを掲げるだけで国家秘密を撮影したとして拘束される。平和ボケのわが国で言うなら、人ごみの中でスマホを腰より下に持つとわいせつ容疑で逮捕されるという感じだろう。いわれのない嫌疑をかけられたポケモンたちには侵略国を「ピカピーカー」と退治してほしいものだ。
ブーム当時は自分も行先で遊んでいたが、あほらしくなってやめた。ポケモンGOの開発コンセプトは屋内でゲームをしている子供に外に出る機会を作りたいというものだった。まさかスパイ活動の道具と言われるとは作者もびっくりだろう。ポケモンは公園等子供が遊べる広い敷地に出現するように設計されている。もちろん全世界の子供の遊び場を調べたわけではなく地図アプリで確認できる公園や建物を自動的に選択してポケモンの出現率を調整している。人を見ればスパイと思えという独裁国家ではスマホを掲げるだけで国家秘密を撮影したとして拘束される。平和ボケのわが国で言うなら、人ごみの中でスマホを腰より下に持つとわいせつ容疑で逮捕されるという感じだろう。いわれのない嫌疑をかけられたポケモンたちには侵略国を「ピカピーカー」と退治してほしいものだ。