宿泊税の最高額を1万円2025年01月15日

宿泊税の最高額を1万円
京都市は、現行の宿泊税(1人1泊200~1,000円)の最高額を1万円に引き上げる案を発表。1泊10万円以上の宿泊に適用され、税収増を目指す。改正案は2024年2月の市議会で審議後、同意を得て2025年3月から施行予定。現行の3区分を5区分に変更し、最低税額200円を据え置く一方、1泊料金に応じ税額を段階的に引き上げる。税収は2023年度の約52億円から約126億円に増加見込み。オーバーツーリズム問題や観光の持続可能性を踏まえ、松井市長は「公平な負担」を強調。税収は景観保全や社会インフラ整備などに活用される予定。他自治体では定額制が主流だが、北海道俱知安町では2%定率制を採用している。夏の京都四条通は個々はどこの国かと見紛うほどの外国人だらけだ。祇園祭の路地も錦市場も足の踏み場もないほどの混雑ぶりだ。そもそも1000年以上前から同じ道幅のままで溢れに溢れた観光客を捌けるわけがない。市バスは観光客の謎のスーツケース(ホテルにおいて来いよ)で満員で主要路線では市民の足を奪っている。値上がりした食品も工芸品も観光客にしてみれば円安で母国の子供の小遣いほどの値段なので飛ぶように売れる。調子に乗った店舗は外国人価格で値段を吊り上げ日本人には手が出なくなってくる。小洒落た立ち飲みビヤカウンターで飲んだ地ビール1杯1500円には目をむいてしまう。

「堪忍しておくれやす」というのが京都人の正直な気持ちなので、宿泊税が1万になっても誰も文句は言わないだろう。ただ、その程度の値上げでオーバーツーリズムが改善されるわけがない。1泊10万円以上の宿に泊まる観光客はそもそもお金持ちで下々のゲストハウス利用の我々とは違う世界で生きている。京都で一人1泊10万円以上の宿といわれても柊家か俵屋くらいしか思いつかない。確か最高グレードで50万円ほどだと思う。あとは仁和寺の松林庵が100万円だったかと思うが宿泊人数は知れている。本当に観光客の数を減らそうとするなら航空機を下りた税関で滞在期間に応じて1泊5万円ほど課税すれば上客の外国人だけを招くことができるだろう。とにかく観光客が多すぎるのは何とかしてほしい。
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